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【Power Automate】DLPポリシーにより保存できない場合の管理者確認

【Power Automate】DLPポリシーにより保存できない場合の管理者確認
🛡️ 超解決

Power Automateでフローを作成して保存しようとしたときに、「このフローは組織のデータ損失防止(DLP)ポリシーに違反しています」というエラーが表示されることがあります。このエラーが発生すると、フローを保存できず、業務に支障をきたします。原因は多くの場合、組織で設定されたDLPポリシーが、使用しているコネクタの組み合わせやアクションを制限しているためです。本記事では、エラーの原因を詳細に切り分け、管理者に確認すべきポイントを具体的に解説します。自力で解決できない場合でも、適切な情報を管理者に伝えることで、迅速な対応が期待できます。

【要点】この記事で確認すること

  • 最初に見る場所: エラーメッセージに含まれるポリシー名、違反したコネクタ名、またはアクションの詳細。
  • 切り分けの軸: 自分が使用しているコネクタがポリシーで許可されているかどうか。また、フローが保存されている環境が正しいかどうか。
  • 注意点: 会社PCの設定やレジストリを変更しても問題は解決しません。必ずPower Platform管理者に連絡してポリシーの確認・変更を依頼してください。

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DLPポリシーとは

データ損失防止(DLP)ポリシーは、組織内のデータが不正に外部に流出するのを防ぐためのルールです。Power Automateでは、使用できるコネクタの種類や組み合わせを制限するためにDLPポリシーが適用されます。例えば、「SharePoint」と「非ビジネスコネクタ」の組み合わせを禁止することで、SharePoint上のデータがTwitterや個人用メールに送信されるのを防ぎます。このポリシーは、Power Platform管理センターで管理者が設定し、特定の環境に割り当てることも可能です。

DLPポリシーによる制限には、以下の3つのレベルがあります。

  • 完全に禁止するコネクタ: 使用そのものができない。
  • ビジネスデータのみ許可するコネクタ: 特定のデータグループ(ビジネスデータグループ)に属するコネクタとの組み合わせのみ可能。
  • 許可するコネクタ: 制限なく使用できる。

フロー保存時のDLP違反エラーは、これらの制限に抵触した場合に発生します。

エラー発生時の確認手順

エラーが表示されたら、まずは以下の手順で状況を整理してください。

  1. エラーメッセージを詳細に確認します。メッセージには「DLPポリシー <ポリシー名> により禁止されています」といった情報や、違反したコネクタ名が含まれていることがあります。スクリーンショットを撮って保存してください。
  2. フローで使用しているすべてのコネクタをリストアップします。トリガーとアクションごとに、どのコネクタ(SharePoint、Outlook、Teams、SQL Serverなど)を使用しているか書き出します。
  3. Power Platform管理センターにアクセスできる場合は、該当する環境のDLPポリシーを確認します。ただし、通常は一般ユーザーに管理センターのアクセス権はありません。その場合は次のステップに進みます。
  4. 管理者に連絡するために、以下の情報をまとめます。エラーメッセージのスクリーンショット、使用しているコネクタ一覧、環境名(フロー作成時に選択した環境)、エラーが発生した日時。
  5. 会社のIT部門またはPower Platform管理者に、メールやチケットシステムで上記の情報を伝え、「DLPポリシー違反のためフローが保存できない」ことを連絡します。

エラーメッセージの解析

エラーメッセージには、多くの場合「ポリシー名」と「違反したコネクタのペア」が含まれます。例えば「ポリシー ‘Default Policy’ により、コネクタ ‘SharePoint’ と ‘Twitter’ の組み合わせは禁止されています」と表示されます。この情報から、どのコネクタの組み合わせが問題となっているか特定できます。

まれに、エラーメッセージが一般的で詳細がない場合もあります。その場合は、フローの内容を一つずつ確認し、怪しいコネクタを特定する必要があります。

管理者に伝える情報

管理者が迅速に対応するためには、正確な情報が必要です。以下のテンプレートを参考に連絡してください。

  • 件名: 【Power Automate DLP違反】フロー保存不可の報告
  • 本文: 環境名(例:Contoso Sales)、フロー名、エラーメッセージ全文、使用コネクタ一覧、発生時刻、再現手順。
  • 依頼内容: 該当環境のDLPポリシーを確認し、許可されていないコネクタの代替案、またはポリシーの緩和を依頼します。

よくある失敗パターン

DLPポリシー違反エラーでよくある失敗例を紹介します。

  • パターン1: ビジネスコネクタと非ビジネスコネクタを同じフロー内で使用している。例:SharePoint(ビジネス)とTwitter(非ビジネス)を組み合わせる。多くの組織ではこの組み合わせが禁止されています。解決策としては、非ビジネスコネクタを別のフローに分離するか、管理者に許可を依頼します。
  • パターン2: ポリシーが特定の環境にのみ適用されているが、別の環境でフローを作成している。自分が使用している環境が正しいか確認し、必要に応じて環境を変更します。
  • パターン3: コネクタのプレミアムライセンスが必要だが、ライセンスが不足している。DLPポリシーとは別の問題ですが、エラーメッセージに「ライセンスが必要」と表示されることもあります。この場合は管理者にライセンス割り当てを依頼します。
  • パターン4: カスタムコネクタがDLPポリシーでブロックされている。組織によってはカスタムコネクタの使用が制限されている場合があります。カスタムコネクタの許可状況を管理者に確認してください。

状況別の比較表

原因 エラーメッセージの特徴 対処方法
ビジネス/非ビジネス混在 「コネクタAとコネクタBの組み合わせは禁止されています」 いずれかのコネクタを削除するか、管理者にポリシーの例外を依頼する
環境の誤り 「この環境では許可されていません」 正しい環境でフローを作成し直す、または環境のDLPを管理者が変更する
ライセンス不足 「有効なライセンスがありません」 管理者に適切なライセンス(Premiumなど)の割り当てを依頼する
カスタムコネクタブロック 「カスタムコネクタは許可されていません」 カスタムコネクタの代わりに標準コネクタを使用するか、管理者に許可を依頼する

よくある質問

Q1. DLPポリシー違反エラーが出たが、自分では何も変更できないのですか?

A. 原則として、一般ユーザーがDLPポリシーを変更することはできません。Power Platform管理センターへのアクセス権が必要です。自分で解決しようとせず、管理者に連絡してください。ただし、フロー内で使用するコネクタを変更できる場合は、許可されているコネクタのみで再構築することで回避できる可能性があります。

Q2. 管理者に連絡するときに、どの情報が最も重要ですか?

A. エラーメッセージのスクリーンショットと、フローで使用しているコネクタの一覧(ビジネス/非ビジネスの区別も含む)が最も重要です。さらに、環境名とフロー名があると、管理者がポリシーを特定しやすくなります。

Q3. 同じフローが以前は保存できたのに、突然エラーが出るようになりました。なぜですか?

A. 管理者がDLPポリシーを新しく追加または変更した可能性があります。また、フロー内で使用しているコネクタの分類(ビジネス/非ビジネス)が変わった場合もエラーが発生します。組織のポリシー変更がないか、管理者に確認してください。

Q4. フローを保存できないと、毎回の手動作業が発生して困っています。暫定対応はありますか?

A. エラーが出ているフローは保存できないため、暫定的に手動で処理を行うしかありません。ただし、別の環境や新しいフローとして再作成する際に、許可されているコネクタのみを使用するように変更することで、保存できる可能性があります。管理者に早急に連絡してください。

まとめ

Power AutomateでDLPポリシー違反によりフローが保存できない場合、まずはエラーメッセージの詳細を確認し、使用しているコネクタを特定することが第一歩です。管理者に正確な情報を伝えることで、ポリシーの変更や代替案の提示がスムーズになります。自分で設定を変更しようとせず、必ず管理者のサポートを仰いでください。また、フロー設計時点で使用するコネクタの組み合わせを考慮することで、事前に違反を防ぐことも可能です。組織のDLPポリシーを理解し、適切に運用しましょう。


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この記事の監修者
✍️

超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。

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