【Jira】課題の作成画面に必要な項目を追加する時の画面設定

【Jira】課題の作成画面に必要な項目を追加する時の画面設定
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Jiraで課題を作成する際、デフォルトの画面に必要な項目(カスタムフィールド)がないと、情報の入力漏れや手戻りが発生しやすくなります。本記事では、Jiraの課題作成画面に任意のフィールドを追加するための画面設定手順を、プロジェクト管理者・Jira管理者向けに詳しく解説します。実際の操作画面に基づいた具体的な手順と、よくある失敗パターン、管理者へ確認すべきポイントを整理しました。

【要点】この記事で確認すること

  • 最初に見る場所: Jira管理画面の「画面」設定、またはプロジェクト設定内の「画面スキーム」です。
  • 切り分けの軸: フィールドが表示されない原因は「画面スキーム」「課題タイプ画面スキーム」「フィールド設定」の三段階の紐付けにあります。
  • 注意点: 会社のJiraで画面を変更する際は、他のプロジェクトに影響を与えないよう、適切なスキームを選択・編集する必要があります。

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Jiraの画面設定の基本構造

Jiraでは、課題作成画面に表示されるフィールドは「画面(Screen)」「画面スキーム(Screen Scheme)」「課題タイプ画面スキーム(Issue Type Screen Scheme)」の3つのレイヤーで管理されています。この階層を理解しないと、せっかくフィールドを追加しても表示されない、または別のプロジェクトに影響が出るといったトラブルが起こります。

まずは各レイヤーの役割を把握しましょう。

  • 画面(Screen): 実際に表示するフィールドの集合です。画面には「課題作成画面」「課題編集画面」「課題表示画面」などがあります。フィールドの追加・削除はこの画面に対して行います。
  • 画面スキーム(Screen Scheme): 課題の操作(作成、編集、表示)に対してどの画面を使うかを定義します。例えば、「作成画面にはScreenAを使い、編集画面にはScreenBを使う」といった設定です。
  • 課題タイプ画面スキーム(Issue Type Screen Scheme): 課題タイプごとに、どの画面スキームを使うかを定義します。「バグ」の作成時にはSchemeXを使い、「タスク」の作成時にはSchemeYを使う、といったことが可能です。

最終的にプロジェクトには「課題タイプ画面スキーム」が紐付けられており、その中で各課題タイプに画面スキームが割り当てられ、さらに画面スキーム内で操作ごとの画面が指定される、という流れです。

課題作成画面にフィールドを追加する具体的な手順

ここでは、Jira管理者がプロジェクトの課題作成画面にカスタムフィールドを追加する際の標準的な手順を説明します。Jiraのバージョンやエディション(Cloud / Data Center)によってメニュー名が若干異なる場合がありますが、基本的な流れは共通です。

  1. 管理画面にアクセスする – Jiraの画面右上にある歯車アイコンから「管理」をクリックし、管理画面に入ります。
  2. 「画面」を開く – 管理画面左メニューから「課題(Issues)」→「画面(Screens)」を選択します。ここに現在存在する全ての画面の一覧が表示されます。
  3. 対象の画面を探す – 変更したいプロジェクトで使用されている「作成画面」を特定します。画面の名称はプロジェクトごとに異なりますが、一般的には「Default Issue Screen」やプロジェクト名を含んだ画面が割り当てられています。画面スキームから逆引きする方法は後述します。
  4. 画面を編集する – 目的の画面の行にある「設定(Configure)」をクリックします。画面デザイナーが開き、左側に「利用可能フィールド」、右側に「現在の画面に含まれるフィールド」が表示されます。
  5. フィールドを追加する – 左側の利用可能フィールドの中から追加したいフィールドをドラッグ&ドロップで右側の領域に移動します。またはフィールド名の右にある「×」ボタン(追加ボタン)をクリックします。画面左上の「フィルター」を使うと目的のフィールドを素早く見つけられます。
  6. フィールドの順序を調整する – 右側でフィールドの順番をドラッグして並べ替えます。必須項目は上部に配置するとユーザーが気付きやすくなります。
  7. 変更を保存する – 画面右上の「保存(Save)」ボタンをクリックして完了です。

ただし、この手順だけでは課題作成画面にフィールドが表示されない場合があります。それは「実際にその画面を使っているプロジェクトの設定が正しくない」ことが原因です。次の章で確認手順を説明します。

追加したフィールドが表示されないときの確認手順

以下の手順で、画面スキームと課題タイプ画面スキームの設定を確認してください。

1. プロジェクトで使われている画面スキームを特定する

プロジェクト設定画面を開き、「課題タイプ画面スキーム(Issue Type Screen Scheme)」のタブを確認します。ここにプロジェクトに紐付いている課題タイプ画面スキームの名前が表示されます。その名前をクリックすると、各課題タイプに割り当てられた画面スキームの一覧が表示されます。

例えば、「バグ」の「作成画面」に「ProjectA Create Screen」と表示されていれば、その画面に先ほどフィールドを追加したかどうかを確認します。

2. 画面スキーム内の画面を確認する

管理画面の「画面スキーム(Screen Schemes)」から、先ほど特定した画面スキームを開きます。そこで「作成(Create)」の行に設定されている画面名を確認し、その画面にフィールドが含まれているかを「画面」設定画面で再度チェックします。

3. フィールドが非表示になっていないか確認する

画面デザイナーでフィールドを追加した後でも、フィールド設定(Field Configuration)で「非表示」や「必須」の設定が影響している場合があります。管理画面の「フィールド設定」で該当フィールドの表示条件を確認してください。特に「非表示」に設定されていると、画面に追加されていてもユーザーには見えません。

画面設定の失敗パターンと対策

よくある失敗例とその対策をまとめました。

失敗パターン 原因 対策
フィールドを追加したが、作成画面に表示されない 画面スキームや課題タイプ画面スキームで別の画面が使用されている プロジェクト設定から実際に使われている画面を確認し、正しい画面にフィールドを追加する
フィールドを追加したら他のプロジェクトの作成画面が変わった 共有の画面(Default Issue Screenなど)を編集してしまった プロジェクト専用の画面を作成し、それを画面スキームに割り当てる
追加したフィールドが編集画面では表示されない 作成画面と編集画面が別の画面として設定されている 同様の手順で編集画面にも同じフィールドを追加する必要がある
フィールドがグレーアウトしていて追加できない そのフィールドが既に画面に含まれている、またはシステムフィールドで制限がある 既存フィールドの重複を避け、システムフィールドは通常変更不可
管理者権限がないため画面設定が開けない Jira管理者(Jira Administrators)またはプロジェクト管理者(Project Administrators)の権限が必要 上位管理者に依頼する。プロジェクト管理者はプロジェクト設定内の画面スキーム変更が可能な場合もある

管理者に確認すべき情報

画面設定を変更する前に、以下の点をJira管理者に確認しておくとスムーズです。

  • 画面の共有範囲: 現在使っている画面は他のプロジェクトでも使用されているかどうか。共用画面を編集すると他のプロジェクトにも影響が出るため、必要に応じて画面をコピーしてから編集する。
  • フィールド設定の制約: 特定のフィールドはグローバル設定で非表示になっている可能性がある。フィールド設定で表示属性を確認する。
  • ワークフローの条件: 画面にフィールドを追加しても、ワークフロー内の条件(例:特定のステータスでのみ表示)で制御されている場合がある。ワークフロー設定も合わせて確認する。
  • アクセス権限: プロジェクトによっては、特定のユーザーグループのみにフィールドを表示するよう設定されている。画面設定とは別に「課題のセキュリティレベル」や「フィールドの権限」も確認する。

よくある質問(FAQ)

Q1. 画面にフィールドを追加したのに、プロジェクトでは古い画面が表示される

画面スキームが正しく更新されていない可能性があります。画面を編集した後、画面スキームがその画面を参照しているか確認してください。また、Jiraのキャッシュが原因の場合もあるため、ブラウザのキャッシュをクリアして再読み込みしてみてください。

Q2. 課題タイプごとに異なる作成画面を設定したい

課題タイプ画面スキームを使います。管理画面の「課題タイプ画面スキーム」で、各課題タイプに異なる画面スキームを割り当ててください。その中でさらに作成画面を分けることができます。

Q3. 追加したフィールドが必須入力にならない

必須入力は「フィールド設定(Field Configuration)」で行います。画面にフィールドを追加した後、管理画面の「フィールド設定」で該当フィールドを開き、「必須」にチェックを入れてください。ただし、プロジェクトごとに異なるフィールド設定を使う場合は、適切なフィールド設定をプロジェクトに割り当てる必要があります。

Q4. 画面のコピーを作りたい

管理画面の「画面」一覧で、コピーしたい画面の行にある「コピー」アイコンをクリックします。新しい画面名を入力して保存してください。コピー後は、その画面を画面スキームで使用するように設定します。

Q5. Jira CloudとData Centerで画面設定の場所が違う

Jira Cloudでは「管理」→「課題」→「画面」の順です。Jira Data Centerも同様ですが、画面レイアウトが少し異なることがあります。また、Data Centerではプロジェクト管理者がプロジェクト設定内で画面スキームを変更できる場合があります。

まとめ

Jiraの課題作成画面に必要な項目を追加するには、画面設定だけでなく画面スキームや課題タイプ画面スキームの階層を理解して正しく操作することが重要です。最初にプロジェクトで使用されている画面を特定し、共用画面を編集する際は他プロジェクトへの影響を考慮してください。フィールドが表示されない場合は、画面スキームの割り当てやフィールド設定の非表示属性を確認しましょう。適切な画面設定により、チームメンバーの入力負荷を減らし、データの質を向上させることができます。


この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。