【Zoom】音楽や原音モードを有効にする方法と用途別の使い分け

【Zoom】音楽や原音モードを有効にする方法と用途別の使い分け
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Zoomで音楽を演奏したり、ナレーションや楽器の生音をクリアに届けたいとお考えではありませんか。通常のミーティング設定では、音声が圧縮されてしまい、音楽や繊細な音程が十分に再現されないことがあります。そこで役立つのが、Zoomが用意する「音楽モード」と「原音モード」です。この記事では、これらのモードを有効にする具体的な手順と、用途に合わせた使い分けのポイントを詳しく解説します。

【要点】音楽モード・原音モードの有効化と使い分け

  • 設定→オーディオ→「高忠実度の音楽モード」を有効: 音楽演奏やボーカル収録時に、音質の劣化を抑え、広い周波数帯域を維持します。
  • 設定→オーディオ→「オリジナルサウンド」を有効: エコーキャンセレーションやノイズリダクションをバイパスし、マイク入力の生の音をそのまま配信します。
  • ミーティング参加中のメニューからも切り替え可能: 画面左下の「ミュート」横の「^」アイコンから、リアルタイムでモード変更ができます。

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音楽モードと原音モードの概要と仕組み

Zoomのデフォルトのオーディオ設定は、人間の会話音声を効率よく伝送するために最適化されています。そのため、音楽や楽器の演奏、効果音など、会話以外の音を送信すると、音質が劣化したり、高音域や低音域がカットされたりすることがあります。

「音楽モード(高忠実度の音楽モード)」は、その名の通り音楽伝送に特化した設定です。通常は抑えられている高音域・低音域を拡張し、ビットレートを引き上げることで、より原音に近い音質を実現します。一方、「原音モード(オリジナルサウンド)」は、Zoomが自動で行うノイズリダクションやエコーキャンセレーションをオフにします。これにより、マイクが拾った音声をほぼそのまま相手に届けられます。原音モードは、音楽モードと併用することで最大の効果を発揮します。

これらのモードは、パソコン版(Windows・Mac)、スマートフォン版(iOS・Android)の両方で利用可能ですが、一部の設定はアカウントレベルの制限を受けることがあります。また、両モードとも有効にすると通信帯域を多く消費するため、インターネット環境が不安定な場合は音切れや遅延が発生しやすくなる点に注意が必要です。

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音楽モード・原音モードを有効にする手順

パソコン版Zoomでの設定方法

  1. 設定画面を開く
    Zoomデスクトップアプリを起動し、右上の歯車アイコン(設定)をクリックします。
  2. オーディオタブを選択する
    左側のメニューから「オーディオ」をクリックします。
  3. 「高忠実度の音楽モード」を有効にする
    「音楽とプロフェッショナルオーディオ」セクション内の「高忠実度の音楽モード」チェックボックスにチェックを入れます。
  4. 「オリジナルサウンド」を有効にする
    同じセクション内の「オリジナルサウンド」チェックボックスにもチェックを入れます。これで原音モードが有効になります。
  5. ミーティング中にも切り替え可能
    ミーティング参加中は、画面左下の「ミュート」ボタンの横にある「^」アイコンをクリックし、「オリジナルサウンドを有効にする」を選択すると、リアルタイムでオンオフできます。

スマートフォン版Zoomでの設定方法

  1. 設定画面を開く
    Zoomアプリを起動し、右下の「設定」タブをタップします。
  2. 「ミーティング」を選択する
    設定メニューから「ミーティング」をタップします。
  3. 「オリジナルサウンド」を有効にする
    「オリジナルサウンド」のスイッチをオンにします。モバイル版では「高忠実度の音楽モード」の個別設定はなく、このスイッチで両方の機能が有効になります。
  4. ミーティング中に切り替える
    ミーティング画面で「その他」(…)をタップし、「オリジナルサウンドを有効にする」を選択することでも切り替えられます。

用途別の使い分けと注意点

音楽演奏やライブ配信での使い方

ギターやピアノなどの楽器演奏、またはボーカルをリアルタイムで配信する場合は、音楽モードと原音モードの両方を有効にします。音楽モードは音質の広帯域を確保し、原音モードはZoomのノイズ処理による音質劣化を防ぎます。特に、原音モードをオフにしたままだと、エコーキャンセレーションが音の余韻をカットしてしまうため、楽器の響きが失われます。

注意点として、原音モードを有効にすると、部屋の残響や背景ノイズもそのまま相手に届きます。そのため、録音環境の整った部屋や、ノイズ対策を施した上で使用することをおすすめします。また、複数の参加者が同時に原音モードを使うとハウリングの原因になるため、ホストが一括で制御するのも一つの方法です。

ナレーションやボイスレコーディングでの使い方

朗読やナレーション、ポッドキャストの収録など、人の声をクリアに届けたい場合も、両モードを有効にすると効果的です。ただし、声のみの場合は音楽モードだけでも十分な効果が得られることが多いため、原音モードは必要に応じてオンにします。原音モードをオンにすると、マイクが拾った細かな息遣いや口の動きの音まで伝わるため、より自然な印象になります。

逆に、オンラインレッスンや打ち合わせなど、相手の声を聞き取りやすくすることが最優先の場合は、通常モードのままの方が適しています。原音モードではノイズリダクションが働かないため、かえって雑音が目立つことがあるからです。

グループ演奏や合唱での注意点

複数人が同時に演奏する場合、原音モードを有効にすると、Zoomのエコーキャンセレーションが働かないため、お互いの音が遅れて聞こえるなどの問題が生じます。Zoomは元々リアルタイム同期を前提としていないため、グループ演奏には専用のソフトウェア(例:JamKazam、SoundJack)の利用が推奨されます。どうしてもZoomを使う場合は、全員が原音モードをオフにし、かつできるだけ有線接続・低遅延環境を整える必要があります。

帯域制限やパフォーマンスへの影響

音楽モードと原音モードを有効にすると、通常よりも多くのデータを送受信します。そのため、インターネットの回線速度が遅かったり、Wi-Fiが不安定だったりする場合は、音切れや遅延が発生しやすくなります。高音質を優先する場合でも、必要最低限のモードだけを有効にするか、ミーティング前に回線速度を確認することをおすすめします。

また、パソコンのCPU使用率も上がるため、古いモデルやスペックの低い端末では処理落ちが生じることがあります。その場合は、ビデオをオフにしたり、他のアプリケーションを閉じるなどして負荷を減らしましょう。

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音楽モードと原音モードの比較表

項目 音楽モード 原音モード
主な効果 音声帯域を拡張し、音楽の高音・低音を再現 ノイズリダクション・エコーキャンセレーションを無効化
推奨用途 楽器演奏、歌唱、効果音の伝送 ナレーション、生音収録、環境音含めた配信
帯域消費 通常より多い(約48kbps→96kbps) 通常よりやや多い
ノイズ処理 ノイズリダクションは維持(設定による) ノイズリダクション・エコーキャンセル共に無効
設定可能端末 Windows・Macのみ(モバイルは原音モードと一体化) Windows・Mac・iOS・Android
ミーティング中の切り替え 事前設定のみ(一部のバージョンではミーティング内メニューからも可) ミーティング内の「^」メニューからいつでも可

まとめ

音楽モードと原音モードを適切に使い分けることで、Zoomでも音楽演奏や高品質な音声配信が可能になります。音楽を伝えたい場面では両方のモードを有効にし、会話が中心の場面では通常モードに戻すという切り替えが大切です。まずはミーティング前に設定画面で両モードを有効にし、実際の通話で音質の変化を確認してみてください。必要に応じて、ミーティング中にオリジナルサウンドのオンオフを切り替えることで、状況に最適な音質を選べます。


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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。