【Excel】画像の背景を透明にする!Excelの「背景の削除」機能で写真を加工する手順

【Excel】画像の背景を透明にする!Excelの「背景の削除」機能で写真を加工する手順
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Excelで挿入した画像の背景を透明にしたい場面は多いでしょう。特に、図形やグラフと組み合わせて資料を作成する際に、画像の背景が浮いてしまうと見た目が悪くなります。この記事では、Excelの「背景の削除」機能を使って、簡単に画像の背景を透明にする手順を解説します。

この機能を使えば、写真から人物や物体だけを切り抜いて、他の要素と自然に合成できるようになります。複雑な画像編集ソフトを使わなくても、Excel内で完結できるため、資料作成の効率が大幅に向上します。

本記事を読むことで、Excelの「背景の削除」機能の基本的な使い方から、きれいに仕上げるためのコツまでを習得できます。資料作成のクオリティを向上させたい方は、ぜひ参考にしてください。

【要点】Excelで画像の背景を透明にする方法

  • 背景の削除機能: 画像の不要な背景部分を自動で判別し、透明にする機能です。
  • 保持する領域の指定: 自動で判別されなかった、残したい部分をブラシで指定します。
  • 削除する領域の指定: 自動で判別された背景以外で、削除したい部分をブラシで指定します。
  • トリミング: 不要な部分をさらに切り抜きたい場合に利用します。

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「背景の削除」機能の概要とできること

Excelの「背景の削除」機能は、挿入した画像から背景部分を自動的に検出して透明化する機能です。これにより、写真から人物や物体だけを切り抜くことが可能になります。

この機能は、図形やテキストボックスと画像を組み合わせた資料、プレゼンテーションスライド、報告書などを、より洗練された見た目に仕上げたい場合に役立ちます。例えば、人物写真の背景を透明にして、企業のロゴやグラフの上に配置するといった高度なデザインも、Excel内で手軽に行えます。

「背景の削除」機能は、Excel 2010以降で利用可能ですが、機能の精度や使い勝手はバージョンによって若干異なります。特にMicrosoft 365版では、より洗練された検出アルゴリズムが搭載されている傾向があります。

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画像の背景を削除する基本的な手順

Excelで画像の背景を透明にする基本的な手順は以下の通りです。この手順で、多くの画像から背景をきれいに削除できます。

  1. 画像を選択する
    背景を削除したい画像をExcelシートに挿入し、クリックして選択します。画像を選択すると、「図ツール」の「書式」タブが表示されます。
  2. 「背景の削除」をクリックする
    「図ツール」の「書式」タブにある「調整」グループの「背景の削除」ボタンをクリックします。
  3. 自動検出された背景を確認する
    クリックすると、Excelが自動的に画像の背景部分を紫色の領域で表示します。この紫色の部分が削除され、透明になる部分です。
  4. 「保持する領域をマーク」または「削除する領域をマーク」で調整する
    自動検出で意図しない部分が削除されたり、残したい部分が削除対象になっていたりする場合は、「背景の削除」タブの「調整」グループにある「保持する領域をマーク」または「削除する領域をマーク」をクリックします。
  5. ブラシで調整範囲を指定する
    「保持する領域をマーク」を選択した場合は、残したい部分をブラシでなぞります。「削除する領域をマーク」を選択した場合は、削除したい部分をブラシでなぞります。ブラシのサイズは、リボンの「ブラシのサイズ」で調整できます。
  6. 「変更箇所の માર્ક」の操作を繰り返す
    納得いくまで「保持する領域をマーク」と「削除する領域をマーク」を繰り返し、画像の背景が意図した通りになるように調整します。
  7. 「変更箇所の માર્ક」の操作を繰り返す
    納得いくまで「保持する領域をマーク」と「削除する領域をマーク」を繰り返し、画像の背景が意図した通りになるように調整します。
  8. 「すべて保持」をクリックする
    調整が完了したら、「背景の削除」タブの「閉じる」グループにある「すべて保持」ボタンをクリックします。これで、背景が透明になった画像がシートに表示されます。

よりきれいに仕上げるための応用テクニック

「背景の削除」機能は非常に便利ですが、複雑な画像や背景と被写体の境界が曖昧な画像では、きれいに切り抜けないことがあります。そのような場合に試したい応用テクニックをいくつか紹介します。

トリミング機能との併用

「背景の削除」機能だけでは、画像の端にある不要な余白などを完全に除去できない場合があります。そのような場合は、トリミング機能を併用すると効果的です。

  1. 背景削除後の画像を選択する
    「背景の削除」で調整した画像を再度選択します。
  2. 「トリミング」ボタンをクリックする
    「図ツール」の「書式」タブにある「サイズ」グループの「トリミング」ボタンをクリックします。
  3. トリミングハンドルをドラッグする
    画像の外周に表示されるトリミングハンドル(黒い線)をドラッグして、不要な部分をさらに切り抜きます。
  4. トリミングを確定する
    トリミングハンドルを操作した後、画像の外をクリックするか、再度「トリミング」ボタンをクリックすると、トリミングが確定します。

「削除する領域をマーク」と「保持する領域をマーク」の使い分け

背景削除の調整を行う際、「保持する領域をマーク」と「削除する領域をマーク」のどちらを使うべきか迷うことがあります。基本的には、より少ない操作で済む方を選ぶのが効率的です。

例えば、画像の大半が残したい被写体で、背景の削除対象が少ない場合は、「削除する領域をマーク」で背景部分をなぞる方が手早く完了します。逆に、背景がシンプルで、切り抜きたい被写体が複雑な輪郭を持っている場合は、「保持する領域をマーク」で被写体の輪郭をなぞる方が効率的です。

また、ブラシのサイズを調整することで、細かい部分の指定も可能です。不要な部分が細かく残ってしまった場合は、ブラシサイズを小さくして慎重になぞりましょう。

細部を調整するための「背景の削除」タブオプション

「背景の削除」機能には、さらに細かな調整を可能にするオプションがあります。これらを活用することで、よりプロフェッショナルな仕上がりを目指せます。

  1. 「画像の前景色」と「画像の後景」の理解
    「背景の削除」機能は、画像を「前景色」(残したい部分)と「後景」(削除したい部分)に自動的に分類します。この分類を意識すると、調整がしやすくなります。
  2. 「前景色をすべて保存」と「後景をすべて削除」の理解
    調整が完了した際に、「すべて保持」の代わりに「前景色をすべて保存」や「後景をすべて削除」を選択できる場合があります。これは、自動検出の精度に自信がない場合や、意図的に特定の部分だけを残したい・削除したい場合に役立ちます。
  3. 「プレビューの表示/非表示」の活用
    調整中に、実際の画像と透明化されたプレビューを切り替えることができます。これにより、仕上がりをイメージしながら作業を進められます。

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「背景の削除」機能がうまく機能しない場合の対処法

「背景の削除」機能を使っても、期待通りに背景が透明にならない場合があります。そのような場合に考えられる原因と対処法を解説します。

背景と被写体の境界が不明瞭な画像

被写体と背景の色や明るさが似ている画像、または被写体が半透明な素材でできている画像などは、Excelが自動的に境界を判別するのが難しくなります。

対処法:

  1. 手動での調整を丁寧に行う
    「保持する領域をマーク」や「削除する領域をマーク」を、ブラシサイズを小さくして慎重に適用します。
  2. 画像編集ソフトで下準備をする
    Excelの機能だけで難しい場合は、GIMP(無料)やPhotoshop(有料)などの画像編集ソフトで、あらかじめ背景をある程度削除したり、被写体と背景のコントラストをつけたりしてからExcelに挿入すると、よりきれいに仕上がります。

画像形式や解像度の問題

低解像度の画像や、一部の特殊な画像形式では、「背景の削除」機能が正常に動作しないことがあります。

対処法:

  1. 高解像度の画像を使用する
    可能な限り、高解像度で保存された画像を使用してください。
  2. 一般的な画像形式(JPEG, PNG)で保存し直す
    もし画像が特殊な形式(例: TIFFの一部、BMPの一部)の場合は、一度JPEGやPNG形式で保存し直してからExcelに挿入してみてください。PNG形式は透過情報を保持できるため、背景透明化との相性が良いです。

Excelのバージョンによる機能の差

古いバージョンのExcelでは、「背景の削除」機能の検出精度が低い場合があります。特にExcel 2007以前ではこの機能自体が存在しません。

対処法:

  1. ExcelのアップデートまたはMicrosoft 365の利用を検討する
    最新のExcel(Microsoft 365版)では、機能が改善されている可能性があります。もし可能であれば、最新バージョンでの利用を検討してください。
  2. 代替手段を検討する
    それでもうまくいかない場合は、前述の画像編集ソフトを利用するのが最も確実な方法です。

「背景の削除」機能と「トリミング」機能の比較

Excelで画像の不要部分を処理する機能として、「背景の削除」と「トリミング」があります。それぞれの機能の目的と違いを理解しておくと、より効果的に使い分けられます。

項目 背景の削除 トリミング
主な目的 画像の背景部分を透明化する 画像の不要な部分を切り取る
機能の詳細 画像から被写体と背景を自動判別し、背景を透明にする。手動で調整も可能。 画像の外周にある指定した範囲を切り取り、画像のサイズを変更する。
透明化の可否 可能 不可
複雑な画像への対応 境界が不明瞭な画像では調整が難しい場合がある 単純に画像の端を切り取るため、境界の複雑さは問わない
使い分けの例 人物写真から背景をなくして、他の図形の上に重ねたい場合 画像の外側にある余白をなくしたい場合。写真の構図を調整したい場合。

「背景の削除」は、画像自体の透明度を操作して、背景を「なくす」機能です。一方、「トリミング」は、画像の「見える範囲」を狭めることで、不要な部分を「切り取る」機能であり、透明化は行いません。多くの場合、これら二つの機能を組み合わせて使用することで、最もきれいに画像を加工できます。

まとめ

Excelの「背景の削除」機能を使えば、挿入した画像の背景を簡単に透明化し、資料のデザイン性を向上させることができます。自動検出機能に加え、「保持する領域をマーク」「削除する領域をマーク」といった手動調整機能を活用することで、より精密な画像加工が可能です。

背景と被写体の境界が不明瞭な場合は、トリミング機能との併用や、画像編集ソフトでの事前の下準備を検討すると良いでしょう。これらのテクニックを習得すれば、Excelでの資料作成の幅が大きく広がります。

今後は、この「背景の削除」機能を活用して、グラフや図形と組み合わせた、より見栄えの良いオリジナル資料を作成してみてください。

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この記事の監修者
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超解決 Excel・Word研究班

企業のDX支援や業務効率化を専門とする技術者チーム。20年以上のExcel・Word運用改善実績に基づき、不具合の根本原因と最短の解決策を監修しています。ExcelとWordを使った「やりたいこと」「困っていること」「より便利な使い方」をクライアントの視点で丁寧に提供します。

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