【Windows】ノートPCのタッチパッドが動かない!カーソルが消えた時の「無効化解除」キーと直し方

「文字を打っていたら急にマウスカーソルが動かなくなった」「タッチパッドを指でなぞっても反応しない」「カーソル自体が画面から消えてしまった」……。

マウスを持ち歩いていない時にこれが起きると、パソコン操作が一切できなくなり絶望的になります。
しかし、これは故障ではありません。多くのノートPCには、誤操作防止のために「タッチパッドを一瞬で無効化するスイッチ」が付いており、それを知らずに押してしまった可能性が高いです。

この記事では、マウスがなくても大丈夫な「キーボード操作だけでタッチパッドを有効に戻す手順」を解説します。

手順1:【原因No.1】「Fキー」のショートカットでロック解除する

ノートパソコンのキーボード最上段(F1〜F12)を見てください。
「四角いパッドに斜線が入ったマーク」や「マウスに×が付いたマーク」が描かれたキーはありませんか?

誤ってこのキーを押したことで、タッチパッド機能がオフになっています。もう一度押して解除しましょう。

キーを押した瞬間、画面中央に「Touchpad ON」などの表示が出て、カーソルが動き出せば解決です。

手順2:【HP製に多い】パッド左上の「ダブルタップ」

HP(ヒューレット・パッカード)などの一部のPCには、ファンクションキーではなく、タッチパッド自体にオンオフのスイッチが埋め込まれています。

1. タッチパッドの左上隅に、小さなLEDランプ(オレンジ色など)が点灯していませんか?
2. そのランプの部分を「トントン」と2回素早く叩いて(ダブルタップして)ください。
3. ランプが消灯し、タッチパッドが反応するようになります。

※「ゴミが付いていると思って拭いたら無効化された」というケースが非常に多いです。

手順3:【マウスなし操作】Windowsの設定から有効にする

ショートカットキーが効かない場合、Windowsの設定画面でオフになっている可能性があります。
マウスが動かないので、キーボードの[Tab]キーと[矢印]キーを使って操作します。

1. キーボードの [Windows] キー(旗のマーク)を押します。
2. そのまま touchpad と入力します(検索窓に入ります)。
3. 「タッチパッド設定」が選ばれている状態で [Enter] キーを押します。
4. 設定画面が開いたら、[Tab] キーを何度か押して、「タッチパッド [オフ]」のスイッチを選択状態(枠が出る状態)にします。
5. [Space] キーを押すと、スイッチが切り替わり [オン] になります。

これでカーソルが復活します。

手順4:マウスを接続していると無効になる設定を消す

「マウスを抜いた時だけ動かない」という場合は、Windowsの親切機能が邪魔をしています。

1. 手順3と同じく「タッチパッド設定」を開きます。
2. 「タッチパッド」という文字の右にある小さな矢印(∨)をクリックしてメニューを展開します。
3. 「マウスの接続時にタッチパッドをオフにしない」にチェックを入れます。

これで、USBマウスを挿していても抜いても、常にタッチパッドが使えるようになります。

まとめ:故障の前に「Fキー」を確認

タッチパッドが動かない時の対処優先度です。

確認ポイント	対処法	確率
ファンクションキー	[Fn] + Fキー(斜線アイコン)を押す	80%
パッド上のランプ	左上隅をダブルタップ(HPなど)	15%
Windows設定	キーボード操作で設定をオン	5%

「壊れた!」と焦って外付けマウスを買う前に、まずはキーボードのF列をよく見てみてください。アイコン一つで直ることがほとんどです。