Jiraで課題を作成または編集する際に、セキュリティレベルが選択できないという症状は、プロジェクトの権限設定やスキーム構成に起因することがほとんどです。この問題を放置すると、機密情報を含む課題が適切に保護されず、コンプライアンス違反や情報漏洩のリスクが生じます。本記事では、セキュリティレベルが選択できない原因を権限と設定の観点から体系的に切り分け、具体的な確認手順を解説します。最後まで読めば、自分で解決できる範囲と管理者に依頼すべきポイントが明確になります。
【要点】この記事で確認すること
- 最初に見る場所: プロジェクトの権限スキームで「Set Security Level」権限が自分に割り当てられているか。
- 切り分けの軸: 権限スキーム、セキュリティレベルスキーム、課題画面のフィールド設定、プロジェクトロールの4つで原因を絞り込む。
- 注意点: Jira管理者権限がないユーザーは、権限スキームやセキュリティレベルスキームを直接編集できません。管理者への依頼内容を具体的に伝える必要があります。
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目次
セキュリティレベルが選べない主な原因
セキュリティレベルが選択できない原因は、大きく分けて以下の4項目に分類されます。それぞれの原因を理解することで、効率的にトラブルシューティングを進められます。
1. 「Set Security Level」権限がない
プロジェクトの権限スキームにおいて、ユーザーに「Set Security Level」権限が付与されていない場合、課題の作成・編集画面でセキュリティレベルフィールドが表示されない、または選択肢がグレーアウトされます。この権限はプロジェクトロール単位で割り当てられており、自分が所属するロールに権限がなければ操作できません。
2. セキュリティレベルスキームが設定されていない
プロジェクトにセキュリティレベルスキームが適用されていないと、そもそも選択するセキュリティレベルが存在しません。また、スキーム内で自分がアクセスできるレベルが定義されていない場合も、選択肢が空になります。
3. 課題タイプに関連付いていない
セキュリティレベルフィールドは、課題タイプごとに画面に表示されるよう設定されています。特定の課題タイプでだけ表示されない場合は、画面スキームやフィールド設定に問題がある可能性があります。
4. プロジェクトロールの割り当て漏れ
権限やスキームで参照されるプロジェクトロールにユーザーが正しく追加されていないと、権限があるはずなのに操作できません。特に、プロジェクトメンバーの追加漏れはよくあるケースです。
権限スキームの確認手順
まずは最も基本的な原因である「Set Security Level」権限の有無を確認します。以下の手順は、Jira管理者またはプロジェクト管理者権限が必要です。権限がない場合は、管理者に確認を依頼してください。
- 該当プロジェクトのプロジェクト設定画面を開きます。サイドバーの「プロジェクト設定」→「権限」をクリックします。
- 表示された権限スキーム一覧から「課題」セクションを探し、「Set Security Level」の行を確認します。
- 「Set Security Level」権限が割り当てられているプロジェクトロールを確認します。例えば「プロジェクト管理者」「開発者」などのロール名が表示されます。
- 自分がそのロールに所属しているかを確認します。プロジェクト設定の「プロジェクトロール」→「ユーザーとグループ」で該当ロールに自分のアカウントが含まれているか確認します。
- もし権限が割り当てられていない場合は、管理者に「Set Security Level」権限を適切なロールに追加してもらうよう依頼します。
セキュリティレベルスキームの設定確認
権限が正しくても、セキュリティレベルそのものが定義されていないことがあります。以下の確認を行います。
スキームの適用確認
プロジェクト設定の「セキュリティレベル」画面で、現在使用しているセキュリティレベルスキームを確認します。スキームが「なし」になっている場合は、管理者にスキームを適用してもらう必要があります。
レベルの有効性
スキーム内の各セキュリティレベルが「アクティブ」であること、また自分がそのレベルを利用できるかどうかは、ユーザーグループやプロジェクトロールの制限によります。例えば「機密」レベルが「プロジェクト管理者のみ」に制限されている場合、開発者ロールのユーザーには選択できません。
| 症状 | 考えられる原因 | 確認すべき設定 |
|---|---|---|
| セキュリティレベルフィールドが表示されない | 画面スキームで非表示、または権限不足 | 課題作成画面のフィールド設定 |
| フィールドはあるが選択肢が空 | セキュリティレベルスキーム未設定、または自分がアクセスできるレベルがない | スキーム内のレベル定義 |
| 選択肢はあるが変更するとエラー | 課題の既存セキュリティレベル制限、または権限のタイミング問題 | 課題の現在のセキュリティレベルと権限 |
課題画面のフィールド表示設定
セキュリティレベルフィールドが表示されない場合、画面スキームによって非表示になっている可能性があります。以下のポイントを確認してください。
画面スキームの編集
プロジェクト設定の「画面」から、課題作成画面や編集画面に「セキュリティレベル」フィールドが含まれているか確認します。含まれていない場合は、Jira管理者が画面スキームにフィールドを追加する必要があります。
課題タイプごとの設定
画面スキームは課題タイプごとに異なる画面を定義できます。「バグ」では表示されるが「タスク」では表示されない、といった場合は、課題タイプに割り当てられた画面を個別に確認します。
管理者に確認すべき設定項目
一般ユーザーでは変更できない設定があります。以下の情報を整理して管理者に依頼すると、解決がスムーズです。
- 権限スキームの確認: 「Set Security Level」権限がプロジェクトロールに割り当てられているか。割り当てがない場合は追加を依頼。
- セキュリティレベルスキームの設定: プロジェクトにスキームが適用されていない場合は、既存のスキームを適用するか新規作成を依頼。
- プロジェクトロールのメンバー確認: 自分が正しいロールに追加されているか。追加漏れがあれば修正を依頼。
- 画面スキームのフィールド: セキュリティレベルフィールドが課題タイプの画面に含まれているか確認を依頼。
- グローバル権限: まれにグローバル権限の「Set Security Level」が影響する場合があるため、管理者に確認を依頼。
よくある質問と失敗パターン
Q1. 権限スキームに「Set Security Level」があるのに選べない
原因の多くは、プロジェクトロールにユーザーが正しく追加されていない、またはセキュリティレベルスキームで自分のグループが対象外になっているケースです。プロジェクトロールのメンバー一覧とスキームのレベル設定を二重に確認してください。
Q2. 同じプロジェクトの他のユーザーは選べるのに自分だけ選べない
そのユーザーと自分のプロジェクトロールが異なる可能性があります。もし同じロールであれば、管理者にアカウントの権限キャッシュのリフレッシュを依頼するか、一度ログアウト・ログインしてみてください。
Q3. 以前は選べたのに突然選べなくなった
プロジェクト設定やスキームが変更された可能性があります。変更履歴を確認するか、管理者に最近の変更点を問い合わせてください。
失敗パターン: セキュリティレベルスキームを削除したら選択肢が消えた
スキームを削除すると、そのプロジェクトの課題でセキュリティレベルを選択できなくなります。削除前に別のスキームを割り当てるか、管理者に復旧を依頼してください。また、削除したスキームを再作成しても、過去の課題のセキュリティレベルは失われる場合があります。
まとめ
セキュリティレベルが選択できない問題は、権限スキーム、セキュリティレベルスキーム、画面スキーム、プロジェクトロールのいずれかに原因があります。まずは自分が「Set Security Level」権限を持つプロジェクトロールに所属しているか確認し、次にセキュリティレベルスキームが適用されていてレベルが有効かどうかを調べてください。それでも解決しない場合は、管理者に本記事で示した確認ポイントを伝えて調査を依頼しましょう。適切な設定が整えば、セキュリティレベルを正しく活用して機密情報を保護できるようになります。
超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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