PDFファイルを小冊子として印刷したいものの、ページ順がバラバラになることに困っていませんか。
中綴じホッチキスで製本するには、印刷前に特別なページ割り付けが必要です。
この記事では、Acrobat Readerを使った小冊子印刷の詳しい手順を解説します。
Edgeやスマホアプリでの代替手段も紹介し、中綴じ用に自動でページを割り付ける方法がわかります。
ぜひこの記事を参考に、思い通りの小冊子を完成させてください。
【要点】PDFを小冊子として印刷する
- Acrobat Readerの小冊子印刷: 複雑なページ割り付けを自動で行い、中綴じ製本に適した印刷順にできます。
- Edgeでの両面印刷設定: 小冊子印刷の専用機能はありませんが、両面印刷と複数ページ割り付けで小冊子風に印刷できます。
- スマホPDFアプリでの印刷: 専用機能は少ないものの、プリンター側の設定で複数ページ割り付けや両面印刷が可能です。
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目次
小冊子印刷機能の概要とメリット
PDFの小冊子印刷は、通常の印刷とは異なる特別なページ割り付けを行う機能です。
複数枚の用紙を重ねて二つ折りにし、中央をホッチキスで留める中綴じ製本に適しています。
この機能を使うと、印刷後にそのまま製本できるページ順に自動で並び替わります。
手動でページ順を計算する手間がなく、誰でも簡単に小冊子を作成できます。
中綴じホッチキス用のページ割り付けの仕組み
中綴じホッチキスで製本する小冊子では、1枚の用紙に複数ページが印刷されます。
例えば、A4用紙を二つ折りにしてA5小冊子を作る場合、1枚の用紙の表裏に合計4ページが配置されます。
ページ割り付けは、一番外側のページと一番内側のページが対になるように配置されます。
具体的には、1ページ目と最終ページ、2ページ目と最終ページから1つ前のページが同じ用紙に印刷されます。
Acrobat Readerの小冊子機能は、この複雑なページ順を自動的に計算し、正しい順序で印刷できるように調整します。
これにより、印刷後に用紙を重ねて折るだけで、正しいページ順の小冊子ができあがります。
Acrobat Readerでの小冊子印刷手順
Acrobat Readerには、PDFを小冊子として印刷するための専用機能が搭載されています。
中綴じホッチキスで製本する際に必要なページ割り付けを自動で行ってくれます。
以下の手順で小冊子印刷の設定を進めてください。
- PDFファイルを開く
印刷したい.pdfファイルをAcrobat Readerで開きます。 - 印刷ダイアログを開く
メニューバーの「ファイル」から「印刷」を選択するか、キーボードショートカットの「Ctrl+P」(Windows)または「Command+P」(Mac)を押します。 - 「小冊子」オプションを選択する
印刷ダイアログが表示されたら、「ページサイズ処理」セクションにある「小冊子」をクリックして選択します。 - 小冊子のサブセットと綴じ方を設定する
「小冊子サブセット」のプルダウンメニューから、印刷するページ範囲を選びます。「両面」を選択すると、全てのページが両面に印刷されます。片面印刷のみのプリンターの場合、「表面のみ」と「裏面のみ」をそれぞれ印刷します。「綴じ方」のプルダウンメニューから、「左」または「右」を選びます。縦書きの文書は「右」を選ぶのが一般的です。 - 両面印刷の設定を確認する
プリンターが両面印刷に対応している場合、「プリンター」ボタンをクリックし、プリンターの設定画面で両面印刷を有効にします。通常は「両面印刷」や「短辺綴じ」などのオプションを選択します。プリンターが両面印刷に対応していない場合は、手動で用紙を反転させて印刷する必要があります。 - プレビューを確認する
印刷ダイアログの右側にあるプレビュー画面で、ページの割り付けが意図通りになっているか確認します。 - 印刷を実行する
設定が完了したら、「印刷」ボタンをクリックして印刷を開始します。
Edgeでの小冊子風印刷手順
Edgeには、Acrobat Readerのような専用の「小冊子」印刷機能はありません。
しかし、複数ページの割り付けと両面印刷機能を組み合わせることで、小冊子風の印刷が可能です。
ただし、ページ順の自動割り付けは行われないため、手動での調整が必要な場合があります。
- PDFファイルをEdgeで開く
印刷したい.pdfファイルをEdgeブラウザで開きます。 - 印刷ダイアログを開く
画面右上の三点リーダーメニューから「印刷」を選択するか、「Ctrl+P」(Windows)または「Command+P」(Mac)を押します。 - 「1枚あたりのページ数」を設定する
印刷ダイアログの「その他の設定」を展開し、「1枚あたりのページ数」で「2」を選択します。これにより、用紙の片面に2ページが印刷されます。 - 両面印刷を設定する
「両面印刷」の項目で「長辺を綴じる」または「短辺を綴じる」を選択します。小冊子の場合は「短辺を綴じる」を選ぶことが多いです。プリンターが両面印刷に対応している必要があります。 - 手動でページ順を調整する(必要に応じて)
Edgeでは小冊子用のページ割り付けが自動で行われません。ページ数が4の倍数でない場合や、厳密なページ順が必要な場合は、印刷するページ範囲を手動で指定し、複数回に分けて印刷する必要があるかもしれません。 - 印刷を実行する
設定が完了したら、「印刷」ボタンをクリックします。
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スマホPDFアプリでの印刷手順
iPhoneやAndroidのPDFアプリには、専用の小冊子印刷機能が搭載されていないことがほとんどです。
しかし、プリンターアプリやプリンター本体の機能を利用することで、小冊子風の印刷が可能です。
- PDFファイルをスマホアプリで開く
iPhoneやAndroidにインストールされているPDFビューアアプリで、印刷したい.pdfファイルを開きます。 - 共有または印刷メニューを開く
画面内の共有アイコンまたは印刷アイコンをタップします。 - プリンターを選択する
利用可能なプリンターを選択します。Wi-Fi接続されたプリンターが表示されます。 - プリンターアプリで設定を変更する
プリンターの機種によっては、専用のプリンターアプリを通じて詳細な印刷設定が行えます。このアプリ内で「2アップ」や「複数ページ印刷」「両面印刷」などのオプションを探します。 - 両面印刷とページ割り付けを設定する
プリンターアプリで両面印刷を有効にし、1枚の用紙に複数ページを印刷する設定を探します。多くのプリンターは「レイアウト」や「ページ設定」などの項目で調整できます。 - 印刷を実行する
設定を確認し、印刷を開始します。
小冊子印刷時の注意点と失敗回避
小冊子印刷は便利な機能ですが、いくつかの注意点があります。
これらのポイントを押さえることで、印刷の失敗を防ぎ、スムーズに作業を進められます。
ページ数が4の倍数でない場合の対処法
小冊子印刷では、通常、合計ページ数が4の倍数である必要があります。
これは、1枚の用紙に4ページが割り当てられるためです。
ページ数が4の倍数でない場合、Acrobat Readerは自動的に白紙ページを挿入して調整します。
意図しない白紙ページが入るのを避けたい場合は、PDF編集機能を使って手動で白紙ページを追加し、ページ数を4の倍数に調整してから印刷してください。
両面印刷がうまくいかない場合の確認ポイント
両面印刷は、プリンターの機種や設定に大きく依存します。
印刷後にページが裏返ってしまう、または片面しか印刷されない場合は、以下の点を確認してください。
まず、プリンターのドライバー設定で「両面印刷」が有効になっているかを確認します。
次に、「短辺綴じ」または「長辺綴じ」の選択が文書の向きと合っているか確認してください。
また、プリンターによっては手差しトレイの使用が必要な場合もあります。
綴じ方向の選択ミスによるレイアウトの崩れ
Acrobat Readerの小冊子印刷設定には「綴じ方」のオプションがあります。
「左」は左綴じの文書、例えば横書きの冊子に適しています。
「右」は右綴じの文書、例えば縦書きの冊子に適しています。
この設定を間違えると、ページが逆さまに印刷されたり、製本時に不自然なレイアウトになったりします。
印刷前に必ずプレビューで綴じ方向とページ順を確認し、正しい方を選んでください。
用紙サイズと仕上がりサイズの確認
小冊子印刷では、使用する用紙サイズと、製本後の仕上がりサイズを考慮する必要があります。
例えば、A4用紙に印刷して二つ折りにすると、仕上がりはA5サイズの小冊子になります。
印刷ダイアログで指定する用紙サイズは、プリンターにセットする実際の用紙サイズです。
仕上がりサイズが適切になるよう、原稿のサイズと印刷時の用紙サイズを正しく設定してください。
Acrobat ReaderとEdge、スマホアプリの小冊子印刷機能比較
| 項目 | Acrobat Reader | Edge | スマホPDFアプリ(一般的) |
|---|---|---|---|
| 小冊子印刷機能 | 専用の「小冊子」機能あり | 専用機能なし | 専用機能なし |
| ページ自動割り付け | 中綴じ用に自動で割り付け | 自動割り付けなし | 自動割り付けなし |
| 両面印刷設定 | 印刷ダイアログ内で設定可能 | 印刷ダイアログ内で設定可能 | プリンターアプリまたはプリンター設定に依存 |
| 複数ページ/枚 | 小冊子機能で自動調整 | 「1枚あたりのページ数」で設定 | プリンターアプリまたはプリンター設定に依存 |
| 対応OS/デバイス | Windows、macOS | Windows、macOS | iPhone、Android |
| 推奨用途 | 本格的な小冊子作成 | 簡単な小冊子風印刷、資料の集約 | 手軽な資料印刷、プリンター機能活用 |
Acrobat Readerは、小冊子印刷に特化した専用機能を持つため、複雑なページ割り付けを自動で行えます。
Edgeやスマホアプリは、専用機能を持たないものの、複数ページの割り付けや両面印刷機能を活用することで、小冊子風の印刷が可能です。
しかし、これらのアプリケーションでは、中綴じ用のページ割り付けは手動で調整する必要があります。
この記事では、Acrobat ReaderでのPDF小冊子印刷の具体的な手順を詳しく解説しました。
Edgeやスマホアプリでの代替的な印刷方法も理解し、ご自身の環境に合わせて使い分けができるようになったはずです。
ページ数や綴じ方向の注意点も踏まえ、次回はより複雑な製本設定や、PDF編集機能で白紙ページを追加する方法も試してみてください。
これで、中綴じホッチキス用の小冊子をスムーズに作成し、印刷できるでしょう。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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