【PowerPoint】「代替テキスト」に画像化した文字の内容を正確に記述する手順

【PowerPoint】「代替テキスト」に画像化した文字の内容を正確に記述する手順
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PowerPointスライドに挿入した画像に文字情報が含まれている場合、代替テキストの設定は非常に重要です。視覚に障がいを持つ方々がスクリーンリーダーを利用する際、画像の内容を正確に伝えるために代替テキストは欠かせません。この記事では、画像化した文字の内容を正確に代替テキストに記述する具体的な手順と、設定時の注意点について解説します。

【要点】画像化した文字の代替テキスト設定でアクセシビリティを向上

  • 代替テキストの追加: 画像に込められた文字情報をスクリーンリーダーで読み上げられるように設定します。
  • 画像化した文字の記述: 画像内のテキストを正確に記述し、視覚障がいのあるユーザーに情報を伝えます。
  • 「説明」と「装飾」の使い分け: 文字情報を含む画像には必ず「説明」を設定し、情報伝達を確実に行います。

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代替テキストの概要とアクセシビリティへの影響

代替テキストとは、画像の内容を簡潔な言葉で説明するテキスト情報です。これは、視覚に障がいを持つ方がスクリーンリーダーを使用する際に、画像の内容を音声で理解するために利用されます。PowerPointのプレゼンテーションにおいて、図やグラフ、写真などに含まれる文字情報が画像化されている場合、代替テキストにその文字内容を記述することは、アクセシビリティを大きく向上させる上で非常に重要です。

代替テキストを設定しないと、スクリーンリーダーは画像を「画像」としか認識せず、画像に含まれる重要な文字情報が伝わりません。これは、情報格差を生む原因となります。特に、スライド内で重要なメッセージやデータが画像として提示されている場合、代替テキストがなければその情報は一部の聴衆に届かないことになります。

PowerPointでは、アクセシビリティチェック機能も提供されており、代替テキストの設定漏れを検出できます。この機能を活用し、すべての画像に適切な代替テキストを設定することが、より多くの人々に情報が届くプレゼンテーション作成につながります。

画像化した文字に代替テキストを正確に記述する手順

PowerPointで画像化した文字に代替テキストを設定する具体的な手順を解説します。Windows版とMac版で操作が一部異なります。

Windows版PowerPointでの設定手順

  1. 画像を選択する
    代替テキストを設定したい画像をPowerPointスライド上でクリックして選択します。
  2. 代替テキストペインを開く
    選択した画像を右クリックし、表示されるコンテキストメニューから「代替テキストの編集」を選択します。または、リボンメニューの「図の形式」タブをクリックし、「アクセシビリティ」グループにある「代替テキスト」ボタンをクリックします。
  3. テキストを入力する
    画面右側に「代替テキスト」ペインが表示されます。「説明」入力欄に、画像化した文字の内容を正確に記述します。例えば、「2023年売上推移グラフ:1月100万円、2月120万円、3月110万円」のように、具体的な情報を盛り込みます。
  4. 「装飾」と「説明」を判断する
    画像が純粋な装飾であり、内容に重要な情報を含まない場合は「装飾としてマークする」チェックボックスをオンにします。画像化した文字を含む場合は、このチェックボックスはオフのままにし、「説明」欄にテキストを入力します。
  5. 自動生成された代替テキストを確認する
    PowerPointが自動で代替テキストを生成する場合があります。自動生成されたテキストが画像化した文字の内容と一致しない場合は、必ず手動で修正してください。

Mac版PowerPointでの設定手順

  1. 画像を選択する
    代替テキストを設定したい画像をPowerPointスライド上でクリックして選択します。
  2. 代替テキスト設定画面を開く
    選択した画像を右クリックし、表示されるコンテキストメニューから「代替テキストの編集」を選択します。または、リボンメニューの「図の書式設定」タブをクリックし、「アクセシビリティ」グループにある「代替テキスト」ボタンをクリックします。
  3. テキストを入力する
    画面右側に「代替テキスト」ペインが表示されます。「説明」入力欄に、画像化した文字の内容を正確に記述します。箇条書きや表形式のデータが画像化されている場合は、その内容をできる限り忠実に再現するように記述します。
  4. 「装飾」と「説明」を判断する
    画像が純粋な装飾である場合は「装飾としてマークする」チェックボックスをオンにします。画像化した文字を含む場合は、必ず「説明」欄にテキストを入力し、このチェックボックスはオフのままにします。
  5. 自動生成された代替テキストを確認する
    Mac版でもPowerPointが代替テキストを自動生成することがあります。生成されたテキストが画像化した文字の内容と合致しない場合は、必ず手動で編集し直してください。

代替テキスト設定時の注意点とよくある誤操作

代替テキストを設定する際には、いくつか注意すべき点があります。間違った設定をしてしまうと、情報が正確に伝わらない原因となります。

テキストを省略しすぎる問題

代替テキストは簡潔さが求められますが、画像化した文字の重要な情報まで省略してしまうと意味がありません。例えば、グラフの画像であれば、タイトル、軸のラベル、主要なデータポイントや傾向など、視覚的に得られる情報を文字で表現する必要があります。

対処法: 画像化した文字から得られる「すべての重要な情報」を、簡潔かつ網羅的に記述するように心がけてください。特に数値データや専門用語は正確に記載します。

単なる画像の説明になってしまう問題

代替テキストに「グラフの画像」や「資料のスクリーンショット」などと記述するだけでは不十分です。画像化した文字の内容を正確に伝えることが目的です。

対処法: 画像そのものの描写ではなく、画像内に含まれる「文字情報」や「データが示す結論」に焦点を当てて記述します。例えば「2023年第1四半期の売上高は前年同期比15%増の200億円」のように、具体的な情報を含めます。

「装飾」と誤って設定してしまう問題

画像がデザイン上の要素で、特に情報を含まない場合に「装飾としてマークする」機能を使用します。しかし、文字情報を含む画像を誤って装飾とマークしてしまうと、スクリーンリーダーはその画像を完全に無視してしまいます。

対処法: スライドの理解に不可欠な文字情報が画像に含まれている場合は、絶対に「装飾としてマークする」にチェックを入れないでください。必ず「説明」欄に適切な代替テキストを記述します。

グラフや図表の代替テキスト記述の難しさ

複雑なグラフや図表を画像として挿入した場合、そのすべての情報を代替テキストで表現するのは困難な場合があります。長文になりすぎると、かえって情報が伝わりにくくなることもあります。

対処法: 代替テキストには、グラフのタイトル、軸の単位、主要な傾向や結論、特筆すべきデータポイントなど、最も重要な情報を簡潔に記述します。詳細なデータは、スライド本文のテキストやプレゼンテーション中の口頭説明で補足するようにします。

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Windows版とMac版の代替テキスト設定画面の比較

PowerPointの代替テキスト設定画面は、Windows版とMac版で表示やメニュー名に若干の違いがあります。

項目 Windows版PowerPoint Mac版PowerPoint
代替テキストを開くメニュー 右クリックメニューの「代替テキストの編集」、または「図の形式」タブの「代替テキスト」ボタン 右クリックメニューの「代替テキストの編集」、または「図の書式設定」タブの「代替テキスト」ボタン
代替テキスト入力欄 「説明」欄 「説明」欄
装飾としてマークする設定 「装飾としてマークする」チェックボックス 「装飾としてマークする」チェックボックス
自動生成機能 画像のAI分析による自動生成 画像のAI分析による自動生成

まとめ

PowerPointの代替テキスト機能は、プレゼンテーションのアクセシビリティを高める上で非常に重要です。画像化した文字の内容を正確に記述することで、視覚に障がいを持つ方々にも情報が適切に伝わります。今回解説した手順と注意点を参考に、すべてのユーザーにとって分かりやすいスライド作成を目指してください。

定期的にPowerPointのアクセシビリティチェック機能を利用し、代替テキストの設定漏れがないか確認することをおすすめします。これにより、より包括的なプレゼンテーションを完成させることができます。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。