【Windows】マイクが反応しない!ZoomやTeamsで相手に声が届かない時のプライバシー設定と復活手順

【Windows】マイクが反応しない!ZoomやTeamsで相手に声が届かない時のプライバシー設定と復活手順
🛡️ 超解決

Web会議の開始直前、「聞こえますか?」と問いかけても相手から反応がない……。自分には相手の声が聞こえているのに、こちらの声だけが届かない。

焦ってマイクを買い替えそうになりますが、ちょっと待ってください。
Windows 10/11には、ウイルス対策として「アプリが勝手にマイクを使うのをブロックする機能」があり、これが誤作動してZoomやTeamsまでブロックしていることが非常に多いのです。

この記事では、マイクの故障を疑う前に必ず確認すべき「プライバシー設定の許可」と、意外と気づかない「物理ミュート」の解除法を解説します。

手順1:【原因No.1】マイクの「アクセス許可」をオンにする

「新しいマイクを買ったのに使えない」という場合、ほぼ間違いなくここが原因です。Windows側で「マイクを使っていいよ」と許可を出さない限り、どのアプリも音を拾えません。

Windows 11の場合

  1. [設定] > [プライバシーとセキュリティ] を開きます。
  2. 下にスクロールし、「アプリのアクセス許可」にある [マイク] をクリックします。
  3. 一番上の [マイクへのアクセス][オン] になっているか確認します。
  4. さらにその下にある [アプリにマイクへのアクセスを許可する][オン] にします。
  5. リストの中に使いたいアプリ(ZoomやTeams)があり、それも [オン] になっているか確認します。

Windows 10の場合

  1. [設定] > [プライバシー] を開きます。
  2. 左メニューの [マイク] を選びます。
  3. 「アプリがマイクにアクセスできるようにする」を [オン] にします。
  4. 下にスクロールし、「デスクトップアプリがマイクにアクセスできるようにする」も [オン] にします。

ここがオフになっていると、いくら設定をいじっても一生声は届きません。

手順2:入力デバイス(既定のマイク)を選び直す

ノートパソコンにヘッドセットを繋いでいる場合、パソコンが「どっちのマイクを使えばいいの?」と迷って、音質の悪い「内蔵マイク」や、存在しない入力端子を選んでいることがあります。

  1. タスクバー右下の [スピーカーアイコン]右クリックし、[サウンドの設定](またはサウンド)を開きます。
  2. 「入力」という項目を探します。
  3. 「マイクの選択」や「ボリューム」の横にあるプルダウンメニューをクリックします。
  4. 「Realtek Audio」「Headset Microphone」など、別の項目に切り替えてみてください。
  5. マイクに向かって喋り、横にあるインジケーター(青いバー)が動くか確認します。

バーがピョコピョコ動けば、パソコンまでは声が届いています。あとはアプリ側の問題です。

手順3:意外な盲点「物理ミュート」と「F4キー」

設定は完璧なのに音が入らない場合、物理的なスイッチがオフになっていることがあります。

🔍 ここをチェック!

  • ヘッドセットのケーブル: 手元のコントローラーに「ミュートスイッチ」が付いていませんか?
  • ノートPCのキーボード: ファンクションキー(F4など)に「マイクに斜線」のマークがありませんか?
    メーカーによっては、[Fn] + [F4] を押すと、システムレベルでマイクが遮断されます。
  • マイク本体: USBマイクの場合、本体に「MUTE」ボタンがあり、赤く光っていませんか?

手順4:マイクの「入力ボリューム」がゼロになっていないか

「微かに聞こえるけど、蚊の鳴くような声」と言われる場合、感度設定が最低になっています。

  1. [設定] > [システム] > [サウンド] を開きます。
  2. 入力デバイスのプロパティ(またはデバイスのプロパティ)を開きます。
  3. 「ボリューム」のスライダーが100になっているか確認します。
  4. (詳細設定)「マイクブースト」という項目があれば、少し上げてみてください(上げすぎるとノイズが入ります)。

まとめ:まずは「プライバシー設定」から

マイクが反応しない時のチェックリストです。

確認箇所 チェック内容 重要度
プライバシー設定 アプリへのアクセス許可がオンか 最優先
入力デバイス選択 正しいマイクが選ばれているか
物理スイッチ 手元やキーボードでミュートしてないか 盲点

ZoomやTeamsの設定画面で悩む前に、まずはWindowsの「プライバシーとセキュリティ」を開いてみてください。そこに答えがあるはずです。