AirtableとGoogleスプレッドシートをまたいだデータ管理に悩んでいませんか。両方のツールを併用していると、同じデータを二重に更新する手間が発生します。この記事では、AirtableとGoogleスプレッドシートを双方向で同期する方法を3つ紹介します。手順に沿って設定すれば、データの自動連携が実現できます。
【要点】AirtableとGoogleスプレッドシートを双方向同期する3つの方法
- Airtable Sync(公式機能): AirtableのテーブルをGoogleスプレッドシートに読み取り専用で同期できます。設定は簡単ですが、双方向ではないため注意が必要です。
- Zapierを使った自動化: Airtableのレコード作成・更新をトリガーにスプレッドシートを更新し、逆方向も設定できます。双方向同期を実現しますが、有料プランが必要です。
- Make(旧Integromat)を使った自動化: Zapierと同様に双方向同期が可能です。無料プランでもある程度の操作ができ、柔軟なシナリオ構築が特徴です。
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目次
AirtableとGoogleスプレッドシートの同期の仕組み
Airtableはリレーショナルデータベースに近い構造を持ち、Googleスプレッドシートは表計算ソフトです。この違いから、直接の双方向リアルタイム同期は標準機能では提供されていません。AirtableにはGoogleスプレッドシートと同期する「Sync」機能がありますが、これは読み取り専用です。つまり、Airtableのデータをスプレッドシートに反映できますが、スプレッドシートでの変更はAirtableに戻りません。双方向同期を実現するには、外部の自動化ツール(Zapier、Makeなど)を使用します。これらのツールは、一方の変更を検知して他方に書き込むことで、擬似的な双方向同期を実現します。
Airtable Syncで読み取り専用同期をする手順
まずは最も簡単な方法であるAirtable Syncを説明します。この方法は双方向ではありませんが、Airtableのデータをスプレッドシートに反映したいだけの場合に適しています。
- AirtableでSyncを開始する
Airtableのテーブルを開き、右上の「Sync」ボタンをクリックします。メニューから「Google Sheets」を選択してください。 - Googleアカウントを認証する
Googleアカウントへのアクセス許可を求められます。該当のアカウントを選択し、許可を与えます。 - 同期先のスプレッドシートを指定する
同期したいGoogleスプレッドシートとシート名を選択します。新しいスプレッドシートを作成することもできます。 - 同期の間隔を設定する
自動更新の間隔を「手動」「1時間ごと」「1日ごと」などから選びます。必要に応じて「同期の範囲」も指定できます。 - 同期を実行する
設定を保存すると、選択した間隔でAirtableのデータがスプレッドシートに反映されます。手動で更新したい場合は、スプレッドシートのAirtable Syncメニューから「今すぐ同期」をクリックします。
Zapierで双方向同期を設定する手順
Zapierを使うと、Airtableとスプレッドシートの双方向同期を実現できます。ただし、Zapierの有料プラン(Starter以上)が必要な点に注意してください。以下の手順では、Airtableの新規レコードをスプレッドシートに追加するZapと、スプレッドシートの新規行をAirtableに追加するZapの2つを作成します。
Airtable→スプレッドシート方向のZapを作成する
- Zapierで新しいZapを開始する
Zapierのダッシュボードで「Create Zap」をクリックします。 - トリガーをAirtableに設定する
アプリ一覧からAirtableを選択し、トリガーイベントとして「New Record」を選びます。Airtableのベースとテーブル、ビューを指定します。 - アクションをGoogle Sheetsに設定する
アプリ一覧からGoogle Sheetsを選び、アクションイベントとして「Add Row」を選択します。同期先のスプレッドシートとシート、フィールドマッピングを設定します。 - Zapをテストして有効化する
テスト用のデータを送信し、正常に動くことを確認します。その後、Zapの名前を付けて公開します。
スプレッドシート→Airtable方向のZapを作成する
- 別のZapを新規作成する
先ほどと同様に新規Zapを作成します。 - トリガーをGoogle Sheetsに設定する
トリガーアプリにGoogle Sheetsを選び、イベントとして「New Row」を選択します。監視するスプレッドシートとシートを指定します。 - アクションをAirtableに設定する
アクションにAirtableを選び、イベント「Create Record」を選択します。書き込み先のベース、テーブル、フィールドマッピングを設定します。 - テストして有効化する
テストを実行して動作を確認し、Zapを公開します。これで双方向同期が完成します。
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Make(旧Integromat)で双方向同期を設定する手順
MakeはZapierより柔軟なシナリオ構築が可能で、無料プランでも月1,000操作まで使えます。以下の手順で双方向同期のシナリオを作成します。
Airtable→スプレッドシートの方向
- Makeで新しいシナリオを作成する
Makeのダッシュボードで「Create a new scenario」をクリックします。 - Airtableモジュールを追加する
モジュール一覧からAirtableを選び、「Watch Records」を選択します。接続先のベース、テーブル、ビューを指定し、間隔を設定します。 - Google Sheetsモジュールを追加する
次のモジュールにGoogle Sheetsを選び、「Add a Row」を設定します。同期先のスプレッドシート、シート、フィールドマッピングを指定します。 - シナリオを保存して有効化する
テストを実行し、正常に動作することを確認してからシナリオを保存し、スイッチをオンにします。
スプレッドシート→Airtableの方向
- 同じシナリオにモジュールを追加する
既存のシナリオの最後に、Google Sheetsモジュール「Watch Rows」を追加します。これでスプレッドシートの変更を監視します。 - Airtableモジュールを追加する
さらにAirtableモジュール「Create a Record」を追加し、フィールドマッピングを設定します。ただし、Makeではルーターを使って分岐させるか、別のシナリオとして作成する方がわかりやすいでしょう。 - ルーターで分岐させる(推奨)
最初にAirtableの変更を監視するフローと、スプレッドシートの変更を監視するフローをルーターで分けます。この方法なら1つのシナリオで双方向同期を実現できます。
同期設定時の注意点とよくあるトラブル
Airtable Syncは双方向ではない
Airtable Syncは読み取り専用です。スプレッドシートでデータを変更してもAirtableには反映されません。双方向同期が必要な場合はZapierやMakeを検討してください。
ZapierやMakeの認証が切れる
自動化ツールでは、GoogleアカウントやAirtableアカウントの認証が定期的に失効することがあります。認証エラーが発生したら、再度接続し直してください。
データの競合に注意する
双方向同期では、両方のツールで同時に同じレコードを編集すると、最後に処理された値が優先されます。競合を避けるには、更新方向を一方に限定するか、更新日時を比較するロジックを組み込むとよいでしょう。
同期の頻度に制限がある
Airtable Syncは最小1時間間隔です。Zapierの無料プランは15分間隔、Makeの無料プランは15分間隔です。リアルタイムに近い同期が必要な場合は有料プランを検討してください。
3つの方法の比較表
| 方法 | 双方向同期 | コスト | 設定の難易度 | 更新間隔 |
|---|---|---|---|---|
| Airtable Sync | 読み取り専用 | 無料 | 簡単 | 最小1時間 |
| Zapier | 可能(2つのZap) | 有料(Starter以上) | 中級 | 有料で最短1分 |
| Make (Integromat) | 可能 | 無料プランあり(月1000操作) | やや複雑 | 有料で最短1分 |
まとめ
この記事では、AirtableとGoogleスプレッドシートを双方向同期する3つの方法を解説しました。Airtable Syncは手軽ですが読み取り専用です。双方向同期にはZapierやMakeのような自動化ツールが効果的です。それぞれのツールには無料トライアルがあるため、まずはテストしてから本番導入するとよいでしょう。データの二重管理を解消し、作業効率を高めてください。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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