グラフを作ったものの、系列の重なり順が思っていたのと違って見づらいと感じたことはありませんか。Googleスプレッドシートのグラフでは、後から追加した系列が前面に表示される仕組みになっています。この記事では、系列の重ね順を変更して見やすいグラフに調整する方法を詳しく解説します。
【要点】グラフ系列の重ね順を自在に変更する3つのポイント
- データテーブルの行順を並べ替える: グラフはデータ行の上から順に重ねられるため、データの並びを変えるだけで重ね順を変更できます。
- グラフエディタの「系列」で順序を調整する: データテーブルを並べ替えたくない場合でも、グラフエディタの系列順変更機能で重ね順を調整できます。
- 関数SORTやFILTERで動的に並べ替える: 元データを変更せずに、関数を使って表示順を制御し、グラフの重ね順を動的に変更することも可能です。
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目次
グラフ系列の重ね順が決まる仕組み
Googleスプレッドシートのグラフは、系列をデータテーブルの列順に従って描画します。具体的には、データテーブルの左から右の順に系列が割り当てられ、同じくデータの行順に従って棒グラフや面グラフの重なりが決まります。棒グラフでは最初の系列が一番背面、最後の系列が一番前面に表示されます。面グラフでも同様で、最初の系列が背面、最後の系列が前面になります。この仕組みを理解すれば、データの並びを変えることで重ね順を自由にコントロールできるようになります。
重ね順を変更する具体的な手順
ここでは、実際にグラフの系列を並べ替える手順を3つの方法で説明します。
方法1: データテーブルの行を並べ替える
- グラフの元データを確認する
グラフの元になっているデータ範囲を確認します。系列ごとのデータが横方向(列)に並んでいる場合は、列の並び順がそのまま系列の重ね順になります。 - 系列を表示したい順に列を移動する
例えば、一番前面に表示したい系列の列を一番右に移動します。列の選択方法は、列見出しをクリックしてから「編集」メニューの「列を切り取って貼り付け」や、ドラッグ&ドロップで移動できます。 - グラフが自動更新されることを確認する
データテーブルを変更すると、グラフは自動的に再描画され、系列の重ね順が変わります。これで完了です。
方法2: グラフエディタの系列順を変更する
- グラフをクリックして選択する
変更したいグラフをクリックします。右上にグラフエディタのアイコン(3つの点)が表示されます。 - グラフエディタを開く
グラフエディタのアイコンをクリックし、「編集」を選択します。右側にグラフエディタが表示されます。 - 「カスタマイズ」タブを開く
グラフエディタの上部タブから「カスタマイズ」を選択します。 - 「系列」セクションを展開する
「カスタマイズ」内の「系列」をクリックして展開します。系列ごとに書式設定が表示されます。 - 系列の順序をドラッグで変更する
「系列」セクション内の各系列名の左側に並び替えハンドル(六点ドット)が表示されます。それをドラッグして、希望の順序に並べ替えます。上にある系列ほど背面、下にある系列ほど前面になります。 - グラフが更新されるのを確認する
ドラッグを離すとグラフが自動的に更新され、重ね順が変更されます。
方法3: 関数を使って動的に並べ替える
- 新しいシートまたは別の範囲に関数を準備する
元データとは別の場所に、SORT関数やFILTER関数を使って系列の順序を入れ替えたデータ範囲を作成します。例えば、=SORT(元範囲, 並べ替え列, 昇順/降順) のように使います。 - グラフのデータ範囲を関数の結果範囲に変更する
グラフをクリックし、グラフエディタの「セットアップ」タブでデータ範囲を、関数を入力したセル範囲に変更します。 - 並べ替え条件を変更して重ね順を動的に変える
関数の条件を変更すれば、グラフの重ね順も自動的に変わります。元データをそのまま残せるので、元の構成を維持したい場合に便利です。
重ね順変更で起こりがちなトラブルと対処法
グラフエディタで系列の並び替えができない
Googleスプレッドシートのグラフでは、積み上げ棒グラフや積み上げ面グラフなど一部のグラフ種類では系列の並び替えが直接できない場合があります。その場合はデータテーブルの列順を変更する方法(方法1)や関数を使う方法(方法3)を試してください。また、グラフの種類を「通常の棒グラフ」や「面グラフ」に変更することで、並び替えが可能になることもあります。
系列の順序を変更してもグラフが変わらない
グラフエディタで系列の順序を変更したのに重ね順が変わらない場合は、グラフの種類が「積み上げ」系になっていないか確認してください。積み上げグラフでは系列の順序が重ね順に直接反映されないことがあります。また、データテーブルに空白列やエラーがあると正しく反映されないため、データ範囲が適切かどうかも確認しましょう。
棒グラフと面グラフで重ね順の指定方法が違う
棒グラフでは系列の順序を変更するとすぐに重ね順が変わりますが、面グラフでは透明度を設定しないと背面の系列が見えづらい場合があります。面グラフで重ね順を調整する際は、各系列の塗りつぶしの不透明度を適宜調整して、下の系列が透けて見えるようにすると見やすくなります。
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各方法の比較
| 方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| データテーブルの列順を変更 | 元データをそのまま使えるため直感的で簡単 | 元データの並びが変わるため他の集計に影響する可能性がある |
| グラフエディタの系列順変更 | データを変更せずにグラフだけ重ね順を変えられる | 一部のグラフ種類では利用できない |
| 関数(SORT/FILTER)で動的並び替え | 元データを保全しつつ柔軟に順序を変更できる | 関数の知識が必要で設定がやや複雑 |
まとめ
グラフ系列の重ね順を変更するには、データテーブルの列を並べ替える方法、グラフエディタで系列順をドラッグする方法、関数を使って動的に制御する方法の3つがあります。データの並びを変えたくない場合はグラフエディタを使い、より柔軟な制御が必要ならSORT関数やFILTER関数を活用します。これらの方法を組み合わせれば、複雑なグラフでも見やすい重ね順に調整できます。最初は基本の方法から試し、慣れてきたら動的な並び替えにも挑戦してみてください。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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