Microsoft Edgeでは、WebXRという技術を利用して拡張現実(AR)の体験を提供するサイトがあります。カメラや位置情報などと同様に、AR機能もアクセス許可の管理対象です。プライバシー保護の観点から、不要なサイトによるARへのアクセスをブロックしたいと考える方も多いでしょう。この記事では、Edgeの設定でARのアクセス許可をブロックする手順を詳しく解説します。
【要点】拡張現実(AR)のアクセス許可をブロックする方法
- サイトのアクセス許可ページで設定する: Edgeの設定画面から「拡張現実」の許可を「ブロック」に変更することで、すべてのサイトでAR機能を無効にします。
- 既定のアクセス許可で一括管理する: サイトのアクセス許可の「拡張現実」の既定値を「ブロック」にしておけば、新しく訪れるサイトにも自動で適用されます。
- 個別サイトごとに許可・拒否を設定する: 特定の信頼できるサイトだけ許可したい場合は、サイトごとに個別に設定を変更できます。
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拡張現実(AR)のアクセス許可とは何か
拡張現実(AR)は、WebXR APIを用いてブラウザ上で現実世界に仮想オブジェクトを重ねて表示する技術です。例えば、家具を部屋に配置したイメージを表示するショッピングサイトや、ARゲーム、教育用ツールなどがこの機能を利用します。これらのサイトは、ユーザーのカメラ映像やセンサーデータを取得してAR体験を提供します。Edgeでは、このようなAR機能へのアクセスを制御するためのアクセス許可が用意されています。
このアクセス許可は、サイトがカメラやマイク、位置情報などの各機能とは独立して管理されます。AR機能を許可すると、サイトはユーザーのカメラ映像をリアルタイムで取得できる可能性があるため、プライバシー上のリスクが伴います。例えば、悪意のあるサイトがAR許可を利用してカメラをこっそり起動し、ユーザーの周囲の映像を収集する可能性も考えられます。したがって、不要なサイトに対してはARをブロックしておくことが推奨されます。Edgeの設定で「ブロック」にすることで、すべてのサイトまたは特定のサイトからのARアクセスを防ぎ、プライバシーを保護できます。
ARのアクセス許可をブロックする手順
ここでは、Edgeで拡張現実のアクセス許可をブロックする方法を2つ紹介します。目的に応じて使い分けてください。
方法1:すべてのサイトでARをブロックする(既定のアクセス許可)
- Edgeの設定を開く
Edgeブラウザを起動し、右上にある三点リーダアイコンをクリックします。ドロップダウンメニューが表示されたら、「設定」を選択します。 - 「サイトのアクセス許可」を選択
左側のメニューから「Cookieとサイトのアクセス許可」をクリックし、さらに「サイトのアクセス許可」を選択します。Windows10の場合は、左側のメニューがない場合があります。その際は直接「Cookieとサイトのアクセス許可」を探してクリックし、その中の「サイトのアクセス許可」に進んでください。 - 「拡張現実」を見つける
アクセス許可の一覧が表示されますので、スクロールして「拡張現実」の項目を探してクリックします。見つけにくい場合は、右上の検索ボックスに「拡張現実」と入力して検索することもできます。 - 既定のアクセス許可を変更する
「サイトに拡張現実へのアクセスを要求することを許可する」のトグルをオフにします。これで、すべてのサイトに対してARアクセスがブロックされます。トグルの状態が「ブロック」になっていることを確認してください。
方法2:特定のサイトだけARをブロックする(サイトごとの設定)
- Edgeの設定を開く
方法1と同じ手順で設定画面を開きます。 - 「サイトのアクセス許可」を選択
方法1と同じです。 - 「拡張現実」をクリック
アクセス許可の一覧から「拡張現実」を選択します。 - 「サイトごとのアクセス許可」を管理する
ページをスクロールすると、「ブロック」のセクションがあります。ここに「追加」ボタンがあるので、クリックして特定のサイトのURLを入力します。また、許可したいサイトを「許可」セクションに追加することもできます。 - URLを追加してブロック
「サイトの追加」ダイアログが表示されますので、ブロックしたいサイトの完全なURL(例:https://example.com)を入力し、「追加」をクリックします。これで、そのサイトのみAR機能がブロックされます。追加したサイトは一覧に表示され、いつでも削除できます。
ブロック設定で注意すべき点
AR機能が正常に動作しなくなる
ARをブロックすると、ARを利用するショッピングサイトやゲームなどが正しく表示されなくなります。必要なサイトでは個別に許可するようにしてください。
他のアクセス許可との違いに注意
拡張現実の許可は、カメラやマイクの許可とは独立しています。カメラをブロックしていても、ARの許可は別途設定する必要があります。逆に、ARをブロックしてもカメラの許可には影響しません。また、位置情報や通知などとも独立しているため、それぞれ個別に設定する必要があります。
ブロックされたかどうかを確認する方法
設定後に実際のARサイトにアクセスして、AR機能が利用できないことを確認できます。例えば、ARを利用するデモサイトにアクセスし、カメラ起動の許可を求められないことや、AR要素が表示されないことをチェックします。Edgeのアドレスバー左側の鍵アイコンをクリックすると、そのサイトのアクセス許可の状態を確認できます。
設定を元に戻す方法
ブロックを解除したい場合は、同じ設定画面でトグルをオンにするか、サイトごとの設定を削除してください。すべての設定をリセットするには、「既定値にリセット」ボタンを使用します。このボタンは各アクセス許可の設定ページの一番下にあります。リセットすると、すべてのサイトの個別設定がクリアされ、既定の動作に戻ります。
Windows11とWindows10のUIの違い
Windows11のEdgeでは左側にメニューバーが表示されますが、Windows10では設定ページのレイアウトが少し異なる場合があります。ただし、アクセス許可の設定項目自体は同じです。手順の中で説明した通り、Windows10の場合は左側メニューがないため、設定ページ内の項目を直接探す必要があります。
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ブロック方法の比較:全サイト一括と個別サイト
ブロック方法には一括設定と個別設定の2通りがあります。それぞれの特徴を以下の表にまとめました。ご自身の利用シーンに合わせて選択してください。
| 項目 | 全サイト一括ブロック | 個別サイトブロック |
|---|---|---|
| 設定場所 | 既定のアクセス許可の「拡張現実」トグル | サイトごとのアクセス許可の「ブロック」リスト |
| 効果の範囲 | すべてのサイトに適用(新規サイト含む) | 指定したサイトのみブロック |
| メリット | 一度の設定で全てブロックでき、漏れがない | 信頼できるサイトは許可したまま、特定サイトのみ制限できる |
| デメリット | ARが必要なサイトもすべてブロックされる | ブロックしたいサイトをすべて登録する手間がかかる |
まとめ
この記事では、Microsoft Edgeで拡張現実(AR)のアクセス許可をブロックする手順を解説しました。全サイト一括でブロックする方法と、特定のサイトだけブロックする方法の2つを説明しました。AR機能は便利ですが、プライバシーリスクも伴うため、必要に応じて適切に管理しましょう。同様の手順でカメラや位置情報など他のアクセス許可も制御可能です。Edgeの「サイトのアクセス許可」設定を活用して、安全なブラウジング環境を維持してください。特に、企業の業務用端末では、不要なセンサー機能を一律で無効にすることで情報漏洩リスクを低減できます。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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