特定のWebサイトを閲覧中にMicrosoft Edgeがフリーズする、または動作が極端に遅くなる経験はありませんか。
これは、Webサイトが使用するプロセスがEdge全体に影響を与えている可能性があります。
この記事では、Edgeのサイト分離設定を利用して、問題のあるWebサイトを他のタブやプロセスから隔離する手順と、その効果について解説します。
【要点】フリーズを引き起こすWebサイトをサイト分離する設定
- サイト分離機能の有効化: Edgeの内部設定でサイト分離機能を有効にする。
- 特定のサイトを分離: 問題のあるWebサイトを個別のプロセスで実行するように設定する。
- 効果の確認: 設定適用後、該当サイトの閲覧中にEdgeのフリーズや遅延が解消されるか確認する。
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目次
サイト分離機能がEdgeのフリーズを防ぐ仕組み
Webサイトは、ブラウザ内でレンダリングプロセスと呼ばれる独立した処理単位で実行されます。
通常、Edgeでは複数のWebサイトやタブが複数のプロセスに割り当てられ、互いに影響しないように設計されています。
しかし、悪意のあるスクリプトやリソースを大量に消費するWebサイトは、単一のプロセスに過負荷をかけ、ブラウザ全体のフリーズを引き起こすことがあります。
サイト分離機能は、より細かくWebサイトを個別のプロセスに割り当てることで、一つのWebサイトの問題が他のタブやブラウザ全体に波及するのを防ぎます。
これにより、問題のあるWebサイトを閲覧しても、Edge全体の動作が停止するリスクを低減できます。
Edgeのサイト分離設定を有効化する手順
Edgeのサイト分離設定は、内部設定ページ(edge://flags)から有効化します。
- Edgeを開き、アドレスバーに「edge://flags」と入力してEnterキーを押す
Edgeの実験的な機能設定ページが表示されます。 - 「Experimental Site Isolation」を検索する
ページ上部の検索ボックスに「Experimental Site Isolation」と入力します。 - 設定を「Enabled」に変更する
検索結果に表示された「Experimental Site Isolation」のドロップダウンメニューを「Enabled」に変更します。 - Edgeを再起動する
設定変更を適用するために、Edgeブラウザを再起動してください。
問題のあるWebサイトを個別に分離する設定
サイト分離機能を有効にした後、特定のWebサイトをさらに厳密に分離することも可能です。
- Edgeの設定を開く
Edgeの右上にある三点リーダー(・・・)をクリックし、「設定」を選択します。 - 「システムとパフォーマンス」を選択する
左側のメニューから「システムとパフォーマンス」をクリックします。 - 「ブラウザーのパフォーマンスを向上させる」セクションを表示する
表示された設定項目の中から「ブラウザーのパフォーマンスを向上させる」の項目を探します。 - 「パフォーマンス設定」の「サイト分離」項目を探す
このセクション内に「サイト分離」という項目がある場合があります。Windows 11の最新バージョンでは、この項目が直接表示されることがあります。 - 「サイト分離」の設定を確認・変更する
もし「サイト分離」項目が表示されていれば、その設定を確認します。通常は自動で機能しますが、特定のサイトで問題が発生している場合は、そのサイトを個別に分離するオプションがないか確認します。 - (補足)Windows 10の場合
Windows 10では、edge://flags の設定が主な方法となります。edge://settings に直接的なサイト分離設定項目がない場合があります。
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サイト分離設定の確認と効果
サイト分離設定を有効にし、必要に応じて特定のサイトを分離した後、その効果を確認します。
以前フリーズや遅延が発生していたWebサイトを再度開き、ブラウザの動作が安定しているかを確認してください。
もし、サイト分離機能が有効になっていても問題が解決しない場合は、そのWebサイト自体に問題があるか、Edgeの他の設定や拡張機能が影響している可能性があります。
サイト分離設定を無効にする方法
サイト分離機能は実験的な機能であり、場合によってはブラウザのメモリ使用量が増加したり、予期しない動作を引き起こす可能性もゼロではありません。
もし、サイト分離機能を有効にした後にEdgeの動作が全体的に不安定になったり、他の問題が発生した場合は、以下の手順で無効化してください。
- Edgeを開き、アドレスバーに「edge://flags」と入力してEnterキーを押す
実験的な機能設定ページが表示されます。 - 「Experimental Site Isolation」を検索する
ページ上部の検索ボックスに「Experimental Site Isolation」と入力します。 - 設定を「Default」または「Disabled」に戻す
ドロップダウンメニューを「Default」(既定値)または「Disabled」(無効)に変更します。 - Edgeを再起動する
設定変更を適用するために、Edgeブラウザを再起動してください。
EdgeとChromeにおけるサイト分離の比較
| 項目 | Microsoft Edge | Google Chrome |
|---|---|---|
| サイト分離機能 | edge://flags の「Experimental Site Isolation」で有効化可能。一部バージョンでは設定画面にも項目あり。 | デフォルトで有効化されており、通常は意識する必要がない。chrome://flags で詳細設定可能。 |
| メモリ使用量 | 有効化により増加する可能性。 | 有効化により増加する可能性。 |
| 安定性 | 問題のあるWebサイトによるフリーズリスクを低減。 | 問題のあるWebサイトによるフリーズリスクを低減。 |
| 設定の容易さ | edge://flags からの操作が主。Windows 11では設定画面からも一部操作可能。 | 基本的にはデフォルトで機能。詳細設定はchrome://flags。 |
EdgeとChromeはどちらもChromiumベースのため、サイト分離の基本的な仕組みは共通しています。
Chromeはサイト分離がデフォルトで有効になっているため、ユーザーが明示的に設定を変更する必要はほとんどありません。
一方、Edgeでは、特定の状況下でこの機能を有効にするための設定が必要になる場合があります。
どちらのブラウザも、サイト分離を有効にすることで、単一のWebサイトの問題がブラウザ全体に影響するのを防ぎ、安定性を向上させることができます。
ただし、機能が有効になることでメモリ使用量が増加する可能性がある点には注意が必要です。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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