Teams会議でCopilotの要約機能が利用できずに困った経験はありませんか。会議中に「要約を生成できません」というメッセージが表示されたり、会議終了後に要約が見つからない場合、原因は大きく分けて文字起こしの設定とライセンスの二つです。本記事では、その原因を特定し、適切な対処法を段階的に解説します。特に会社の管理下にある端末では、変更できない設定もあるため、切り分け方をしっかり理解しておきましょう。
【要点】この記事で確認すること
- 最初に見る場所: 会議中の「その他」メニューで文字起こしが有効になっているかどうか
- 切り分けの軸: 会議毎の設定(主催者権限)と、ユーザー単位のCopilotライセンスの有無
- 注意点: 会社のポリシーで文字起こしやCopilotが無効化されている場合、自分では変更できないため管理者への連絡が必要
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目次
1. 文字起こしが有効になっているか確認する
Copilotの要約は、会議中の文字起こし(トランスクリプト)をもとに生成されます。文字起こしがオンになっていなければ、要約機能は利用できません。まずは会議中に以下の手順で文字起こしの状態を確認してください。
会議中に確認する方法
- Teamsの会議画面で、上部のメニューバーにある「その他」アイコン(…)をクリックします。
- 表示された一覧から「文字起こしを開始する」または「文字起こし」という項目を探します。既に有効な場合は「文字起こしを停止する」と表示されます。
- 文字起こしがオフの状態ではCopilotアイコンがグレーアウトしているか、クリックしても「文字起こしを有効にしてください」と促されます。
- もしメニュー自体が表示されない場合、会議の主催者が文字起こしを許可していない可能性があります。主催者に確認を依頼してください。
- 会議終了後も要約を取得するには、会議中に文字起こしが行われている必要があります。録画だけでは不十分です。
会議作成時の設定を確認する
会議の招待を送る前に、主催者が文字起こしを許可する設定にしているかどうかも重要です。Outlookの予定表から会議を作成する場合、[Teams会議のオプション]で「文字起こしを許可する」がオンになっている必要があります。この設定がオフの場合、会議中にユーザーが文字起こしを開始できません。
2. Copilotライセンスを確認する
文字起こしが正常に動作しているにもかかわらず要約が出ない場合、ユーザーにCopilotライセンスが割り当てられていない可能性があります。TeamsのCopilotはMicrosoft 365の特定のプランに含まれており、ライセンスがないと機能が利用できません。
| プラン | Copilot for Teams会議の要約 | 備考 |
|---|---|---|
| Microsoft 365 Business Basic/Standard/Premium | ❌ 含まれない | 別途Copilot for Microsoft 365のアドオンが必要 |
| Microsoft 365 E3/E5 | ❌ 基本プランでは不可 | Copilotアドオン($30/ユーザー/月)を追加すると利用可能 |
| Microsoft 365 Copilot(旧Bing Chat Enterprise) | ✅ 利用可能 | 単体ライセンス、またはE3/E5へのアドオン |
ライセンスはテナント全体の契約とは別に、ユーザー個別に割り当てる必要があります。会社のIT管理者に、自分のアカウントに「Microsoft 365 Copilot」または「Copilot for Microsoft 365」のライセンスが割り当てられているか確認してください。なお、試用版ライセンスでも利用可能な場合がありますが、試用期間終了後は使えなくなります。
3. 会議のポリシーや設定をチェックする
会社のTeams管理者が会議ポリシーでCopilotを無効にしているケースがあります。例えば、[Teams管理センター] → [会議] → [会議ポリシー] で「Copilot」の設定が「オフ」になっていると、ライセンスを持っていても機能が使えません。以下の点を確認しましょう。
- 会議中のCopilot: 会議中にCopilotアイコンが表示されない、またはクリックしても反応しない場合、ポリシーで無効化されている可能性が高いです。
- 会議後の要約: 会議終了後に「会議の要約」タブが表示されない場合、文字起こしが無効だったか、Copilotがポリシーで禁止されています。
- チャネル会議: チャネルに紐づいた会議では、Copilotの要約が利用できない場合があります。通常の予定表会議との違いを把握しておきましょう。
ポリシーの変更は一般ユーザーでは行えないため、管理者に確認してください。特に「会議の文字起こし」「Copilot」「トランスクリプト」の各設定を確認してもらう必要があります。
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4. 失敗パターンとその対処法
よくある失敗パターンと、それぞれの対処法をまとめました。
パターン1: 文字起こしを開始し忘れた
会議開始後に文字起こしを手動で開始する必要があります。開始されていないと、Copilotは「文字起こしを有効にしてください」と表示します。対策として、会議の最初に必ず文字起こしをオンにする習慣をつけるか、会議のオプションで自動文字起こしを設定してもらうと良いでしょう。
パターン2: 自分にライセンスがないが、他の参加者は持っている
会議の主催者や他の参加者がCopilotライセンスを持っている場合でも、要約を利用したい本人にライセンスがなければ機能は使えません。要約は各ユーザーが個別に生成するため、自身のライセンスが必要です。
パターン3: 外部ゲストが参加する会議
外部組織のゲストが参加する会議では、Copilotの要約が制限されることがあります。特に、ゲストのテナントでCopilotが有効でない場合や、クロステナントのポリシーでブロックされている場合があります。この場合は組織全体の設定に依存するため、管理者に相談してください。
5. 管理者へ依頼すべきこと
自身で解決できない場合は、IT管理者に以下の情報を伝えて調査を依頼しましょう。
- 確認項目1:ライセンス割り当て – 自分のアカウントに「Microsoft 365 Copilot」が割り当てられているか。
- 確認項目2:会議ポリシー – テナントの会議ポリシーで「Copilot」と「文字起こし」が有効か。
- 確認項目3:データ所在地 – Copilotのデータ処理が許可されたリージョンにテナントがあるか。一部の国では利用が制限される場合があります。
- 確認項目4:試用版の有無 – 試用ライセンスが期限切れになっていないか。
管理者に依頼する際は、エラーメッセージのスクリーンショットや、文字起こしがオンになっている状態の画面を添付するとスムーズです。
6. よくある質問(FAQ)
Q1. 会議中にCopilotアイコンは表示されるが、「要約を生成できません」と出る
文字起こしは開始されているが、まだ十分な発言が蓄積されていない可能性があります。Copilotはある程度の会話量がないと要約を生成しません。数分間話し続けてから再度試してください。それでも改善しない場合は、ライセンスまたはポリシーの問題です。
Q2. 会議終了後に「会議の要約」タブが表示されない
会議中に文字起こしが有効でなかったか、Copilotライセンスがない可能性があります。また、会議の録画は要約とは別機能です。要約は文字起こしデータから生成されるため、録画だけでは利用できません。会議の詳細画面で「文字起こし」が保存されているか確認してください。
Q3. 自分はライセンスを持っているが、同僚だけ要約が出ない
その同僚にライセンスが割り当てられていないか、異なるポリシーが適用されている可能性があります。管理者がユーザー単位でポリシーを設定している場合、グループによって動作が異なります。個別のライセンスとポリシーを確認してください。
7. まとめ
Teams会議のCopilot要約が出ない場合、最初に文字起こしが有効かどうかを確認し、次に自身のCopilotライセンスの有無を確認してください。それでも解決しない場合は、会社の会議ポリシーや管理者設定が原因である可能性が高いため、IT管理者に問い合わせましょう。再発防止のためには、会議の開始時に文字起こしを自動でオンにする設定を管理者に依頼する、または自分で習慣化することが有効です。複数の原因が重なることもあるため、一つずつ切り分けて対応することをお勧めします。
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超解決 リモートワーク研究班
Microsoft 365の導入・保守を専門とするエンジニアグループ。通信障害やサインイン不具合など、ビジネスインフラのトラブル対応に精通しています。
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