【PDF】「指定されたページへの移動中にエラーが発生しました」しおり(目次)のリンクが壊れている時のパス修正

【PDF】「指定されたページへの移動中にエラーが発生しました」しおり(目次)のリンクが壊れている時のパス修正
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PDF文書のしおり(目次)をクリックした際に「指定されたページへの移動中にエラーが発生しました」というメッセージが表示され、目的のページに飛べないことに困っていませんか。

このエラーは、しおりが参照するページのパス情報が壊れているか、PDFの内部構造と一致していないことが主な原因です。

リンクが機能しないと、長いPDF文書での情報検索が非常に非効率になってしまいます。

この記事では、Acrobat Pro DCを使って、壊れたPDFしおりのリンクパスを修正する具体的な手順を解説します。

この記事を読むことで、PDFしおりの利便性を回復させ、スムーズな文書閲覧を実現できます。

【要点】PDFしおりリンクエラーの解決策

  • しおりのリンクパス確認と修正: 既存のしおりが参照するページ番号やリンク先を再設定し、エラーを解消します。
  • リンク先のページ番号再指定: しおりのプロパティから正しいページ番号または表示形式を指定し、移動エラーを防ぎます。
  • 破損したしおりの新規作成: 既存の壊れたしおりを削除し、新しいしおりを正確なページに設定し直します。

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PDFしおりリンクが機能しない原因

PDF文書のしおりは、内部的に特定のページ番号や名前付きリンク先を参照しています。この参照先が何らかの理由で見つからない場合に「指定されたページへの移動中にエラーが発生しました」というメッセージが表示されます。

主な原因として、元のPDFファイルが編集されたことが挙げられます。具体的には、ページの追加、削除、または並べ替えが行われると、しおりが参照していたページ番号がずれてしまいます。

また、複数のPDFファイルを結合したり、一つのPDFを分割したりする際にも、しおりの内部リンク情報が正しく更新されないことがあります。しおり作成時の設定ミスや、PDFファイル自体の破損もエラーの原因となる場合があります。

これらの問題は、しおりが指し示すべき「目的地」が不明確になることで発生します。結果として、クリックしても目的のページに到達できず、エラーメッセージが表示されるのです。

Acrobat Pro DCを使ったしおりリンクの修正手順

Acrobat Pro DCを使用すると、壊れたしおりのリンクパスを修正できます。ここでは、既存のしおりを修正する方法と、新しくしおりを作成し直す方法を解説します。Acrobat Readerではしおりの編集機能は利用できません。

既存のしおりのリンク先を修正する手順

  1. PDFファイルを開く
    Acrobat Pro DCで、しおりを修正したい.pdfファイルを開きます。
  2. しおりパネルを表示する
    画面左側のパネルから「しおり」アイコンをクリックします。しおりパネルが表示されない場合は、「表示」メニューから「表示/非表示」>「ナビゲーションパネル」>「しおり」を選択してください。
  3. 修正したいしおりを選択する
    しおりパネルで、リンクが壊れているしおりを選択します。
  4. しおりのリンク先を指定する
    目的のページに移動し、ページの表示倍率や位置を調整します。これが新しいリンク先になります。
  5. しおりのリンク先を更新する
    選択したしおりを右クリックし、「リンク先を設定」または「リンク先を設定し直す」を選択します。「はい」をクリックしてリンク先を更新します。
  6. しおりのプロパティを開く
    別の方法として、選択したしおりを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
  7. アクションを編集する
    「しおりのプロパティ」ダイアログボックスが開きます。「アクション」タブをクリックし、「実行するアクション」で「指定したページへ移動」が選択されていることを確認します。
  8. リンク先を編集する
    「編集」ボタンをクリックします。現在のビューがリンク先として表示されますので、目的のページが表示されていることを確認し、「OK」をクリックします。
  9. 変更を保存する
    「閉じる」をクリックしてプロパティダイアログを閉じ、PDFファイルを上書き保存します。ファイルメニューから「保存」または「名前を付けて保存」を選択します。

新しいしおりを作成し直す手順

既存のしおりの修正がうまくいかない場合や、しおりが完全に削除されてしまった場合は、新しくしおりを作成し直すのが確実です。

  1. 目的のページを表示する
    Acrobat Pro DCで.pdfファイルを開き、しおりを設定したいページに移動します。ページの表示倍率や位置を調整します。
  2. しおりパネルを表示する
    画面左側の「しおり」アイコンをクリックして、しおりパネルを表示します。
  3. 新規しおりを作成する
    しおりパネルの上部にある「新規しおり」アイコンをクリックします。または、「しおり」パネル内で右クリックし、「新規しおり」を選択します。
  4. しおりの名前を入力する
    新しいしおりが作成され、編集可能な状態になります。しおりの名前を入力し、Enterキーを押して確定します。
  5. リンク先を確認する
    新規作成されたしおりは、作成時に表示していたページが自動的にリンク先として設定されます。正しくリンクされているか確認してください。
  6. しおりを整理する
    必要に応じて、作成したしおりをドラッグアンドドロップで移動し、階層構造を整理します。
  7. 変更を保存する
    PDFファイルを上書き保存します。ファイルメニューから「保存」または「名前を付けて保存」を選択します。

しおりリンク修正時の注意点と関連トラブル

しおりリンクの修正作業中に遭遇しやすい問題や、修正を試みても解決しない場合の対処法について解説します。

しおりが全く表示されない場合

しおりパネル自体が表示されない、またはパネルは表示されているがしおりの項目がない場合があります。これは、しおりがPDF文書に存在しないか、表示設定が原因です。

  1. ナビゲーションパネルの表示確認
    Acrobat Pro DCの「表示」メニューから「表示/非表示」>「ナビゲーションパネル」>「しおり」にチェックが入っているか確認します。
  2. しおりの有無を確認
    しおりパネルが表示されても項目がない場合、PDFにそもそも「しおり」のデータが含まれていません。この場合は、手動で新規作成する必要があります。

リンクを修正してもエラーが解消しない場合

しおりのリンク先を再設定してもエラーメッセージが消えない場合、PDFファイル自体に問題がある可能性があります。ファイル破損や、複雑な内部構造が原因かもしれません。

  1. PDFの最適化を試す
    Acrobat Pro DCの「ファイル」メニューから「その他の形式で保存」>「最適化されたPDF」を選択し、ファイルサイズを小さくします。これにより、PDFの内部構造が整理され、問題が解決する場合があります。
  2. 別のPDFビューアで確認する
    Edgeや他のPDFビューアで同じファイルを開き、しおりが機能するか確認します。特定のビューアでのみ問題が発生する場合は、そのビューアの再インストールや更新を検討します。
  3. PDFを再作成する
    元の文書ファイル(Word、Excelなど)がある場合は、そこからPDFを再作成することを検討します。これにより、ファイル破損の問題を根本から解決できます。

PDFを結合・分割した後にしおりがずれる・消える場合

複数のPDFを結合したり、一つのPDFを分割したりすると、しおりのリンク先がずれたり、しおり自体が消えてしまったりすることがあります。これは、結合・分割処理がしおりの内部リンク情報を適切に処理しないためです。

  1. 結合・分割後にしおりを再作成
    PDFの結合や分割を行った後は、しおりのリンクが正しく機能しない可能性が高いです。手間はかかりますが、結合・分割後の新しいPDFに対してしおりを最初から作成し直すのが最も確実な方法です。
  2. 結合前のしおり情報を記録しておく
    結合・分割前に、元のPDFのしおり構造やリンク先をメモしておくと、再作成時の負担を軽減できます。

パスワード保護されたPDFのしおりを編集できない場合

パスワードで保護されたPDFファイルは、編集権限がないと、しおりの修正や新規作成ができません。編集を行うには、適切な権限が必要です。

  1. 文書のパスワード解除
    ファイルを開くためのパスワードだけでなく、編集や印刷などを制限する「権限パスワード」が設定されている場合があります。編集を行うには、適切な権限パスワードを入力して保護を解除する必要があります。
  2. 権限設定の確認
    「ファイル」メニューから「プロパティ」を選択し、「セキュリティ」タブで文書の権限設定を確認します。編集が許可されていない場合は、ファイルの作成者に問い合わせてください。

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AcrobatとEdgeのPDFしおり機能比較

PDFのしおり機能は、ビューアによって利用できる範囲が異なります。ここでは、高機能なAcrobat Pro DCと、Windowsに標準搭載されているEdgeのしおり機能を比較します。

項目 Acrobat Pro DC Edge
しおりの表示 可能。ナビゲーションパネルで表示する 可能。左側の目次アイコンで表示する
しおりの編集 可能。名前変更、移動、階層化、プロパティ変更など 不可。表示のみ可能
しおりの新規作成 可能。現在のページをリンク先として作成する 不可。表示のみ可能
リンク先の修正 可能。既存のしおりのリンク先を再設定する 不可。表示のみ可能
アクションの種類 ページ移動、ファイルを開く、Webリンクなど多岐にわたる ページ移動のみ
対応ファイル形式 PDFファイルの作成、編集、変換など高度な機能 PDFファイルの表示、基本的な注釈付け

この記事では、PDFしおりのリンクエラーの原因と、Acrobat Pro DCを使った具体的な修正方法を解説しました。

しおりのリンクパスの確認、ページ番号の再指定、そして新規しおりの作成といった手順を習得できたはずです。

今後は、PDF文書のしおりを正確に管理し、目的の情報を素早く見つけられるようになります。

今回学んだ知識を活かして、PDF文書の利便性をさらに向上させてください。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。