OneDriveのファイルを開こうとした時に「このファイルは現在使用できません」と表示される場合、ファイルそのものが壊れているとは限りません。オンデマンド設定、同期状態、ネットワーク、保存先の権限が原因で、クラウド上のファイルを一時的に取得できていないことがあります。
特に会社PCでは、OneDriveに見えているファイルが実体としてPC内にあるのか、必要な時だけクラウドから取得する状態なのかで対応が変わります。ファイルのアイコン、同期エラー、保存場所を順に確認すると、原因を絞り込みやすくなります。
【要点】このファイルは現在使用できませんと出た時
- ファイルの雲アイコン、チェックアイコン、同期エラーを確認します。
- ネットワークやVPNが必要な場所にいないか確認します。
- 右クリックの「このデバイス上に常に保持する」で取得できるか確認します。
- TeamsやSharePoint配下なら権限変更も疑います。
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目次
オンデマンドの状態を確認する
OneDriveのオンデマンド機能では、ファイル名はエクスプローラーに表示されていても、実体はクラウド上にある場合があります。雲のアイコンが付いているファイルは、開く時にダウンロードが必要です。ネットワークが不安定な状態や、会社のプロキシ・VPNが必要な環境では、この取得に失敗してエラーになることがあります。
重要な資料を会議前に使う場合は、対象ファイルを右クリックして「このデバイス上に常に保持する」を選び、緑のチェックが付くまで待つと安全です。外出先やオフラインで使う可能性があるファイルは、事前にローカルへ保持しておきます。
同期と権限を分けて見る
| 確認項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 同期アイコン | 雲、チェック、赤い×のどれが出ているか確認します。 |
| ネットワーク | 社内VPNやプロキシが必要な場所かを確認します。 |
| 権限 | 共有元が権限を変更していないか確認します。 |
| 保存場所 | 個人OneDriveか、SharePointやTeams配下かを確認します。 |
TeamsのチャネルやSharePointライブラリをOneDrive同期している場合、チームから外れた、ライブラリの権限が変わった、ファイルが移動または削除された、といった理由で開けなくなることがあります。エクスプローラーに名前が残っていても、クラウド側ではアクセスできない状態です。
ブラウザでSharePointやTeamsを開き、同じファイルが存在するか確認してください。ブラウザでも開けない場合は、OneDriveアプリではなく権限や保存先の問題として扱います。
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雲アイコンのファイルが開けない場合
OneDriveのオンデマンド機能では、雲アイコンのファイルはPC上に名前だけが表示され、実体はクラウド上にあります。この状態でファイルを開くには、OneDriveがクラウドから内容を取得する必要があります。ネットワークが不安定、VPNやプロキシで通信が制限されている、OneDriveにサインインできていない場合は「このファイルは現在使用できません」と表示されることがあります。
重要な会議資料や外出先で使うファイルは、事前に右クリックして「このデバイス上に常に保持する」を選びます。緑のチェックが付けばローカルに保持された状態です。ただし、会社PCで容量管理が厳しい場合は、何でも保持するのではなく、必要なファイルだけに絞ることが大切です。
権限変更や削除も確認する
以前は開けたファイルが突然使えなくなった場合、オンデマンドだけでなく権限変更や削除も疑います。共有元のユーザーが権限を外した、SharePoint上でファイルが移動された、Teamsのチームから外れた、退職者のOneDriveにあったファイルが保持期限を迎えた、といったケースです。
エクスプローラー上にファイル名が残っていても、クラウド側でアクセス権がなければ開けません。ブラウザでOneDriveやSharePointを開き、同じファイルが存在するか、同じアカウントで開けるかを確認してください。
急ぎで使う時の安全な対応
急ぎで資料が必要な時は、まずネットワークを安定した環境へ切り替え、OneDriveのサインイン状態を確認します。会社が許可している場合はブラウザ版OneDriveから直接ダウンロードできるかも確認します。個人メールや私物クラウドへ転送して回避するのは避けてください。
管理者へ相談する場合は、ファイルURL、保存場所、表示されたメッセージ、他のファイルは開けるか、ブラウザでは開けるかを伝えます。オンデマンドの取得失敗なのか、権限や保存場所の問題なのかを分けて伝えることが重要です。
オフライン利用の前に確認すること
出張や外出前に使う資料は、開けるかどうかを事前に確認します。ファイル名が見えているだけでは、オフラインで使える保証にはなりません。実際にファイルを開き、必要ならローカル保持を選び、同期が完了していることを確認してください。
ファイルの実体がどこにあるか確認する
オンデマンド設定では、エクスプローラーに見えているファイルが必ずPC内に保存されているとは限りません。ファイルを右クリックしてプロパティやOneDriveの状態を確認し、クラウドのみ、ローカルで利用可能、常に保持のどれに近い状態かを見ます。会議前や出張前は、ファイル名が見えるだけでは不十分です。
ファイルが開けない時は、同じフォルダーの別ファイルが開けるか、ブラウザ版では開けるか、他のPCでは開けるかを確認します。自分のPCだけならOneDriveクライアントやローカルキャッシュ、全員が開けないなら権限や保存場所の変更が疑われます。
何度も同じ資料で起きる場合は、その資料を個人OneDriveに置き続ける運用が適切かも見直します。部門で使う資料なら、SharePointやTeamsに置き、必要な人が安定してアクセスできる状態にしておくことが大切です。
また、PC交換直後や初回同期中は、ファイル一覧だけが先に表示され、実体のダウンロードが追いついていないことがあります。この状態で大量のファイルを開こうとすると、取得に時間がかかったり一部だけ失敗したりします。必要なフォルダーから順に同期完了を待つと、業務への影響を抑えられます。
OneDriveのエラー表示が一時的に消えても、対象ファイルを実際に開けるか確認します。特に会議資料や提出用ファイルは、開いた画面で内容まで確認しておくと安心です。ファイル名だけ見えている状態と、内容を利用できる状態は別です。
もし同じファイルを複数人が使っているなら、自分だけが開けないのか、全員が開けないのかも確認します。自分だけならPCやOneDriveアプリ、全員なら保存場所や権限の問題として切り分けやすくなります。状況を分けることで、無駄な再インストールや設定変更を避けられます。
最後に、開けるようになった後は、必要なファイルを安定した保存場所へ移し、次回も同じ手順で確認できるようにしておくと安心です。
まとめ
「このファイルは現在使用できません」と出る時は、オンデマンドで実体を取得できていないのか、同期エラーなのか、権限がなくなったのかを分けて確認します。急ぎの資料は事前にローカル保持し、共有ファイルはブラウザ側でも開けるか確認すると原因をつかみやすくなります。
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超解決 リモートワーク研究班
Microsoft 365の導入・保守を専門とするエンジニアグループ。通信障害やサインイン不具合など、ビジネスインフラのトラブル対応に精通しています。
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