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【Teams】Teams会議の出席レポートが空になる時のテナント設定

【Teams】Teams会議の出席レポートが空になる時のテナント設定
🛡️ 超解決

Microsoft Teamsの会議で出席レポートが空になる問題は、テナント設定が原因であることが多いです。この問題が発生すると、会議の参加者一覧や参加時間が正確に表示されず、会議の管理やレポート作成に支障をきたします。本記事では、Teams会議の出席レポートが空になる原因と、テナント設定による解決手順を詳しく解説します。

【要点】Teams会議の出席レポートが空になる原因とテナント設定での対処法

  • 原因の特定: まずはTeams管理センターの会議ポリシーとPowerShellで「TeamsMeetingAttendanceReport」設定を確認します。
  • 設定変更: テナントレベルで出席レポートを強制有効にするには、PowerShellの「Set-CsTeamsMeetingPolicy」コマンドを使用します。
  • 反映の確認: 設定変更後は最大24時間かかる場合があるため、すぐに反映されなくても問題ありません。
  • 代替手段: どうしてもレポートが必要な場合は、Microsoft 365管理センターの「レポート」機能も活用できます。

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なぜ出席レポートが空になるのか:テナント設定の仕組み

Teamsの会議出席レポートは、Exchange Onlineの会議室メールボックスと連携して生成されます。このレポートが空になる主な原因は、テナント全体またはユーザー単位のポリシーで「TeamsMeetingAttendanceReport」が無効になっていることです。既定ではこの設定が無効のため、多くの組織で初期状態ではレポートが生成されません。また、ユーザーに割り当てられているライセンスが適切でない場合も同様の問題が発生します。出席レポートを有効にするには、Teams管理センターの「会議ポリシー」またはPowerShellを使用して設定を変更する必要があります。

具体例として、ある企業の管理者が会議を作成したところ「出席」タブに「レポートはありません」と表示される問題が発生しました。別の例では、外部ユーザーを招待した会議で内部参加者のみレポートに表示されるケースもあります。また、会議の録画は正常に行われるが出席レポートだけ空になるという症状も報告されています。これらの問題はすべて、テナント設定の「AllowAttendanceReport」または「TeamsMeetingAttendanceReport」が関係しています。

関連サービスとして、出席レポートの保存先はExchange Onlineの会議室メールボックスです。そのため、Exchange Onlineの設定が正しくないとレポートが生成されません。また、Microsoft 365管理センターの「レポート」機能からも会議参加レポートを確認できますが、こちらは別の集計方法です。さらに、Teams管理センターの「会議ポリシー」はユーザーごとに異なる設定が可能で、全体ポリシーと優先順位があります。

お探しの解決策が見つからない場合は、こちらの「Teams/Outlookトラブル完全解決データベース」で他のエラー原因や解決策をチェックしてみてください。

出席レポートを有効にするテナント設定手順

以下の手順で、Teams管理センターとPowerShellを使って出席レポートを有効にします。最初にTeams管理センターから確認し、必要に応じてPowerShellで強制設定を行います。

  1. Teams管理センターにサインインします。
    ブラウザで「admin.teams.microsoft.com」にアクセスし、グローバル管理者またはTeams管理者アカウントでログインします。
  2. 会議ポリシーを開きます。
    左メニューから「会議」→「会議ポリシー」を選択します。ここで「グローバル(組織全体の既定)」または該当ユーザーに割り当てられたポリシーをクリックします。
  3. 出席レポート設定を確認します。
    会議ポリシー画面で「音声とビデオ」セクションまでスクロールし、「自動的に出席レポートを許可する」のトグルが「オン」になっているか確認します。この項目を「オン」に設定します。
  4. 設定を保存します。
    画面下部の「保存」ボタンをクリックします。変更が反映されるまで最大24時間かかる場合があります。
  5. PowerShellで強制有効化する(必要な場合)。
    Teams管理センターの設定がうまく反映されない場合は、PowerShellを使用します。管理者PowerShellを開き、以下のコマンドを実行します。
    Install-Module -Name MicrosoftTeams -Force -AllowClobber
    Connect-MicrosoftTeams
    サインイン後、次のコマンドでグローバルポリシーを設定します。
    Set-CsTeamsMeetingPolicy -Identity Global -AllowAttendanceReport Enabled
    特定ユーザーだけ有効にする場合は、-Identityにユーザー名を指定します。
  6. 設定を確認します。
    PowerShellでGet-CsTeamsMeetingPolicy -Identity Global | fl AllowAttendanceReportを実行し、値が「Enabled」になっていることを確認します。
  7. 実際に会議を作成してテストします。
    設定後、新しい会議を作成し、参加者を招いて会議終了後に出席レポートを確認します。会議終了からレポート表示まで数分かかる場合があります。

よくある落とし穴1:ポリシーが正しく適用されていない

Teamsのポリシーには優先順位があり、ユーザーに直接割り当てられたポリシーがグローバルポリシーより優先されます。そのため、グローバルポリシーで「AllowAttendanceReport」を有効にしても、ユーザー固有のポリシーで無効になっていると効果がありません。この場合は該当ユーザーに割り当てられているポリシーを確認し、個別に修正する必要があります。

よくある落とし穴2:ライセンスが不足している

出席レポート機能を利用するには、ユーザーに適切なMicrosoft 365ライセンスが必要です。例えば、Microsoft 365 Business BasicやMicrosoft 365 E3/E5など、Teamsを含むライセンスが必要です。また、Exchange Onlineのライセンスも必須です。ライセンスが不足していると、レポートが空になるだけでなく、会議自体の機能も制限される場合があります。

よくある落とし穴3:レポートの反映に時間がかかる

出席レポートは会議終了後すぐに表示されないことがあります。通常は数分から最大1時間程度で表示されますが、テナントの負荷状況によってはさらに遅れる場合があります。設定変更後も同様で、最大24時間かかることを理解しておきましょう。すぐに確認したい場合は、PowerShellで即時反映を試みることもできますが、基本的には待つ必要があります。

Teams管理センターとPowerShellの設定比較

出席レポート設定はTeams管理センターとPowerShellの両方で行えます。それぞれの特徴を以下の表で比較します。

項目 Teams管理センター PowerShell
設定項目名 「自動的に出席レポートを許可する」トグル AllowAttendanceReportパラメーター
操作の難易度 GUIで簡単、初心者向け コマンド入力が必要、中級者以上
反映の即時性 最大24時間かかる 比較的早いが、完全反映には時間がかかる場合あり
複数ユーザー一括設定 ポリシー単位で一括適用可能 スクリプトで柔軟に一括適用可能

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よくある質問(FAQ)

Q1: 出席レポートが空になる原因がポリシー以外にある場合は?

ポリシー設定が正しくてもレポートが空になる場合、Exchange Onlineの会議室メールボックスに問題がある可能性があります。会議室メールボックスが正しくプロビジョニングされているか確認します。また、ユーザーが外部テナントの参加者の場合、レポートに表示されない仕様です。

Q2: 会議開催後に「出席レポートをダウンロード」ボタンが表示されないのはなぜですか?

このボタンが表示されない原因として、会議の主催者に対して出席レポートが無効になっている場合が考えられます。また、会議がチャンネル会議の場合もレポートが生成されないことがあります。ポリシー設定と会議の種類を確認してください。

Q3: ゲストユーザーも出席レポートに含まれますか?

ゲストユーザー(外部ユーザー)は、テナント設定によってレポートに含まれる場合と含まれない場合があります。既定では内部ユーザーのみがレポートに表示されますが、PowerShellで「-AllowGuestUserAccessToAttendanceReport」を有効にすることでゲストも含めることが可能です。ただし、すべての環境で対応しているわけではありません。

まとめ

Teams会議の出席レポートが空になる問題は、テナント設定の「AllowAttendanceReport」が無効になっていることが主な原因です。Teams管理センターの会議ポリシーでトグルをオンにするか、PowerShellで強制有効にすることで解決できます。ただし、ポリシーの優先順位やライセンス不足、反映遅延に注意してください。また、ゲストユーザーの扱いや会議の種類によっても挙動が異なります。本記事の手順に従って設定を見直すことで、出席レポートを正常に取得できるようになります。


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この記事の監修者
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超解決 リモートワーク研究班

Microsoft 365の導入・保守を専門とするエンジニアグループ。通信障害やサインイン不具合など、ビジネスインフラのトラブル対応に精通しています。

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