【iPhone・iPad】iPhoneのパスコードを忘れた時の初期化と復旧の手順まとめ

【iPhone・iPad】iPhoneのパスコードを忘れた時の初期化と復旧の手順まとめ
🛡️ 超解決

iPhoneやiPadのパスコードを忘れてしまい、デバイスにアクセスできなくなる状況は少なくありません。

パスコードを連続で間違えるとデバイスがロックされ、操作不能になることがあります。

この記事では、パスコードを忘れてロックされたiPhoneやiPadを初期化し、その後データを復旧させるための具体的な手順を解説します。

【要点】パスコード忘れ時の初期化とデータ復旧

  • リカバリモードでの初期化: パスコードを解除し、デバイスを工場出荷状態に戻すことができます。
  • iCloudからのデバイス消去: 遠隔操作でデバイスを初期化し、パスコードを解除することができます。
  • バックアップからの復元: 初期化後にiCloudまたはコンピュータのバックアップからデータを以前の状態に戻すことができます。

ADVERTISEMENT

iPhone・iPadのパスコードを忘れた場合にデバイスがロックされる仕組み

iPhoneやiPadは、ユーザーのデータ保護のために強力なセキュリティ機能を備えています。

パスコードの入力に連続して失敗すると、デバイスは不正アクセスを防ぐために一時的にロックされます。

最初は短時間のロックですが、失敗回数が増えるにつれてロック時間は延長され、最終的には「iPhoneは使用できません」または「iPadは使用できません」と表示され、操作が完全にできなくなります。

この状態になったデバイスに再びアクセスするには、デバイスを初期化してパスコードを解除するしか方法がありません。

初期化するとデバイス内のすべてのデータが消去されるため、事前にバックアップを取得しているかどうかがデータ復旧の鍵となります。

パスコードを忘れたiPhone・iPadを初期化する手順

パスコードを忘れてロックされたiPhoneやiPadを初期化する方法は主に2つあります。

デバイスがコンピュータに接続できる場合はリカバリモードを使う方法、インターネットに接続できる場合はiCloudから消去する方法です。

リカバリモードで初期化する

コンピュータに接続してリカバリモードで初期化する方法は、デバイスがインターネットに接続できない場合や、「iPhoneを探す」がオフになっている場合にも有効です。

この方法では、コンピュータにインストールされたFinderまたはiTunesを使用します。

  1. デバイスの電源を切る
    iPhone X以降、iPad Face IDモデル:サイドボタンといずれかの音量ボタンを同時に長押しし、電源オフスライダが表示されたらドラッグして電源を切ります。
    iPhone SE(第2世代以降)、iPhone 8以前、iPad Touch IDモデル:サイドボタンまたはトップボタンを長押しし、電源オフスライダが表示されたらドラッグして電源を切ります。
  2. デバイスをリカバリモードにする
    デバイスをコンピュータに接続する準備をします。
    iPhone X以降、iPad Face IDモデル:サイドボタンを長押ししながらコンピュータに接続します。
    iPhone SE(第2世代以降)、iPhone 8以前:音量ダウンボタンを長押ししながらコンピュータに接続します。
    iPhone 7以前、iPad Touch IDモデル:ホームボタンを長押ししながらコンピュータに接続します。
    リカバリモード画面が表示されるまでボタンを押し続けます。
  3. FinderまたはiTunesでデバイスを検出する
    Macの場合はFinder、Windowsの場合はiTunesが自動的に開きます。
    「復元」または「アップデート」のオプションが表示されたら、「復元」を選択します。
    これによりデバイスのソフトウェアが再インストールされ、すべてのデータが消去されます。
  4. 復元プロセスを待つ
    コンピュータがデバイスのソフトウェアをダウンロードし、インストールするまで待ちます。
    このプロセスには時間がかかる場合があります。
  5. 初期設定を行う
    復元が完了すると、デバイスは初期設定画面になります。
    新しいiPhoneまたはiPadとして設定するか、バックアップからデータを復元します。

iCloudからデバイスを消去する

「iPhoneを探す」機能(iOS 13以降は「デバイスを探す」に統合)が有効になっている場合、iCloud経由で遠隔からデバイスを初期化できます。

この方法を利用するには、デバイスがインターネットに接続されている必要があります。

  1. iCloud.comにアクセスする
    別のiPhone、iPad、またはコンピュータのWebブラウザでiCloud.comにアクセスします。
  2. Apple IDでサインインする
    パスコードを忘れたデバイスで使用しているApple IDとパスワードを入力してサインインします。
  3. 「デバイスを探す」を選択する
    iCloudのメニューから「デバイスを探す」をクリックします。
  4. 消去したいデバイスを選ぶ
    画面上部の「すべてのデバイス」をクリックし、初期化したいiPhoneまたはiPadを選択します。
  5. 「iPhoneを消去」または「iPadを消去」を選択する
    デバイスの情報が表示されたら、「iPhoneを消去」または「iPadを消去」をクリックします。
    確認のメッセージが表示されたら、再度「消去」を選択します。
  6. Apple IDのパスワードを入力する
    セキュリティのために、Apple IDのパスワードの入力を求められます。
    パスワードを入力し、消去プロセスを開始します。
  7. デバイスの初期化を待つ
    デバイスがインターネットに接続されていれば、遠隔で初期化が開始され、すべてのデータが消去されます。
    初期化が完了すると、デバイスは工場出荷状態に戻ります。

初期化後にiPhone・iPadのデータを復旧させる手順

デバイスを初期化した後、以前に作成したバックアップがあれば、そのバックアップからデータを復元できます。

バックアップの種類によって復元方法が異なります。

iCloudバックアップから復元する

デバイスを初期化して初期設定画面になった後、iCloudバックアップからデータを復元できます。

この方法にはWi-Fi接続が必要です。

  1. 初期設定を開始する
    初期化されたiPhoneまたはiPadの電源を入れ、言語と国/地域を選択します。
  2. 「Appとデータ」画面に進む
    画面の指示に従い、「クイックスタート」設定をスキップし、「手動で設定」をタップします。
    Wi-Fiネットワークに接続し、「Appとデータ」画面が表示されるまで進めます。
  3. 「iCloudバックアップから復元」を選択する
    「Appとデータ」画面で「iCloudバックアップから復元」をタップします。
  4. Apple IDでサインインする
    iCloudバックアップを作成したApple IDとパスワードを入力してサインインします。
  5. 復元したいバックアップを選ぶ
    利用可能なバックアップの一覧が表示されるので、日付とサイズを確認して復元したいバックアップを選択します。
    パスコードを忘れる前の最新のバックアップを選ぶことが推奨されます。
  6. 復元プロセスを待つ
    選択したバックアップからのデータ復元が開始されます。
    復元が完了するまでデバイスをWi-Fiに接続したままにしておきます。

コンピュータのバックアップから復元する

FinderまたはiTunesで作成したバックアップがある場合、そのバックアップからデバイスを復元できます。

この方法にはデバイスとバックアップを保存したコンピュータが必要です。

  1. 初期設定を開始する
    初期化されたiPhoneまたはiPadの電源を入れ、言語と国/地域を選択します。
  2. 「Appとデータ」画面に進む
    画面の指示に従い、「クイックスタート」設定をスキップし、「手動で設定」をタップします。
    Wi-Fiネットワークに接続し、「Appとデータ」画面が表示されるまで進めます。
  3. 「MacまたはPCから復元」を選択する
    「Appとデータ」画面で「MacまたはPCから復元」をタップします。
  4. デバイスをコンピュータに接続する
    デバイスをバックアップを作成したコンピュータに接続します。
  5. FinderまたはiTunesでバックアップから復元する
    Macの場合はFinder、Windowsの場合はiTunesを開きます。
    デバイスが検出されたら、表示されるデバイスの概要画面で「バックアップを復元」を選択します。
    復元したいバックアップを選択し、「復元」をクリックします。
  6. 復元プロセスを待つ
    コンピュータがバックアップデータをデバイスに転送します。
    復元が完了するまでデバイスをコンピュータに接続したままにしておきます。

バックアップがない場合の注意点

iCloudにもコンピュータにもバックアップがない場合、初期化されたデバイスのデータを復元することはできません。

この場合、デバイスは新しいiPhoneまたはiPadとして設定することになります。

アプリはApp Storeから再ダウンロードできますが、アプリ内のデータや写真、メッセージなどの個人データは失われます。

ADVERTISEMENT

初期化・復旧に関する注意点とよくある疑問

パスコードを忘れて初期化と復旧を行う際には、いくつかの重要な注意点があります。

Apple IDのパスワードも忘れてしまった場合

iCloudからのデバイス消去やiCloudバックアップからの復元、さらには初期化後のアクティベーションロック解除には、Apple IDとそのパスワードが必要です。

Apple IDのパスワードを忘れてしまった場合、まずApple IDのパスワードをリセットする必要があります。

Appleの公式ウェブサイト「Apple IDアカウント管理ページ」からパスワードのリセット手順を進めることができます。

「iPhoneを探す」がオフになっている場合

「iPhoneを探す」機能がオフになっているデバイスは、iCloudからの遠隔消去ができません。

この場合、リカバリモードを使用してコンピュータからデバイスを初期化する方法のみが利用可能です。

リカバリモードでの初期化は、インターネット接続の有無に関わらず実行できます。

初期化後にアクティベーションロックがかかる場合

「iPhoneを探す」がオンになっている状態でデバイスを初期化すると、アクティベーションロックがかかります。

これは、デバイスが盗難された場合に第三者による不正使用を防ぐためのセキュリティ機能です。

アクティベーションロックを解除するには、初期化前にデバイスにサインインしていたApple IDとパスワードの入力が必要です。

このパスワードが分からないと、デバイスは使用できません。

初期化方法と復元方法の比較

パスコードを忘れた際の初期化と、その後のデータ復元方法について、それぞれの特徴を比較します。

項目 リカバリモードでの初期化 iCloudからのデバイス消去
前提条件 コンピュータ(Finder/iTunes)が必要 デバイスがオンラインである必要あり
データ消去 すべてのデータが消去される すべてのデータが消去される
「探す」機能 「探す」がオフでも可能 「探す」がオンである必要あり
必要なもの コンピュータ、USBケーブル Apple ID、パスワード、別のデバイスまたはWebブラウザ
アクティベーションロック 「探す」がオンならかかる 「探す」がオンならかかる
項目 iCloudバックアップからの復元 コンピュータバックアップからの復元
前提条件 iCloudにバックアップがあること、Wi-Fi接続 コンピュータにバックアップがあること、USBケーブル
復元されるデータ バックアップ時点のデータ バックアップ時点のデータ
必要なもの Apple ID、パスワード、Wi-Fi接続 コンピュータ(Finder/iTunes)、USBケーブル
利便性 デバイス単体で実行可能 コンピュータとの接続が必要

iPhoneやiPadのパスコードを忘れてしまった場合の初期化とデータ復旧の手順を解説しました。

リカバリモードやiCloudからのデバイス消去で初期化し、その後iCloudまたはコンピュータのバックアップからデータを復元できます。

パスコード忘れによるデータ消失を防ぐためにも、日頃からiCloudやFinder/iTunesでの定期的なバックアップを習慣にすることをおすすめします。

万が一に備え、Apple IDのパスワードも忘れないように管理しましょう。

ADVERTISEMENT

この記事の監修者
✍️

超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。