Web上の情報をExcelで活用したい場面は多いでしょう。特に、Webページに掲載されている表形式のデータは、手作業でコピー&ペーストすると手間がかかり、ミスも発生しやすいです。ExcelのPower Query機能を使えば、URLを指定するだけでWebページ上のテーブルデータを自動的に取り込めます。この記事では、Power Queryを使ってWebページからテーブルデータを取得する具体的な手順を解説します。
Power Queryは、Excel 2016以降およびMicrosoft 365で標準搭載されている強力なデータ加工ツールです。Webページだけでなく、様々なデータソースからデータを取得し、整形・統合する作業を効率化できます。Web上のテーブルデータをExcelに取り込み、分析やレポート作成に活用したいと考えている方に役立つ情報を提供します。
【要点】Power QueryでWebページからテーブルデータを取得する手順
- Webから: URLを指定してWebページ上のテーブルデータを取得する機能です。
- テーブルの選択: 取得したデータの中から、取り込みたいテーブルを選択します。
- データの整形: 必要に応じて、Power Queryエディターでデータのクリーニングや加工を行います。
- Excelへの読み込み: 整形したデータをExcelシートに読み込みます。
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目次
Power QueryでWebテーブルを取り込む仕組み
Power Queryは、Excelに搭載されているデータ取得・加工機能です。Webページ上のテーブルデータを取得する際は、指定されたURLにアクセスし、HTMLソースコードを解析します。その解析結果から、テーブルとして認識できる構造のデータを探し出します。見つかったテーブルデータは、Power Queryエディター上でプレビュー表示され、ユーザーは不要な列の削除やデータ型の変更などの加工を行えます。最終的に、加工済みのデータをExcelワークシートに読み込むことで、Web上の情報をExcelで利用できるようになります。
この機能は、定期的に更新されるWeb上の統計データや、公開されているリストなどをExcelで集計・分析したい場合に特に有効です。手作業でのデータ収集にかかる時間と労力を大幅に削減し、ヒューマンエラーのリスクも低減できます。
Webページからテーブルデータを取得する手順
ExcelでPower Queryを使用してWebページからテーブルデータを取得する手順を説明します。この機能はExcel 2016以降で利用可能です。Excel 2019やMicrosoft 365でも同様の手順で実行できます。
- 「データ」タブを開く
Excelのリボンメニューから「データ」タブをクリックします。 - 「Webから」を選択する
「データの取得と変換」グループにある「データの取得」をクリックし、「その他のソースから」→「Webから」を選択します。Excel 2016の場合は、「データの取得」→「その他のソースから」→「Webから」を選択します。 - URLを入力する
「Webから」ダイアログボックスが表示されたら、「URL」欄にWebページのアドレス(URL)を入力して「OK」をクリックします。 - Webサイトへのアクセス許可(初回のみ)
初めてアクセスするWebサイトの場合、「アクセス許可」ダイアログが表示されることがあります。通常は「匿名」を選択し、「接続」をクリックします。必要に応じて、Webサイトの認証方法を選択してください。 - 「ナビゲーター」ウィンドウでテーブルを選択する
Power QueryがWebページを解析し、「ナビゲーター」ウィンドウが表示されます。このウィンドウには、Webページ上のテーブルやリンクが一覧表示されます。取り込みたいテーブルの名称(通常は「Table 0」や「Table 1」のように表示されます)をクリックすると、右側のプレビュー画面で内容を確認できます。 - 「データの変換」または「読み込み」を選択する
取り込みたいテーブルを選択したら、ウィンドウ下部にあるボタンを選択します。- 「データの変換」: Power Queryエディターが開きます。ここでデータのクリーニングや加工(不要な列の削除、データ型の変更、フィルター適用など)を行います。
- 「読み込み」: 選択したテーブルをそのままExcelワークシートに読み込みます。加工が不要な場合に選択します。
- Power Queryエディターでのデータ整形(「データの変換」を選択した場合)
「データの変換」を選択するとPower Queryエディターが開きます。ここで以下の操作を行います。- 不要な列の削除
削除したい列を選択し、右クリックメニューから「列の削除」を選択するか、リボンの「ホーム」タブにある「列の削除」をクリックします。 - データ型の変更
列ヘッダーの左側にあるアイコンをクリックすると、データ型を変更できます(例:テキスト、整数、小数点数、日付など)。Webから取得したデータは「テキスト」型になっている場合が多いため、必要に応じて適切な型に変更してください。 - フィルターの適用
列ヘッダーのフィルターボタンをクリックし、不要な行を除外します。 - 列名の変更
列ヘッダーをダブルクリックすると、列名を変更できます。
- 不要な列の削除
- Excelへの読み込み
Power Queryエディターでデータ整形が完了したら、リボンの「ホーム」タブにある「閉じて読み込む」をクリックします。 - 読み込み先の選択
「データのインポート」ダイアログボックスが表示されます。データの読み込み先(既存のワークシートまたは新規ワークシート)と、データの表示形式(テーブル、ピボットテーブルレポート、ピボットグラフレポート)を選択し、「OK」をクリックします。
Power Queryでのデータ更新
Webページ上のデータが更新された場合、Excelでその変更を反映させるには「更新」操作を行います。
- 「データ」タブを開く
Excelのリボンメニューから「データ」タブをクリックします。 - 「すべて更新」をクリックする
「クエリと接続」グループにある「すべて更新」ボタンをクリックします。または、Excelシート上のテーブルを右クリックし、「更新」を選択しても同様の操作ができます。
これにより、Power Queryは指定したURLに再度アクセスし、最新のデータを取得してExcelシートに反映させます。定期的に更新したいデータソースに対してこの機能を使うことで、常に最新の情報を参照できます。
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Power QueryでWebテーブルを取り込む際の注意点とよくある質問
Power Queryを使ったWebテーブルの取り込みは非常に便利ですが、いくつかの注意点や、よくある質問があります。これらを理解しておくことで、よりスムーズにデータを活用できるようになります。
Webページのデザイン変更による影響
Webサイトのデザインや構造が変更されると、Power Queryがテーブルを正しく認識できなくなることがあります。特に、Webサイトの運営者がテーブルのHTML構造を変更した場合、以前設定したクエリがエラーになる可能性があります。その場合は、再度「データの取得」からクエリを再設定する必要があるかもしれません。
テーブルとして認識されない場合
Webページ上のデータが、ExcelのPower Queryで「テーブル」として認識されない場合があります。これは、データがHTMLの
| 項目 | Power QueryでのWebテーブル取得 | Excelのテーブル機能 |
|---|---|---|
| 主な目的 | Web上のデータをExcelに取り込む | Excel内のデータを整理・分析する |
| データソース | Webページ | Excelワークシート |
| 更新方法 | 「データ」タブの「すべて更新」 | Excelシート上のテーブルで手動または自動 |
| 加工機能 | データのクリーニング、変換、結合など高度な加工が可能 | 並べ替え、フィルター、集計行、構造化参照など |
まとめ
この記事では、ExcelのPower Query機能を使用してWebページ上のテーブルデータをURL指定で取り込む手順を解説しました。Webページから直接データを取得し、必要に応じて整形してからExcelに読み込むことで、手作業によるデータ収集の手間を大幅に削減できます。定期的に更新されるWeb上の情報を活用したい場合に、この機能は非常に強力な味方となります。今後は、取得したデータを基に、さらに高度な分析やレポート作成に挑戦してみてください。
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