プレゼンテーションの準備中、スライド全体の英字フォントだけを統一したいものの、日本語フォントはそのままにしたいと悩むことはありませんか。手動で一つずつ変更するのは大変な作業です。PowerPointのテーマフォント機能を活用すれば、日本語フォントに影響を与えずに、英字フォントだけを一括で変更できます。この記事では、その具体的な設定手順と注意点を詳しく解説します。
【要点】PowerPointで英字フォントだけを一括変更する設定
- テーマフォントのカスタマイズ: 英字フォントと日本語フォントを個別に設定し、プレゼンテーション全体のフォントを一括で変更できます。
- 新しいテーマフォントの作成: 既存のテーマフォントを編集し、見出しと本文の英字フォントのみを変更して新しいフォントセットとして保存できます。
- プレゼンテーションへの適用: 作成したカスタムテーマフォントを現在のプレゼンテーションに適用し、統一されたデザインを実現できます。
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目次
英字フォントだけを一括変更するテーマフォント機能の概要
PowerPointには、プレゼンテーション全体のデザインを統一するための「テーマ」機能があります。そのテーマの一部として「テーマフォント」が設定されており、見出し用と本文用のフォントをそれぞれ設定できます。このテーマフォント機能の大きな特徴は、英字フォントと日本語フォントを個別に指定できる点です。
この機能を使うと、日本語フォントは既存のまま維持しつつ、英字フォントだけを好みのものに変更できます。例えば、見出しにはインパクトのある英字フォントを、本文には読みやすい英字フォントを設定し、日本語フォントは変更せずに統一感を出すことが可能です。この設定は、スライドマスターで定義されたテキストボックスやプレースホルダーに適用されます。
テーマフォントの構成要素
テーマフォントは、以下の2つの要素で構成されています。
- 見出しフォント: スライドタイトルやセクションタイトルなど、強調したいテキストに適用されるフォントです。
- 本文フォント: 本文や箇条書きなど、一般的なテキストに適用されるフォントです。
それぞれに「英字フォント」と「日本語フォント」を選択する項目があります。この設定を活用することで、日本語フォントをそのままに、英字フォントのみを変更できるのです。
英字フォントを一括で変更する具体的な手順
ここでは、PowerPointで英字フォントだけを一括で変更する具体的な手順を解説します。Windows版PowerPointを例に説明しますが、Mac版でも同様の操作が可能です。
- デザインタブを開く
PowerPointを開き、リボンメニューから「デザイン」タブをクリックします。 - フォントのドロップダウンメニューを開く
「デザイン」タブ内の「バリアント」グループにある「フォント」のドロップダウンメニューをクリックします。 - フォントをカスタマイズを選択する
表示されたリストの一番下にある「フォントのカスタマイズ」をクリックします。 - 新しいテーマフォントダイアログを表示する
「新しいテーマフォントの作成」ダイアログボックスが表示されます。 - 見出しフォントを設定する
「見出しフォント」の項目で、「英字フォント」のドロップダウンメニューから変更したい英字フォントを選択します。「日本語フォント」は既存のフォントのまま変更しないでください。 - 本文フォントを設定する
「本文フォント」の項目で、「英字フォント」のドロップダウンメニューから変更したい英字フォントを選択します。「日本語フォント」は既存のフォントのまま変更しないでください。 - テーマフォント名を指定して保存する
「名前」の入力欄に、作成するテーマフォントの任意の名前を入力します。例えば「カスタム英字フォント」など、後で識別しやすい名前を付けてください。入力後、「保存」ボタンをクリックします。 - 新しいテーマフォントを適用する
作成したカスタムテーマフォントは、自動的に現在のプレゼンテーションに適用されます。スライド上の英字フォントが変更されたことを確認してください。
Mac版PowerPointでの操作の違い
Mac版PowerPointでも同様の操作が可能です。リボンメニューの「デザイン」タブから「フォント」→「フォントのカスタマイズ」を選択し、Windows版と同じ要領で設定できます。ダイアログボックスの表示や項目名はほぼ共通しています。
英字フォント変更時の注意点とよくある誤操作
テーマフォント機能は非常に便利ですが、いくつかの注意点があります。これらを理解しておくことで、意図しない表示の崩れを防げます。
手動で設定したフォントは変更されない
スライド上のテキストボックスや図形に、個別にフォントの種類やサイズを手動で設定した場合、テーマフォントを変更してもその設定は上書きされません。テーマフォントの変更が適用されるのは、スライドマスターで定義されたプレースホルダーや、手動でフォント設定をしていないテキストに限定されます。
対処法としては、個別にフォント設定されたテキストを選択し、ホームタブの「フォント」グループにある「すべての書式をクリア」ボタンで書式を解除するか、スライドマスターで直接フォント設定を修正してください。
日本語フォントが意図せず変わってしまう
「新しいテーマフォントの作成」ダイアログボックスで、「見出しフォント」や「本文フォント」の「日本語フォント」の項目も変更してしまうと、日本語のテキストも指定したフォントに変わってしまいます。英字フォントだけを変更したい場合は、「日本語フォント」の項目は元の設定のままにしておくことが重要です。
PowerPointのバージョンによる機能の違い
PowerPointのバージョンやプラットフォームによって、一部の機能や操作感が異なる場合があります。
- Microsoft 365 / PowerPoint 2021 / 2019: Windows版、Mac版ともに同様の機能が利用できます。
- PowerPoint for the web (Web版): Web版ではテーマフォントのカスタマイズ機能が限定的です。既存のテーマフォントを選択することはできますが、カスタムフォントセットを作成する詳細なオプションは利用できないことが多いです。
- PowerPoint for iPad: iPad版でもテーマフォントの選択は可能ですが、カスタムフォントセットの作成はPC版に比べて機能が制限される場合があります。
より詳細なフォント設定を行いたい場合は、Windows版またはMac版のPowerPointデスクトップアプリケーションを使用することをおすすめします。
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テーマフォントと個別設定フォントの比較
PowerPointでフォントを設定する方法はいくつかあります。ここでは、テーマフォントと個別に設定するフォントの違いを比較します。
| 項目 | テーマフォント | 個別設定フォント |
|---|---|---|
| 特徴 | プレゼンテーション全体のフォントを統一的に管理する設定 | 特定のテキストやオブジェクトに直接適用されるフォント設定 |
| 適用範囲 | スライドマスターで定義されたプレースホルダーや、フォントが未設定のテキスト全体 | 選択したテキストやオブジェクトのみ |
| 変更方法 | 「デザイン」タブからテーマフォントをカスタマイズし、一括で変更する | 「ホーム」タブのフォントグループから個別に変更する |
| 日本語フォントへの影響 | 英字フォントと日本語フォントを個別に設定できるため、日本語フォントへの影響を制御できる | 選択したテキストの言語に関わらず、指定したフォントが適用される |
| 統一性 | プレゼンテーション全体の視覚的な統一性を高める | 一時的な強調や特殊な表現に利用する |
まとめ
PowerPointのテーマフォント機能を活用することで、スライド全体の英字フォントだけを一括で変更し、プレゼンテーションの視覚的な統一感を高めることができます。日本語フォントに影響を与えずに英字フォントのみを調整できるため、効率的にデザインを管理できます。今回解説した手順で新しいカスタムテーマフォントを作成し、あなたのプレゼンテーションに適用してみてください。これにより、プロフェッショナルな印象を与える洗練されたスライドが完成するでしょう。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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