【PowerPoint】スライドショー中の「動作設定」で外部アプリを起動する

【PowerPoint】スライドショー中の「動作設定」で外部アプリを起動する
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プレゼンテーション中にPowerPoint以外の外部アプリケーションを起動したい場面は少なくありません。

関連資料の表示やデモンストレーションなど、外部アプリを瞬時に表示できれば、プレゼンをよりスムーズに進められます。

この記事では、PowerPointの「動作設定」機能を利用して、スライドショー中に任意のアプリを起動する具体的な方法を解説します。

この手順を習得することで、プレゼンテーションの質を高め、聴衆の理解を深めることが可能です。

プレゼン直前でも簡単に設定できるため、ぜひ活用してください。

【要点】PowerPointのスライドショーから外部アプリを起動する手順

  • 動作設定の呼び出し: 図形やテキストに外部アプリ起動のトリガーを設定します。
  • プログラムの実行指定: 起動したい外部アプリの実行ファイルを指定します。
  • スライドショーでの確認: 設定が正しく動作するかスライドショーで確認します。

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PowerPointの「動作設定」で外部アプリを起動する仕組み

PowerPointの「動作設定」機能は、スライドショー中に特定のオブジェクトをクリックした際に、あらかじめ設定した動作を実行する機能です。

この機能を使うと、別のスライドへ移動したり、サウンドを再生したりするなどの操作が可能です。

さらに、「プログラムの実行」オプションを選ぶことで、PowerPoint以外のアプリケーションを起動させることが可能になります。

外部アプリの起動は、プレゼン中に参照資料を表示したり、実際のデモンストレーションを行ったりする際に非常に有効です。

例えば、詳細なデータをExcelで作成した表、Webブラウザで表示する最新情報、PDFビューアで開く補足資料などを瞬時に開けます。

この機能を利用するには、起動したいアプリの実行ファイル、多くは拡張子が.exeのファイルの正確なパスを知っている必要があります。

実行ファイルは通常、プログラムがインストールされているフォルダ内に存在します。

スライドショー中に外部アプリを起動する具体的な設定手順

  1. 動作設定を行うオブジェクトの選択
    スライド上で外部アプリ起動のトリガーとなるオブジェクトを選択します。これは、図形、テキストボックス、または画像など、任意のオブジェクトで設定できます。プレゼンテーションのデザインに合わせて、ボタンやアイコンの形をした図形がよく使われます。
  2. 「動作設定」ダイアログの表示
    選択したオブジェクトがアクティブな状態で、「挿入」タブをクリックします。次に、「リンク」グループ内にある「動作」ボタンを選択してください。「動作設定」ダイアログボックスが開きます。
  3. 「プログラムの実行」オプションの選択
    「動作設定」ダイアログボックスには、「クリック時」タブと「マウスの通過」タブがあります。通常は、オブジェクトをクリックしたときにアプリを起動する「クリック時」タブを選択します。そのタブ内で、「プログラムの実行」ラジオボタンにチェックを入れます。
  4. 実行ファイルのパスを指定
    「プログラムの実行」にチェックを入れると、その右側に「参照」ボタンが表示されます。「参照」ボタンをクリックし、起動したい外部アプリの実行ファイルを選択します。例えば、Excelを起動したい場合は、通常C:\Program Files\Microsoft Office\root\Office16\EXCEL.EXEのようなパスにあります。ファイルの場所が分からない場合は、Windowsのスタートメニューでアプリを検索し、右クリックして「ファイルの場所を開く」を選択すると実行ファイルが見つかることがあります。パスが入力欄に正しく表示されていることを確認してください。
  5. 設定の確定
    実行ファイルのパスが正しく入力されていることを確認した後、「OK」ボタンをクリックして「プログラムの実行」の設定を確定します。さらに「動作設定」ダイアログボックスの下部にある「OK」ボタンをクリックし、すべての設定を閉じます。
  6. 設定のテスト
    設定が正しく機能するかを確認するため、PowerPointをスライドショーモードに切り替えます。設定したオブジェクトをクリックし、指定した外部アプリが問題なく起動するかどうかを確認してください。アプリが起動しない場合は、パスの誤りやセキュリティ設定が原因である可能性があります。

外部アプリ起動の動作設定に関する注意点とトラブルシューティング

Mac版PowerPointでの動作設定の制限

Mac版PowerPointでは、Windows版にある「プログラムの実行」オプションは利用できません。

そのため、Mac環境でPowerPointのスライドショーから直接外部アプリを起動することはできません。

代わりに、Webサイトへのリンクやファイルへのハイパーリンク設定は可能です。

外部アプリを起動したい場合は、Windows版PowerPointを使用するか、MacのショートカットキーやAppleScriptで代替する方法を検討してください。

実行ファイルが見つからない、またはパスが間違っている場合

指定した実行ファイルのパスが間違っていると、アプリは起動しません。

実行ファイルのパスを再度確認してください。Windowsのエクスプローラーでアプリのアイコンを右クリックし、「ファイルの場所を開く」を選択すると正確なパスを確認できます。

また、ネットワークドライブ上に保存されたファイルは、プレゼンを行う環境からアクセスできない可能性があります。プレゼンテーションを行うPCのローカルドライブに実行ファイルを配置することを強く推奨します。

特に、USBメモリや外部HDD上のパスは、ドライブレターが変わると動作しなくなるため注意が必要です。

セキュリティ警告が表示される場合

PowerPointから外部プログラムを起動する際、セキュリティ警告が表示されることがあります。

これはPowerPointが、信頼できない可能性のあるプログラムの実行を防ぐための機能です。

警告が表示されたら、内容をよく確認し、信頼できるプログラムであると判断した場合のみ「開く」または「実行」を選択してください。

事前にPowerPointのセキュリティセンター設定で、プレゼンテーションファイルが保存されているフォルダを「信頼できる場所」として追加することで、警告を抑制できる場合があります。

この設定は、PowerPointの「ファイル」タブから「オプション」→「セキュリティセンター」→「セキュリティセンターの設定」で変更できます。

PowerPointのバージョンによる動作の違い

PowerPoint 2010以前のバージョンでは、一部の動作設定オプションが異なる場合があります。

Microsoft 365、PowerPoint 2021、PowerPoint 2019では、本記事の手順で問題なく設定できます。

古いバージョンを使用している場合は、メニューの表示が異なる可能性に注意し、適宜読み替えて操作してください。

Web版PowerPointでは、外部プログラムの実行機能はサポートされていません。

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動作設定で可能なアクションの種類と使い分け

アクションの種類 概要 主な用途
ハイパーリンク スライド内の特定の位置、WebサイトのURL、ローカルファイル、電子メールアドレスへ移動します 別スライドへのジャンプ、Webサイトの参照、外部資料の表示、メール作成の開始
プログラムの実行 指定した外部アプリケーションをPowerPointのスライドショー中から起動します ExcelやWordなどのOfficeアプリ、PDFビューア、Webブラウザ、専用ツールの起動
マクロの実行 PowerPointに組み込まれたマクロ、VBAコードを実行します 複雑な自動処理、PowerPointの機能拡張、特定のデータ処理の実行
サウンドの再生 指定したオーディオファイルを再生します 効果音の追加、BGMの再生、音声による説明の付加
何もしない オブジェクトをクリックしても何も動作しません クリックを無効にしたい場合、装飾目的のオブジェクト

PowerPointの動作設定を使いこなせば、スライドショー中に外部アプリをスムーズに起動できます。

この機能は、プレゼンテーションの幅を大きく広げ、聴衆への情報提供をより豊かにする強力なツールです。

今回解説した手順で、必要な外部資料やツールを瞬時に表示することが可能になります。

プレゼンの準備において、ぜひこの動作設定を活用し、効果的な情報共有を実現してください。

スライドショーのカスタマイズを通じて、よりインタラクティブで印象的なプレゼンテーションを作成できます。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。