Safariでウェブサイトを閲覧する際、個人情報が複数のサイト間で追跡されているのではないかと不安に感じる場合があります。
「サイト越えトラッキング防止」機能は、このようなプライバシーの懸念を軽減するためにSafariに搭載された重要な設定です。
この記事では、iPhoneとiPadでこのプライバシー保護機能を有効にする具体的な手順を解説します。
設定方法を理解し、より安心してインターネットを利用できるようになります。
【要点】Safariのサイト越えトラッキング防止設定でプライバシーを保護
- 設定 → Safari → サイト越えトラッキング防止: ウェブサイトによる個人情報の追跡を制限します。
- 設定 → Safari → すべてのCookieをブロック: ほとんどのCookieの保存を拒否し、さらにプライバシーを強化します。
- 設定 → Safari → プライバシー保護レポート: 過去7日間のトラッカーブロック状況を確認できます。
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目次
Safariの「サイト越えトラッキング防止」機能の概要
「サイト越えトラッキング防止」は、Safariに搭載されているプライバシー保護機能の一つです。この機能は、アクセスしているウェブサイトとは異なるドメインのウェブサイトや広告会社が、ユーザーの閲覧履歴を追跡することを防ぎます。たとえば、あるECサイトで閲覧した商品が、別のニュースサイトの広告として表示されるのは、サイト越えトラッキングの一例です。
この機能が有効になっていると、Safariは第三者のCookieやその他のデータが、複数のウェブサイトにわたってユーザーの行動を追跡するのを自動的に制限します。これにより、ユーザーのオンライン行動がプロファイルされ、ターゲティング広告の表示やデータ収集に利用されるリスクを低減できます。ユーザーのプライバシー保護を強化する上で非常に重要な設定です。
この機能は、ウェブサイトがユーザーのブラウザに保存する情報の一部であるCookieを管理することで動作します。特に、サードパーティCookieと呼ばれる、訪問しているドメインとは異なるドメインから発行されるCookieの利用を制限します。これにより、広告ネットワークなどが異なるサイトをまたいでユーザーの行動履歴を収集しにくくなります。
Safariだけでなく、Google ChromeやMozilla Firefoxなどの主要なウェブブラウザにも同様のプライバシー保護機能が搭載されています。それぞれのブラウザで設定を確認し、ご自身のプライバシー保護レベルを調整することが推奨されます。
iPhone・iPadで「サイト越えトラッキング防止」を有効にする手順
iPhoneとiPadの両方で、「サイト越えトラッキング防止」を有効にする手順は共通です。以下の手順に従って設定を行ってください。
- 設定アプリを開く
ホーム画面から、歯車のアイコンの「設定」アプリをタップして起動します。 - Safariの項目を探す
設定メニューを下にスクロールし、「Safari」の項目をタップします。 - 「サイト越えトラッキング防止」をオンにする
「プライバシーとセキュリティ」セクション内にある「サイト越えトラッキング防止」のスイッチをタップしてオンにします。スイッチが緑色に変われば設定は完了です。 - 設定の確認
スイッチが緑色になっていることを確認します。これで、Safariがウェブサイトを越えた追跡を防止するようになります。
プライバシー保護をさらに強化するその他のSafari設定
「サイト越えトラッキング防止」以外にも、Safariにはプライバシー保護を強化するための設定がいくつかあります。これらの設定も確認し、必要に応じて有効にすることを検討してください。
すべてのCookieをブロックする設定
Cookieは、ウェブサイトがユーザーのブラウザに保存する小さなデータです。ログイン状態の維持やショッピングカートの内容保存などに利用されますが、ユーザーの行動追跡にも使われることがあります。「すべてのCookieをブロック」を有効にすると、ほとんどのCookieの保存を拒否できます。これにより、プライバシーはさらに強化されますが、一部のウェブサイトでログインが必要になる、設定が保存されないなどの不便が生じる可能性があります。
- Safari設定画面を開く
設定アプリから「Safari」をタップします。 - 「すべてのCookieをブロック」をオンにする
「プライバシーとセキュリティ」セクション内にある「すべてのCookieをブロック」のスイッチをタップしてオンにします。
IPアドレスを非公開にする設定
IPアドレスは、インターネット上の住所のようなもので、ウェブサイトがユーザーの所在地や通信元を特定するのに使われることがあります。「IPアドレスを非公開」機能は、iCloud+の契約者向けに提供されており、Safariでの閲覧時にIPアドレスをトラッカーやウェブサイトから隠すことができます。これにより、さらに匿名性を高め、個人情報の特定を防ぐことができます。
- Safari設定画面を開く
設定アプリから「Safari」をタップします。 - 「IPアドレスを非公開」をオンにする
「プライバシーとセキュリティ」セクション内にある「IPアドレスを非公開」をタップし、「トラッカーとWebサイト」を選択します。
プライバシー保護レポートの確認方法
Safariの「プライバシー保護レポート」では、過去7日間にSafariがブロックしたトラッカーの数や、どのウェブサイトで最も多くのトラッカーがブロックされたかを確認できます。このレポートを見ることで、ご自身のウェブ閲覧がどれだけ追跡されているか、そして「サイト越えトラッキング防止」機能がどれだけ効果を発揮しているかを視覚的に把握できます。
- Safari設定画面を開く
設定アプリから「Safari」をタップします。 - 「プライバシー保護レポート」をタップする
「プライバシーとセキュリティ」セクション内にある「プライバシー保護レポート」をタップします。 - レポート内容を確認する
過去7日間にブロックされたトラッカーの総数と、最も多くトラッカーがブロックされたウェブサイトの一覧が表示されます。
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「サイト越えトラッキング防止」に関する注意点とよくある疑問
「サイト越えトラッキング防止」機能はプライバシー保護に有効ですが、いくつかの注意点や誤解しやすい点があります。設定を有効にする前に、これらの点も理解しておくことが重要です。
一部のウェブサイトで機能が制限される場合がある
「サイト越えトラッキング防止」を有効にすると、一部のウェブサイトで意図しない挙動が発生する可能性があります。例えば、別のサービスのアカウントでログインする「ソーシャルログイン」が機能しない、ショッピングサイトでカートに入れた商品が消える、あるいはログイン状態が維持されないといった状況です。これは、ウェブサイトが複数のドメイン間で情報を共有する際に、この機能がその通信をブロックするためです。
もし特定のウェブサイトで問題が発生した場合は、そのサイトを閲覧している間だけ一時的にこの機能をオフにすることも可能です。しかし、オフにすることでプライバシー保護が一時的に低下することに注意が必要です。
追跡型広告が完全になくなるわけではない
「サイト越えトラッキング防止」は、異なるウェブサイト間でのユーザーの行動追跡を防ぐことを目的としています。しかし、これによりすべての追跡型広告がなくなるわけではありません。例えば、現在閲覧しているウェブサイト自体が収集したデータに基づいた広告や、Googleなどの大手広告プラットフォームがユーザーのGoogleアカウント情報に基づいて表示する広告は、引き続き表示される可能性があります。
この機能は、あくまで「サイトを越えた」追跡を制限するものであり、ウェブサイト内での追跡や、ユーザーが明示的に許可した情報に基づく広告の表示を完全に防ぐものではないことを理解しておく必要があります。
他のブラウザでの設定も考慮する
iPhoneやiPadでSafari以外のウェブブラウザ(Google Chrome、Mozilla Firefox、Microsoft Edgeなど)を利用している場合、それぞれのブラウザにも独自のプライバシー設定が存在します。Safariで「サイト越えトラッキング防止」を有効にしても、他のブラウザにはその設定は適用されません。
複数のブラウザを使い分けている場合は、それぞれのブラウザで同様のプライバシー保護設定を確認し、必要に応じて有効にすることが推奨されます。これにより、どのブラウザを使用しても一貫したプライバシー保護レベルを維持できます。
この記事では、iPhoneとiPadのSafariで「サイト越えトラッキング防止」を有効にする手順を解説しました。
この設定を有効にすることで、複数のウェブサイトにわたる個人情報の追跡を効果的に防ぎ、ご自身のデジタルプライバシーを保護できます。
さらに「すべてのCookieをブロック」やiCloud+の「IPアドレスを非公開」といった設定も活用し、より強固なプライバシー保護を実現することが可能です。
定期的に「プライバシー保護レポート」を確認し、ご自身のオンライン活動がどのように追跡されているかを把握し、プライバシー設定を積極的に管理しましょう。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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