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【Googleスプレッドシート】FV関数で将来価値を計算!定期積立の最終金額を求める

【Googleスプレッドシート】FV関数で将来価値を計算!定期積立の最終金額を求める
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毎月一定額を積み立てると、利息込みで将来いくらになるのか。住宅ローンの繰上げ返済をすると、いくら損益が出るのか。このような将来価値の計算には、Googleスプレッドシートの FV関数が便利です。

FV関数は財務計算の基本関数で、利率・期間・定期支払額・現在の元本を渡すと将来時点の価値を返します。手計算では電卓と複利公式が必要な計算を、関数1つで瞬時に求められます。

本記事では、FV関数の基本構文、引数ごとの符号ルール、定期積立と一時払いの違い、シミュレーションの実例までをまとめて解説します。

【要点】FV関数で将来価値を求める3つのポイント

  • =FV(利率, 期間, 定期支払額, 現在価値, 支払期日) で将来価値を計算: 5つの引数で定期積立や一時払いの将来額が出ます。
  • 支払額と現在価値はマイナスで指定: 自分のお金が出ていく方向を負で表すのが財務関数の慣習です。
  • 利率は支払頻度と一致させる: 月単位の積立なら年利を12で割って月利に変換し、期間も月数で渡します。

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FV関数の構文と引数の意味

FV関数の基本構文は =FV(rate, periods, payment, [present_value], [end_or_beginning]) です。第1引数のrateは1期あたりの利率、第2引数のperiodsは期数、第3引数のpaymentは1期あたりの支払額、第4引数の現在価値は省略可能、第5引数の支払期日も省略可能です。

財務関数の慣習として、自分から出ていくお金は負の値で指定します。毎月3万円を積み立てるなら -30000、現在の元本100万円も負の値で -1000000 と入れます。受け取る側のお金(満期金など)は正の値で返ります。

利率と期間は単位を揃えることが必須です。年利1.2%で月々積み立てるなら、利率に 1.2%/12 = 0.001、期間に月数(20年なら240)を指定します。年単位ならそのまま年利と年数、月単位なら月利と月数という対応関係を厳守します。

FV関数で定期積立の将来価値を計算する手順

  1. 各セルにパラメータを入力します
    A1に年利(例: 0.012)、A2に積立年数(例: 20)、A3に月額(例: 30000)を入れて、見える化された設計にします。
  2. 結果セルに =FV(A1/12, A2*12, -A3) を入力します
    年利を月利に変換し、年数を月数に変換し、月額をマイナスで指定します。元本0からのスタートなら現在価値は省略可能です。
  3. 結果が表示される
    例えば月3万円を年利1.2%で20年積み立てると、約811万円が返ってきます。元本720万に対し利息91万円分が増えた形です。
  4. パラメータを変えて感度分析
    利率0.5%・1%・2%・3%と並べて、どれだけ満期金額が変わるかを比較すると、利率の重みが直感的に把握できます。
  5. 支払期日を月初・月末で切替
    第5引数を1にすると月初、0または省略で月末払いです。月初払いの方が利息が多く乗るため最終金額が少し増えます。

一時払いと定期積立の組み合わせ手順

  1. 初期投資100万円+月3万円積立のシナリオを作る
    =FV(0.012/12, 20*12, -30000, -1000000) のように現在価値を-1000000で指定します。
  2. 結果は2つの将来価値の合計
    初期100万の将来価値と月3万円積立の将来価値の合計が返ります。電卓では2つを別々に計算する必要がある内容を、関数1つで処理できる便利さです。
  3. 異なる利率商品の比較
    定期預金(0.5%)・つみたてNISA(年4%想定)・iDeCo(年5%想定)など、複数商品を1表で並べて将来価値を比較できます。
  4. グラフで可視化
    1年後・5年後・10年後・20年後と期間を変えて将来価値を計算し、折れ線グラフにすると複利効果の威力が視覚的に伝わります。

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FV関数でつまずきやすいパターン

結果が負の値になる

支払額と現在価値の符号設定が間違っています。出金は負、入金は正の慣習に従って入力すると、満期金は正の値で返ってきます。-3万円積立 → +811万円受取の関係です。

利率と期間の単位が合わない

年利のまま月数を指定すると、年利1.2%が月利1.2%になり、結果が桁違いに大きくなります。月単位の積立なら必ず年利を12で割って月利に変換してください。

結果が予想より少ない

日本の現在の超低金利下では、預金の利息は微々たるものです。年利0.001%なら20年積立てても月3万×240ヶ月=720万にほぼ近い数字しか出ません。投資型の商品(年利3%以上)を想定すると複利効果が見えてきます。

税金や手数料は含まれない

FV関数は理論的な利息計算のみで、源泉徴収税や信託報酬などのコストは反映されません。実際の手取り額を求めるには、結果から税金分を別途引く処理が必要です。

財務関連関数の使い分け比較

関数 用途 逆算する内容
FV 将来価値の計算 満期金
PV 現在価値の計算 必要な元本
PMT 定期支払額の計算 月々返済額
RATE 利率の逆算 必要な利回り
NPER 期間の逆算 必要な積立期間

まとめ

FV関数は将来価値を求める財務計算の基本ツールで、利率・期間・支払額・現在価値の組み合わせで定期積立や一時払いの将来額を瞬時に計算できます。支払額と現在価値はマイナスで指定する財務慣習、利率と期間の単位を揃える原則を押さえれば、複雑な複利計算も関数1つで処理可能です。実務では税金や手数料を別途考慮する必要がありますが、商品比較や長期シミュレーションの起点として非常に役立ちます。PV・PMT・RATEと組み合わせれば、ライフプランニング全般のシミュレーションが構築できます。


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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。