【Excel】ピボットテーブルの自動並べ替えを解除する方法!Excelの手動レイアウトを固定する設定

【Excel】ピボットテーブルの自動並べ替えを解除する方法!Excelの手動レイアウトを固定する設定
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ピボットテーブルの便利機能である自動並べ替えが、意図しないデータ並び替えを引き起こすことがあります。意図しない並び替えにより、レポートが見にくくなったり、レイアウトが崩れたりする場合があります。この記事では、ピボットテーブルの自動並べ替えを解除し、手動で設定したレイアウトを固定する方法を解説します。

これにより、常に同じレイアウトでピボットテーブルを表示させ、レポート作成の効率を向上させることが可能です。

【要点】ピボットテーブルの自動並べ替えを解除しレイアウトを固定する設定

  • ピボットテーブルのオプション設定: 「レイアウトと書式」タブで「更新時に並べ替えを元に戻す」のチェックを外す。
  • フィールドの設定: 各フィールドの設定で「昇順」「降順」の並べ替えオプションを「なし」にする。
  • 手動での並べ替え・レイアウト調整: 並べ替えを解除した後、手動で希望の順序に並べ替え、フィールドを移動させる。

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ピボットテーブルの自動並べ替えが発生する仕組み

ピボットテーブルは、データの集計や分析を効率化するために設計された機能です。初期設定では、行フィールドや列フィールドに追加された項目が、アルファベット順や数値順に自動で並べ替えられます。これは、データの傾向を把握しやすくするための親切な機能です。

しかし、この自動並べ替え機能は、ユーザーが手動で設定した表示順序を上書きしてしまうことがあります。特に、特定の順序で表示したい場合や、集計結果を固定したい場合に、この自動並べ替えは意図しない動作となります。

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ピボットテーブルの自動並べ替えを解除する手順

ピボットテーブルの自動並べ替えを解除し、手動で設定したレイアウトを固定するには、主に2つの設定箇所を確認・変更します。

  1. ピボットテーブルのオプション設定を変更する
    1. 並べ替えを解除したいピボットテーブル内の任意のセルを選択します。
    2. Excelのリボンメニューから「ピボットテーブル分析」(または「オプション」)タブをクリックします。
    3. 「ピボットテーブル」グループにある「オプション」ボタンをクリックします。
    4. 「ピボットテーブルのオプション」ダイアログボックスが表示されます。
    5. 「レイアウトと書式」タブを選択します。
    6. 「更新時に並べ替えを元に戻す」という項目を探し、チェックボックスのチェックを外します。
    7. 「OK」ボタンをクリックして設定を保存します。
  2. 各フィールドの並べ替え設定を解除する
    1. ピボットテーブル内の任意のセルを選択します。
    2. 「ピボットテーブル分析」(または「オプション」)タブの「フィールドリスト」グループにある「フィールドリスト」をクリックして、フィールドリストを表示させます。
    3. 並べ替えを解除したい行フィールドまたは列フィールドを右クリックします。
    4. 表示されるメニューから「並べ替え」にカーソルを合わせます。
    5. 「昇順」や「降順」が選択されている場合は、「なし」を選択します。
    6. 他のフィールドについても同様に「なし」に設定します。

手動レイアウトを固定する

上記の2つの設定を行うことで、ピボットテーブルの自動並べ替えは解除されます。その後、手動で希望の順序に並べ替えたり、フィールドをドラッグ&ドロップしてレイアウトを調整したりできるようになります。

例えば、月別データを表示する際に、1月、2月、3月…といった自然な順序で表示したい場合、フィールドリストで「月」フィールドを右クリックし、「並べ替え」→「なし」を選択した後、手動で各月の表示順序を調整します。

また、行フィールドに「商品カテゴリ」、列フィールドに「地域」を表示するレイアウトを設定した後、これらのフィールドの順序が勝手に変わらないように固定されます。

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Excel 2019・2021との違い

Excel 2019およびExcel 2021でも、ピボットテーブルの自動並べ替え解除方法は基本的に同じです。メニューの名称が若干異なる場合がありますが、「ピボットテーブルのオプション」ダイアログボックスにおける「レイアウトと書式」タブの設定項目は共通しています。

「ピボットテーブル分析」タブは、Excel 2019・2021では「ピボットテーブルツール」の「オプション」タブとして表示されることがあります。基本的には、ピボットテーブルを選択した際に表示されるコンテキストリボンから関連設定を探してください。

よくある失敗パターンと対処法

設定を変更しても自動並べ替えが解除されない

「更新時に並べ替えを元に戻す」のチェックを外しても、ピボットテーブルの更新時に再度並べ替えが行われてしまう場合があります。これは、フィールド自体の並べ替え設定が変更されていないことが原因です。

対処法:

  1. フィールドごとの並べ替え設定を確認する
    ピボットテーブルのフィールドリストで、各フィールドを右クリックし、「並べ替え」メニューを確認します。もし「昇順」や「降順」が選択されている場合は、「なし」に変更してください。この設定が解除されていないと、ピボットテーブルの更新時に影響が出ることがあります。
  2. ピボットテーブルの再作成を検討する
    上記の設定を行っても改善しない場合は、ピボットテーブル自体に何らかの問題が発生している可能性があります。一度ピボットテーブルを削除し、元のデータソースから再度ピボットテーブルを作成し直すことを検討してください。

手動で並べ替えた順序が崩れる

自動並べ替えを解除したにも関わらず、手動で設定した表示順序が意図せず変わってしまうことがあります。これは、ピボットテーブルのデータ更新時に、Excelが「元のデータ」の並び順を優先してしまう場合に発生しやすいです。

対処法:

  1. 元のデータソースの並び順を整える
    ピボットテーブルの元データとなるExcelシートや外部データソースの並び順が、意図しない並び順になっていると、ピボットテーブルの更新時にその影響を受けることがあります。元のデータソースの並び順を、ピボットテーブルで表示したい順序に近づけることで、手動で設定した順序が維持されやすくなります。例えば、日付順に並べたい場合は、元データも日付順に並べ替えます。
  2. 手動での並べ替えを再度行う
    データ更新後に順序が崩れた場合は、再度手動で希望の順序に並べ替える必要があります。ピボットテーブルのフィールドを右クリックし、「並べ替え」→「その他」を選択して、手動で順序を設定する機能を利用することもできます。

特定フィールドのみ並べ替えを解除したい

ピボットテーブル全体ではなく、特定のフィールド(例えば「月」フィールドは自然順、「商品名」フィールドはアルファベット順)のみ並べ替えの自動化を解除したい場合があります。しかし、ピボットテーブルのオプション設定は、ピボットテーブル全体に適用されるため、個別のフィールドで異なる設定を直接行うことはできません。

対処法:

  1. フィールドごとの並べ替え設定を「なし」にする
    これは上記の手順4で説明した方法です。個別のフィールドの右クリックメニューから「並べ替え」→「なし」を選択することで、そのフィールドのみ自動並べ替えを無効にできます。他のフィールドは自動並べ替えが有効なままであることを確認してください。
  2. 手動で希望の順序を設定する
    「なし」に設定した後、手動で希望の順序に並べ替えます。フィールドを右クリックし、「並べ替え」→「その他」を選択すると、カスタムリストを使用して表示順序を定義できます。例えば、「1月」「2月」「3月」といったカスタムリストを作成し、適用することができます。

ピボットテーブルと手動レイアウトの比較

ピボットテーブルの自動並べ替え機能と、手動でレイアウトを固定する設定には、それぞれメリット・デメリットがあります。

項目 ピボットテーブルの自動並べ替え 手動レイアウトの固定
メリット データの傾向を把握しやすい
集計結果の初期表示が整う
更新時に自動で並び替えられる
意図した通りの表示順序を維持できる
レポートのレイアウトが崩れない
特定の順序でデータを見せたい場合に有効
デメリット 手動で設定した順序が上書きされる
意図しない並び替えが発生する
特定の順序での表示が難しい場合がある
データ更新時に手動で再度並べ替えが必要な場合がある
自動化されていないため手間がかかる
元のデータソースの並び順に影響を受けることがある
主な用途 データ探索、傾向分析の初期段階
頻繁にデータ更新を行い、その都度確認する場合
定型レポート作成、プレゼンテーション資料作成
特定の順序でデータを提示する必要がある場合

ピボットテーブルの自動並べ替えは、データの探索や傾向の発見に役立ちますが、レポートとして固定された形式で提示したい場合には、手動レイアウトの固定が適しています。どちらの設定を選択するかは、レポートの目的や利用シーンに応じて判断することが重要です。

まとめ

ピボットテーブルの自動並べ替えを解除し、手動で設定したレイアウトを固定することで、レポート作成の自由度が高まります。「ピボットテーブルのオプション」設定と、各フィールドの並べ替え設定を「なし」に変更する手順を理解すれば、意図した通りの表示を維持できます。

今後は、ピボットテーブルの更新後も、ご自身が設定したレイアウトが崩れる心配がなくなります。この設定を応用して、より見やすく、目的に合ったピボットテーブルを作成してみてください。

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この記事の監修者
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超解決 Excel・Word研究班

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