【Slack】動画クリップの処理を利用する前に確認したい設定と条件

【Slack】動画クリップの処理を利用する前に確認したい設定と条件
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Slackの動画クリップ機能は、短い動画を録画してチャンネルやダイレクトメッセージで共有できる便利な機能です。しかし、社内で利用を始めたものの「処理中」から進まない、録画ができない、再生できないなどのトラブルに遭遇することがあります。こうした問題の多くは、端末の設定やネットワーク環境、Slack側の利用条件に起因します。本記事では、動画クリップの基本設定からトラブルシューティング、管理者が確認すべきポイントまでを体系的に解説します。

【要点】この記事で確認すること

  • 最初に見る場所: 動画クリップが利用できるプラン(有料プランのみ)と、ブラウザ/アプリのバージョン、マイク・カメラのアクセス許可を最初に確認します。
  • 切り分けの軸: 問題が録画時なのかアップロード後なのか、特定のチャンネルやユーザーだけか、を切り分けることで原因箇所を特定します。
  • 注意点: 社内ネットワークでプロキシやファイアウォールが原因の場合、設定変更にはIT部門の確認が必要です。個人でブラウザの拡張機能を無効にする程度に留めてください。

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動画クリップ機能の基本と動作条件

動画クリップとは何か

Slackの動画クリップは、チャンネルやDM内で直接録画できる機能です。録画した動画は自動的にSlackのクラウドにアップロードされ、リンク形式で共有されます。この機能は2021年頃から段階的に提供が開始され、現在はほとんどの有料ワークスペースで利用できます。ただし、無料プラン(Freeプラン)では動画クリップの作成はできず、既存の動画ファイルのアップロードのみ可能です。

対応プランとブラウザ/アプリ要件

動画クリップを利用するには、Slackの有料プラン(Pro、Business+、Enterprise Grid)が必要です。また、対応するクライアントは以下の通りです。

クライアント 動作条件 制限事項
デスクトップアプリ(Windows/Mac) バージョン4.20以上、カメラ・マイクのアクセス許可 画面収録は未対応(2025年時点)
ブラウザ版(Chrome/Edge/Firefox) 最新バージョン、HTTPS接続、カメラ・マイク許可 一部ブラウザでは録画が不安定な場合あり
モバイルアプリ(iOS/Android) アプリバージョン20.10以上、カメラ・マイク許可 画面収録不可、録画時間制限あり

いずれの場合も、Slackがカメラとマイクを使用する許可がOSレベルで与えられている必要があります。特に会社PCでは、グループポリシーでカメラが無効化されているケースが多いため、事前に確認してください。

動画クリップが処理されない主な原因

ネットワーク帯域制限やファイアウォール

動画クリップの録画データは、アップロード中にSlackのサーバーへ送信されます。この通信が妨げられると「処理中」のまま止まったり、エラーが発生します。特に社内ネットワークでは、以下のような原因が考えられます。

  • プロキシサーバーがアップロードデータを制限している
  • ファイアウォールが特定のポート(443など)をブロックしている
  • 帯域制限により、動画アップロードがタイムアウトする

Slack側のサーバー負荷やリージョン制限

Slackの動画クリップは、データセンターのリージョンによっては処理に遅延が生じることがあります。特に日本リージョン以外のワークスペース(米国リージョンなど)では、地理的な距離によるレイテンシが原因でアップロードに時間がかかる場合があります。また、特定の時間帯にサーバー負荷が高まると、一時的に処理が遅くなることもあります。

トラブルシューティング手順

問題が発生した場合、以下の手順で原因を切り分けてください。それぞれの確認結果をメモしておくと、管理者への報告がスムーズです。

  1. 1. 録画前の事前確認
    Slackの設定画面で「音声とビデオ」の項目を開き、「カメラ」と「マイク」が正しいデバイスを選択しているか確認します。テスト通話機能を使って、カメラとマイクが正常に動作しているか確認してください。
  2. 2. ブラウザ/アプリのバージョン確認
    デスクトップアプリの場合はヘルプメニューからバージョン情報を、ブラウザの場合はブラウザの設定画面で最新版であることを確認します。古いバージョンでは動画クリップが正常に動作しないことがあります。
  3. 3. 権限の確認
    OSのプライバシー設定で、Slackがカメラとマイクを使用する許可がオンになっているかを確認します。Windowsの場合は「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「カメラ」と「マイク」で、Slackアプリまたはブラウザに許可が与えられているか確認してください。macOSの場合は「システム環境設定」→「セキュリティとプライバシー」→「プライバシー」タブで確認します。
  4. 4. ネットワークの切り分け
    モバイルデータ通信や自宅Wi-Fiなど、社内ネットワーク以外の環境で録画ができるか試します。社内ネットワークでのみ問題が発生する場合、ファイアウォールやプロキシが原因の可能性が高いです。その場合はIT部門に連絡し、Slackの動画クリップ用ドメイン(*.slack.com、*.slack-edge.comなど)の通信許可を依頼してください。
  5. 5. キャッシュと拡張機能の影響排除
    ブラウザ版の場合は、シークレットモード(プライベートブラウジング)で動画クリップの録画を試します。正常に動作する場合は、拡張機能やキャッシュが原因です。すべての拡張機能を無効にしてから再度試し、問題が解決すれば、原因となっている拡張機能を特定してください。デスクトップアプリの場合は、アプリのキャッシュクリア(設定→詳細設定→キャッシュをクリア)を実行してみてください。
  6. 6. 代替手段の確認
    どうしても動画クリップが利用できない場合、代替としてファイルアップロード機能を使って動画ファイルを直接送信する方法があります。また、Slackの「ハドル」機能で画面共有しながら録画するなど、他の方法も検討してください。

管理者設定の確認ポイント

ワークスペース全体で動画クリップが利用できない場合、管理者設定が原因である可能性があります。以下の点を管理者に確認してください。

  • ワークスペースのプラン: 無料プランでは動画クリップを作成できません。有料プランにアップグレードする必要があります。
  • 機能の有効化: Enterprise Gridの場合、管理者が動画クリップを無効にしている可能性があります。管理画面の「設定」→「メッセージングとファイル」で「動画クリップ」が有効になっているか確認してください。
  • データレジデンシー設定: 一部のEnterprise Gridでは、データ保存リージョンが制限されており、動画クリップが利用できない場合があります。管理者にデータレジデンシーポリシーを確認してもらってください。
  • ネットワークポリシー: 社内のファイアウォールやプロキシで、Slackの動画アップロード用エンドポイントが許可されているか確認します。必要なドメインはSlackのヘルプセンターで公開されています。

管理者への報告時には、トラブルシューティング手順で得られた情報(どの環境で成功/失敗したか、エラーメッセージの有無など)を添えると、原因特定がスムーズです。

よくある質問

Q. 動画クリップの録画時間に制限はありますか?
A. デフォルトでは最長10分ですが、管理者が変更可能な場合もあります。ただし、ファイルサイズが大きくなるとアップロードに時間がかかるため、短めの録画を推奨します。

Q. 動画クリップをダウンロードすることはできますか?
A. 作成者と管理者は、動画クリップのメニューからダウンロードできます。一般メンバーはダウンロードできない場合があるため、必要な場合は管理者に設定を確認してください。

Q. 録画中にカメラが使えません。どうすればいいですか?
A. 別のアプリ(ZoomやTeamsなど)でカメラが使用中だと、Slackがカメラを占有できません。他のアプリを終了してから再度お試しください。また、OSのプライバシー設定でSlackへのカメラアクセスが許可されているか確認してください。

Q. 「動画クリップの処理中にエラーが発生しました」と表示されます。
A. エラーの原因は多岐にわたりますが、まずはネットワーク環境を変えて試してください。社内ネットワークが原因の場合はIT部門に連絡してください。また、Slackのサーバー障害の可能性もあるため、Slackのステータスページ(status.slack.com)を確認してください。

まとめ

Slackの動画クリップが正常に動作しない場合、まずは利用条件(有料プラン、クライアントバージョン、カメラ・マイクの許可)を確認し、次にネットワーク環境や権限設定を切り分けてください。特に会社PCでは、OSのプライバシー設定や社内ネットワークの制限が原因となるケースが多く見られます。管理者と連携して、必要な通信許可や機能の有効化を依頼することで、ほとんどの問題は解決可能です。また、どうしても利用できない場合の代替手段を把握しておくことも、業務の継続性を保つうえで重要です。


この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。