ブラウザで開いた.pdfファイルを印刷しようとして、特定のページだけを印刷できないという経験はありませんか。ブラウザのPDFビューアは簡易的な機能のため、詳細な印刷設定が制限されることがあります。この記事では、ブラウザのPDFビューアでページ指定印刷ができない場合の具体的な代替手段を、Acrobat ReaderやEdge、スマホアプリの操作方法と合わせて解説します。
ブラウザの機能制限により、目的のページだけを印刷できないという困りごとを抱える方は多いでしょう。この記事を読むことで、どの環境でもスムーズにページ指定印刷を実行する方法を理解できます。必要な部分だけを正確に印刷できるよう、具体的な手順を確認しましょう。
【要点】ブラウザPDFビューアのページ指定印刷問題を解決する主要な方法
- 専用PDFソフトで開く: Acrobat Readerなどの専用ソフトで開けば、詳細なページ指定印刷が可能です。
- PDFを分割する: 必要なページ範囲を抽出し、新しい.pdfファイルとして保存することで、必要な部分だけを印刷できます。
- 画像を印刷する: .pdfファイルを画像形式に変換し、画像ビューアから印刷することで、手軽に目的のページを印刷できます。
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なぜ問題が起きるのか
ブラウザに内蔵されたPDFビューアは、ウェブページを表示するための補助機能です。そのため、高度な印刷設定やファイル編集機能は搭載されていません。特に、複雑なページ範囲指定や両面印刷などの詳細設定は、専用のPDFリーダーアプリが持つ機能です。ブラウザは簡易的な表示に特化しているため、多くのユーザーが求める「ページ番号を指定して印刷する」といった操作に対応していない場合が多いのです。
ブラウザによっては基本的なページ指定印刷に対応していることもありますが、その機能は限定的です。より高度な印刷設定や、特定のページを厳密に指定して印刷したい場合には、専用のアプリケーションを利用することが確実な解決策となります。
具体的な操作手順
Acrobat Readerでページ番号を指定して印刷する
Acrobat Readerは、.pdfファイルの表示と印刷に特化した専用ソフトです。詳細な印刷設定が可能です。
- .pdfファイルを開く
.pdfファイルを右クリックし、「プログラムから開く」でAcrobat Readerを選択して開きます。 - 印刷ダイアログを表示する
ファイルメニューから「印刷」を選択するか、Ctrl+Pキーを押します。 - ページ範囲を指定する
印刷ダイアログ内の「ページ」セクションで、「ページ」または「範囲」を選択します。「1-5, 8, 10-12」のように具体的なページ番号や範囲を入力します。 - 印刷設定を確認する
用紙サイズや向きなど、他の印刷設定も必要に応じて調整します。 - 印刷を実行する
「印刷」ボタンをクリックして、指定したページを印刷します。
Edgeでページ番号を指定して印刷する
Edgeはブラウザですが、PDFビューアの機能が充実しており、ページ指定印刷に対応しています。
- Edgeで.pdfファイルを開く
Edgeブラウザで直接.pdfファイルを開きます。 - 印刷メニューを開く
画面右上の「…」メニューをクリックし、「印刷」を選択するか、Ctrl+Pキーを押します。 - ページ範囲を指定する
印刷プレビュー画面で「ページ」のドロップダウンメニューを開きます。「カスタム」を選択し、印刷したいページ番号や範囲を「1-5, 8, 10-12」のように入力します。 - 印刷設定を調整する
必要に応じて、用紙の向きや部数などの設定を調整します。 - 印刷を実行する
「印刷」ボタンをクリックして、指定したページを印刷します。
iPhoneでページ番号を指定して印刷する
iPhoneの「ファイル」アプリやSafariから、特定のページを印刷できます。
- .pdfファイルを開く
「ファイル」アプリやSafariで目的の.pdfファイルを開きます。 - 共有シートを表示する
画面下部にある共有ボタンをタップします。 - 「プリント」を選択する
表示されたメニューの中から「プリント」をタップします。 - ページ範囲を指定する
プリンタオプション画面で「範囲」をタップし、印刷したいページの範囲を選択します。個別のページを指定する場合は、スライダーを操作して必要なページを選びます。 - プリントを実行する
「プリント」ボタンをタップして印刷を開始します。
Androidでページ番号を指定して印刷する
Androidデバイスでも、ChromeブラウザやGoogleドライブアプリからページ指定印刷が可能です。
- .pdfファイルを開く
ChromeブラウザやGoogleドライブアプリで目的の.pdfファイルを開きます。 - 印刷メニューを開く
画面右上の三点リーダーアイコンをタップし、「印刷」を選択します。 - プリンタを選択する
利用するプリンタを選択します。 - ページ範囲を指定する
「ページ」の項目をタップし、「ページ範囲」または「カスタム」を選択します。「1-5, 8, 10-12」のようにページ番号や範囲を入力します。 - 印刷を実行する
印刷アイコンをタップして、指定したページを印刷します。
PDFを分割して必要なページを印刷する
元の.pdfファイルから必要なページだけを抽出し、新しいファイルとして保存してから印刷する方法です。
- Acrobat Readerでファイルを開く
Acrobat Readerで印刷したい.pdfファイルを開きます。 - 「ページを整理」ツールを開く
右側のツールパネルから「ページを整理」を選択します。 - ページを抽出する
抽出したいページを選択し、上部のツールバーにある「抽出」をクリックします。 - 抽出したページを保存する
「抽出」を実行すると、選択したページのみの新しい.pdfファイルが作成されます。このファイルを保存します。 - 新しいファイルを印刷する
保存した新しい.pdfファイルを開き、通常の印刷手順で全てを印刷します。
PDFを画像として印刷する
ページ指定印刷がどうしてもできない場合の最終手段として、目的のページを画像として保存し、画像ビューアから印刷する方法があります。
- 目的のページを表示する
ブラウザまたはPDFビューアで印刷したいページを表示します。 - スクリーンショットを撮る
WindowsではPrint Screenキー、MacではCommand+Shift+3または4、スマホでは電源ボタンと音量下ボタンの同時押しなどでスクリーンショットを撮影します。 - 画像を編集する
ペイントや写真アプリなどの画像編集ソフトで、不要な部分をトリミングします。 - 画像を保存する
編集した画像をJPEGやPNG形式で保存します。 - 画像ビューアから印刷する
保存した画像ファイルを開き、画像ビューアの印刷機能を使って印刷します。
よくあるトラブルと対処法
専用のPDFリーダーアプリを利用する際にも、いくつかの注意点があります。これらを把握しておくことで、スムーズに目的のページを印刷できるようになります。
PDFファイルの関連付けを確認する
ダウンロードしたPDFファイルが、意図しないアプリ(例えばブラウザ)で開いてしまうことがあります。WindowsやmacOSの設定で、PDFファイルが常に専用のPDFリーダー(Adobe Acrobat Readerなど)で開くように関連付けを設定しましょう。
専用PDFリーダーの印刷設定を確認する
専用PDFリーダーには、ブラウザビューアよりも詳細な印刷設定があります。印刷ダイアログ内で「ページ範囲」「両面印刷」「用紙サイズ」などの設定が正しく選択されているか、印刷前に必ず確認しましょう。特に、カスタム範囲指定の入力形式(例: 1-5, 7, 10-12)はアプリによって若干異なる場合があります。
印刷プレビューを活用する
多くの専用PDFリーダーには、印刷前に最終的な出力イメージを確認できるプレビュー機能があります。指定したページ範囲が正しく選択されているか、レイアウトに問題がないかなどを、印刷前にプレビューで確認する習慣をつけましょう。これにより、無駄な印刷を減らすことができます。
セキュリティ設定による制限
一部のPDFファイルには、作成者によって印刷が制限されている場合があります。専用PDFリーダーでファイルを開いた際に、セキュリティ設定に関する警告が表示されないか確認してください。パスワード保護されたファイルの場合、正しいパスワードを入力しないと印刷できないことがあります。
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比較表
| 項目 | ブラウザのPDFビューア | 専用PDFリーダー(Acrobat Readerなど) |
|---|---|---|
| ページ指定印刷 | 基本的な指定は可能だが、詳細な設定は制限される場合がある | 詳細なページ範囲指定やプレビュー表示が可能 |
| ファイル編集機能 | 注釈付けなど簡易的な機能のみ提供されることが多い | テキスト編集、ページの追加・削除、しおり設定などが可能 |
| セキュリティ機能 | 閲覧保護機能が中心で、パスワード設定などはできない | パスワード設定、電子署名、権限設定などが可能 |
| 動作速度 | ウェブページの一部として軽量に動作する傾向がある | 高機能なため、起動や処理に時間がかかる場合がある |
| 利用環境 | ウェブブラウザがあればすぐに利用できる | 専用アプリのインストールと設定が必要 |
この記事では、ブラウザのPDFビューアでページ指定印刷ができない場合の代替手段を具体的に解説しました。Acrobat ReaderやEdge、スマホアプリを活用することで、必要なページだけを正確に印刷できます。
PDFを分割する機能や、目的のページを画像として印刷する方法も、状況に応じて使い分けられるでしょう。これらの操作を習得すれば、印刷に関するストレスが軽減され、作業効率が向上します。
今後は、Acrobat Readerの「ページを整理」機能や、Edgeの「カスタム」ページ指定印刷を積極的に活用してみてください。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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