PowerPointで画像を編集したものの、元の状態に戻したい、またはやり直したい時がありますね。トリミングや色補正、効果の適用など、多くの加工を一瞬で元に戻す方法をご存知でしょうか。
この機能を知らないと、一つずつ手作業で調整し直すことになり、プレゼン直前で焦るかもしれません。この記事では、PowerPointの「図のリセット」機能を使って、画像を加工前の状態に戻す具体的な手順を解説します。
作業効率を高め、プレゼン資料作成の時間を短縮できます。
【要点】PowerPointで画像を加工前の状態に戻すには
- 図のリセット: サイズと書式をリセット: 画像のトリミング、サイズ変更、回転、色補正、効果などを全て元に戻します。
- 図のリセット: 図の書式設定のみリセット: トリミングやサイズ変更は維持し、色補正やアート効果などの書式設定のみを元に戻します。
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目次
PowerPointの「図のリセット」機能の概要
PowerPointの「図のリセット」機能は、挿入した画像に適用した全ての編集を、元の状態に戻すための便利な機能です。トリミング、サイズ変更、回転、色補正、アート効果、透明度、圧縮など、PowerPoint上で行った画像への変更をまとめて解除できます。
この機能は、プレゼンテーション資料作成中に画像の調整を繰り返したり、複数の画像を同じ基準に戻したりする際に非常に役立ちます。元の画像ファイルを再度挿入する手間を省き、作業時間を大幅に短縮できます。
「図のリセット」機能の前提条件
「図のリセット」機能は、PowerPointに挿入された画像ファイルに対してのみ有効です。PowerPointの図形やアイコン、テキストボックスなどには適用できません。
また、PowerPoint外で画像編集ソフトを使って行われた変更は、この機能では元に戻せません。あくまでPowerPoint内で適用された編集のみが対象となります。
画像の加工を元に戻す具体的な手順
PowerPointで画像を元の状態に戻す「図のリセット」機能は、数クリックで実行できます。ここでは、Windows版とMac版のPowerPointでの操作手順を詳しく解説します。
Windows版PowerPointでの操作手順
Microsoft 365、PowerPoint 2021、2019など、Windows版PowerPointでの操作手順です。
- リセットしたい画像を選択する
PowerPointスライド上の、加工を元に戻したい画像をクリックして選択します。画像が選択されると、周囲にハンドルが表示されます。 - 「図の形式」タブを開く
画像を選択すると、PowerPointのリボン上部に「図の形式」タブ(または「図ツール」の「書式」タブ)が表示されます。このタブをクリックして開きます。 - 「調整」グループから「図のリセット」ボタンを見つける
「図の形式」タブの左端にある「調整」グループ内、「図のリセット」ボタン(または「リセット」ボタン)を探します。このボタンは、画像のアイコンと下向き矢印が特徴です。 - リセットの種類を選択する
「図のリセット」ボタンの右側にある下向きの矢印をクリックすると、以下の2つのオプションが表示されます。- 図のリセット: 画像のサイズ、トリミング、回転、色補正、アート効果など、全ての変更を元の状態に戻します。
- 図のリセット: 図の書式設定のみリセット: トリミングやサイズ変更は維持し、色補正やアート効果などの書式設定のみを元の状態に戻します。目的に合わせていずれかを選択します。
- リセットを適用する
選択したリセットオプションをクリックすると、画像が即座に指定された状態に戻ります。
Mac版PowerPointでの操作手順
Mac版PowerPointでも、Windows版と同様に「図のリセット」機能を利用できます。手順はほぼ同じです。
- リセットしたい画像を選択する
スライド上の画像をクリックして選択します。選択すると、リボンに「図の書式設定」タブが表示されます。 - 「図の書式設定」タブを開く
画像を選択すると表示される「図の書式設定」タブをクリックします。 - 「調整」グループから「リセット」を選択する
「図の書式設定」タブ内の「調整」グループにある「リセット」ボタンをクリックします。 - リセットの種類を選択する
「リセット」ボタンの下向き矢印をクリックし、「図のリセット」または「図の書式設定のみリセット」を選択します。
「図のリセット」機能の注意点と関連トラブル
「図のリセット」機能は非常に便利ですが、いくつかの注意点や、うまく機能しない場合の対処法があります。
元の画像ファイル自体は変更されない
PowerPointの「図のリセット」機能は、PowerPointのファイル内での編集のみを元に戻します。元の画像ファイル自体が変更されることはありません。
もし元の画像ファイルを直接編集して上書き保存した場合、PowerPointに挿入されている画像もその変更が反映されます。この場合、「図のリセット」機能では、PowerPoint挿入時点の元の状態には戻せません。元の画像を保持したい場合は、編集前にコピーを作成しておくことをおすすめします。
リセットボタンがグレーアウトして選択できない
画像を選択しているにもかかわらず、「図のリセット」ボタンがグレーアウトしてクリックできない場合があります。これは、選択しているオブジェクトが画像ではないか、グループ化された画像の一部である可能性があります。
- 単一の画像であることを確認する
リセットしたいオブジェクトが、図形やテキストボックスとグループ化されていないか確認します。グループ化されている場合は、一度グループ解除してから個別の画像を選択し直します。 - 図形やアイコンではないか確認する
挿入したオブジェクトが、画像ファイルではなくPowerPointの図形やアイコンとして認識されている場合があります。図形やアイコンには「図のリセット」機能は適用されません。
「元に戻す」操作との違い
PowerPointには「元に戻す」ボタン(アンドゥ機能)もありますが、「図のリセット」とは異なる機能です。「元に戻す」は、直前の操作を一つずつ取り消していく機能です。
一方、「図のリセット」は、画像に対して行われた全ての編集を一度に元に戻す機能です。多くの編集をまとめて元に戻したい場合は「図のリセット」を、直前の誤操作を取り消したい場合は「元に戻す」を使用すると良いでしょう。
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「図のリセット」の種類と効果の比較
| 項目 | 図のリセット | 図の書式設定のみリセット |
|---|---|---|
| 対象 | 画像に適用された全ての編集 | 画像に適用された書式設定のみ |
| 影響する編集 | トリミング、サイズ変更、回転、色補正、アート効果、透過性、圧縮など | 色補正、アート効果、透過性、圧縮など |
| 影響しない編集 | なし | トリミング、サイズ変更、回転 |
| 用途 | 画像を完全に初期状態に戻したい場合 | トリミングやサイズは維持しつつ、見た目の効果だけを元に戻したい場合 |
まとめ
PowerPointの「図のリセット」機能を使うことで、画像に加えた様々な加工を簡単に元に戻せるようになります。特に多くの調整を加えた画像を初期状態に戻したい場合や、書式設定だけをリセットしたい場合に役立つ機能です。
この機能を活用すれば、プレゼンテーション資料作成時の画像編集作業を効率化できます。ぜひ「図のリセット」機能を活用し、より洗練されたプレゼン資料を作成してください。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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