Microsoftアカウントの2段階認証アプリを変更した後、Edgeの同期が突然エラーで止まってしまうことがあります。これは、Edge内に古い認証情報が残っているために新しい認証コードが認識されないことが原因です。本記事では、この問題を解決するための具体的な手順を順を追って解説します。手順に従えば、同期を正常な状態に戻すことができます。
【要点】2段階認証アプリ変更後にEdge同期が失敗したときの対処手順
- Microsoftアカウントのセキュリティ設定: 新しい認証アプリを再登録して認証情報を最新にします。
- Edgeでのサインアウトと再サインイン: 古いセッションを破棄して新しく接続します。
- 同期のリセット: 同期データをクリアして初期状態から再同期します。
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2段階認証アプリ変更後に同期が失敗する原因
Microsoftアカウントで2段階認証を有効にしている場合、サインイン時に認証アプリで生成されるワンタイムパスワードが必要です。認証アプリを変更すると、古いアプリで生成されるコードは無効になり、新しいアプリで新しいコードを生成する必要があります。しかし、Edgeは以前の認証情報をキャッシュしており、新しいコードを要求される場面で古い情報を使ってしまうため、認証エラーが発生します。これにより同期が中断されます。
Edge同期を復旧させる具体的な手順
手順1: 新しい認証アプリをMicrosoftアカウントに再登録する
- Microsoftアカウントのセキュリティページにアクセス
ブラウザで account.microsoft.com/security を開き、サインインします。2段階認証の設定画面に進みます。 - 2段階認証の設定を変更
「追加のセキュリティオプション」から「2段階認証」を選択し、「認証アプリの変更」をクリックします。画面の指示に従って新しいQRコードを表示し、新しい認証アプリでスキャンします。 - 新しいアプリでコードを確認
新しい認証アプリに表示された6桁のコードを入力して設定を完了します。これでアカウント側の準備は整います。
手順2: Edgeからサインアウトし再サインインする
- Edgeの設定を開く
Edge右上の「…」メニューから「設定」を選択します。左ペインで「プロファイル」をクリックします。 - サインアウトする
プロファイル画面で「サインアウト」をクリックします。確認ダイアログが表示されたら「サインアウト」を選びます。これでローカルのセッションが切断されます。 - 再度サインインする
同じアカウントでサインインします。このとき、新しい認証アプリで生成されたコードを要求されるので、正しく入力します。コードが正しければ同期が再開されます。
手順3: 同期をリセットする(最終手段)
- Edgeの同期設定を開く
「設定」→「プロファイル」→「同期」を開きます。同期の状態が表示されます。 - 同期をリセットする
「同期のリセット」をクリックします。確認ダイアログで「リセット」を選びます。これにより、サーバー上の同期データが初期化され、ローカルデータから再アップロードが始まります。 - 注意点
この操作を行うと、すべての端末で同期データが一旦削除された後に再構築されるため、完了までに時間がかかります。ブックマークやパスワードが一時的に消えたように見えますが、心配ありません。
手順4: 資格情報マネージャーから古い資格情報を削除する
- 資格情報マネージャーを開く
Windowsの検索で「資格情報マネージャー」と入力し、開きます。Windows 11とWindows 10で同じ手順です。 - Windows資格情報を確認
「Windows資格情報」タブを選択し、一覧から「MicrosoftAccount:user=あなたのメールアドレス」のようなエントリを探します。 - 削除する
該当するエントリを展開し、「削除」をクリックします。複数ある場合はすべて削除してください。 - Edgeを再起動
Edgeを閉じて再度開き、サインインを試みます。新しい認証コードを求められたら、新しいアプリのコードを入力します。
その他の注意点とよくあるトラブル
アプリパスワードは使える?
2段階認証を有効にしているMicrosoftアカウントでは、一部のレガシーアプリでアプリパスワードが必要になることがあります。しかし、Edgeの同期は通常のパスワードと認証コードで動作するため、アプリパスワードは必要ありません。アプリパスワードを発行してもEdge同期の解決にはならないので注意してください。
Edgeの再インストールが必要なケース
上記の手順をすべて試しても改善しない場合、Edgeのプロファイルが破損している可能性があります。その場合は、Edgeをアンインストールして再インストールすることを検討してください。ただし、その前に同期データがサーバーにバックアップされていることを確認してください。再インストール後、サインインすれば同期データが復元されます。
別のブラウザで同期が正常か確認する
他のブラウザ(Chromeなど)でMicrosoftアカウントにサインインできるか確認することで、アカウント自体に問題がないか切り分けられます。もし他のブラウザでも同期が失敗するなら、アカウント側の設定に問題がある可能性が高いです。その場合は、Microsoftアカウントのセキュリティページで認証方法を再度確認してください。
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対処方法の比較:サインアウト vs 同期リセット vs 資格情報削除
| 項目 | サインアウト&再サインイン | 同期のリセット | 資格情報マネージャー削除 |
|---|---|---|---|
| 影響範囲 | 現在のプロファイルのみ、ローカルデータは保持 | サーバー上の同期データが初期化、全端末に影響 | Windowsの資格情報ストア、ローカルのみ |
| 手軽さ | 簡単、リスク低 | やや手間、時間がかかる | 中程度、資格情報探しが必要 |
| 成功率 | 多くの場合解決 | ほぼ確実だが副作用あり | 古い資格情報が原因の場合有効 |
この記事では、Microsoftアカウントの2段階認証アプリ変更後にEdge同期が失敗したときの対処手順を解説しました。新しい認証アプリをアカウントに再登録し、Edgeでサインアウトと再サインインを行うことで、多くの場合問題は解決します。それでも直らない場合は、同期のリセットや資格情報マネージャーのクリアを試してください。これらの手順で同期が復旧し、引き続きEdgeの便利な同期機能を利用できます。なお、同様の問題が将来発生したときのために、Microsoftアカウントのセキュリティ設定を定期的に確認することをおすすめします。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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