Edgeで仕事用と個人用のプロファイルを使い分けている方も多いでしょう。あるプロファイルで検索した履歴を別のプロファイルでも利用したい場合があります。しかし、Edgeの設定画面には履歴をエクスポートする機能は用意されていません。この記事では、ファイルシステムから履歴データベースを直接コピーする方法をご紹介します。この方法を使えば、閲覧履歴のURLだけを正確に転送できます。操作には注意点もありますので、手順をよく確認してください。
【要点】プロファイル間で閲覧履歴URLを転送する手順の概要
- 履歴データベースのコピー: 転送元のプロファイルフォルダからHistoryファイルをコピーします。
- 転送先プロファイルへの配置: コピーしたファイルを転送先のプロファイルフォルダに上書き配置します。
- Edge再起動後の確認: Edgeを再起動すると転送された履歴が表示されます。
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目次
Edgeのプロファイル間で閲覧履歴を転送する仕組み
Edgeのプロファイルは、ブラウザのデータを独立して保存します。閲覧履歴は各プロファイルのフォルダ内にあるHistoryというSQLiteデータベースファイルに格納されています。このファイルにはURL、ページタイトル、訪問日時などが含まれます。このファイルを別のプロファイルフォルダにコピーすることで、履歴データを移行できます。ただし、HistoryファイルはEdge実行中にロックされるため、Edgeを完全に終了してから操作する必要があります。また、転送先のプロファイルに既存の履歴がある場合は上書きされるため注意が必要です。
閲覧履歴URLだけを転送する手順
手順1:転送元のプロファイルから履歴データベースをコピーする
- Edgeを完全に終了する
タスクマネージャーでEdgeのプロセスが残っていないことを確認します。バックグラウンド実行を無効にするため、Edgeの設定から「バックグラウンドで拡張機能とアプリを実行し続ける」のチェックを外しておくと確実です。この設定はedge://settings/systemで変更できます。 - 転送元のプロファイルフォルダを開く
エクスプローラーのアドレスバーに%LOCALAPPDATA%\Microsoft\Edge\User Data\Defaultと入力してEnterキーを押します。Defaultがデフォルトプロファイルです。他のプロファイルの場合は、Profile 1などフォルダ名が異なります。プロファイル名はedge://settings/profilesで確認できます。 - Historyファイルをコピーする
フォルダ内にある「History」ファイルを右クリックし、「コピー」を選択します。このファイルが閲覧履歴のデータベースです。サイズが大きい場合は圧縮しても構いませんが、そのままコピーすることをおすすめします。コピー前にファイルのプロパティでサイズを確認しておくと良いでしょう。
手順2:転送先のプロファイルに履歴データベースを配置する
- 転送先のプロファイルフォルダを開く
同様に%LOCALAPPDATA%\Microsoft\Edge\User Data\Profile 1など、転送先のプロファイルフォルダに移動します。プロファイル名が不明な場合は、edge://settings/profilesで確認してください。 - 既存のHistoryファイルをバックアップする
念のため、転送先の「History」ファイルを右クリックして「コピー」を選び、別のフォルダ(デスクトップなど)に貼り付けてバックアップを取っておきます。これにより、元に戻すことが可能です。 - コピーしたHistoryファイルを貼り付ける
転送元からコピーしたHistoryファイルを転送先フォルダ内で右クリックし、「貼り付け」を選択します。既存ファイルを上書きする確認ダイアログが表示されたら、「はい」を選択します。貼り付け後にファイルが正しくコピーされたか、サイズを確認してください。 - Edgeを起動して確認する
Edgeを起動し、転送先のプロファイルに切り替えます。履歴画面(edge://history)を開き、転送元のURLが表示されていることを確認します。
注意点と制限事項
転送中にEdgeを起動してしまう
HistoryファイルはEdgeが実行中だとロックされてコピーできません。また、コピー後にEdgeを起動すると上書きしたファイルが破損する可能性があります。必ずEdgeを完全に終了し、タスクマネージャーでバックグラウンドプロセスがないことを確認してください。バックグラウンド実行を無効にしておくと確実です。
コピー先の履歴がすべて上書きされる
転送先プロファイルのHistoryファイルは完全に置き換えられます。つまり、転送先に元々あった閲覧履歴は失われます。必要な履歴がある場合は、事前に別のフォルダにバックアップを取ってください。バックアップしたファイルを戻せば復元できます。
同期が有効な場合の競合
転送先のプロファイルでMicrosoftアカウントによる同期が有効な場合、上書き後に同期が競合する可能性があります。履歴が同期されると、転送した履歴がクラウドとマージされるか、上書きされることがあります。同期を一時的にオフにしてから行うことを推奨します。同期設定はedge://settings/profiles/syncで変更できます。
Edgeのバージョンが異なる場合の互換性
転送元と転送先でEdgeのバージョンが大きく異なる場合、Historyファイルの形式に互換性がない可能性があります。その場合は履歴が正しく表示されないことがあります。同じバージョンに揃えてから実行するか、最新版にアップデートしてください。
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標準機能と手動コピーの比較
| 項目 | 標準のエクスポート機能 | 手動コピー |
|---|---|---|
| 必要な操作 | 存在しない | ファイル操作と上書き |
| 転送できるデータ | なし | 閲覧履歴全体(URL含む) |
| リスク | なし | 履歴消失、データ破損の可能性 |
| 手軽さ | 該当なし | やや複雑(Edge終了必須) |
| 事前知識 | 不要 | プロファイルフォルダの場所が必要 |
| 所要時間 | 該当なし | 約5分 |
まとめ
この記事では、Edgeのプロファイル間で閲覧履歴のURLだけを転送する方法として、Historyファイルの手動コピー手順を解説しました。標準機能では実現できないため、ファイルレベルの操作が必要です。操作はEdgeを完全に終了した状態で行い、転送先の履歴が上書きされる点に注意してください。次に、履歴以外のデータ(お気に入りやパスワード)も同様の手順で転送できるか試してみると良いでしょう。ただし、データベースファイルの直接編集は推奨しません。まずはテスト用のプロファイルで手順を確認してから本番適用することをおすすめします。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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