Microsoft Teams会議中にパソコンの動作が重くなり、CPU使用率が100%に達してしまうことはありませんか。
特に、画面共有やビデオエフェクトを使用している際に発生しやすく、業務の妨げになることがあります。
この記事では、Teams会議中にCPU使用率が急上昇する原因の一つである「バックグラウンドエフェクト」に焦点を当て、その停止手順を解説します。
この手順を実行することで、会議中のPC負荷を軽減し、快適なコミュニケーションを実現できます。
【要点】Teams会議中のCPU高負荷を解消するバックグラウンドエフェクト停止
- Teams会議設定の「背景効果」: ビデオエフェクトがCPU負荷の原因になっている場合に、これを無効化します。
- Teams会議設定の「背景フィルター」: 背景ぼかしやカスタム背景がCPU負荷の原因になっている場合に、これを無効化します。
- Teams会議設定の「ビデオ効果」: 会議中に一時的にエフェクトを無効化する手順を説明します。
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目次
Teams会議でCPU使用率が100%になる原因とバックグラウンドエフェクトの関連性
Microsoft Teams会議中にパソコンのCPU使用率が100%に達する現象は、多くのユーザーが経験する可能性のある問題です。
このCPU負荷の増加には、いくつかの要因が考えられますが、特にビデオ処理に関連する機能が大きく影響します。
その中でも、「バックグラウンドエフェクト」と呼ばれる機能群は、リアルタイムで映像に加工を施すため、高い計算能力を必要とします。
バックグラウンドエフェクトとは何か
バックグラウンドエフェクトとは、Teams会議中にビデオ映像に適用される様々な視覚効果のことです。
これには、背景をぼかす「背景ぼかし」、オリジナルの背景画像を設定する「背景フィルター」、そしてより高度な「ビデオ効果」などが含まれます。
これらのエフェクトは、AIや画像処理技術を用いて、ユーザーの映像と背景をリアルタイムで分離・合成します。
CPU負荷が増加する仕組み
バックグラウンドエフェクトがCPUに負荷をかける主な理由は、その処理の複雑さにあります。
まず、カメラから入力された映像フレームごとに、ユーザーの人物領域と背景領域を正確に識別する必要があります。
この人物領域の特定には、機械学習モデルが使用されることが多く、高い演算能力が求められます。
次に、人物領域を切り抜いたり、背景をぼかしたり、新しい背景画像に置き換えたりする画像処理が行われます。
これらの処理は、高解像度の映像に対して、1秒間に数十回(フレームレートに相当)実行されるため、CPUに大きな負担がかかります。
特に、古いPCやCPU性能が低いPCでは、これらの処理をリアルタイムでこなすことが難しく、CPU使用率が100%に達し、システム全体の動作が遅くなる原因となります。
また、画面共有や他のアプリケーションの動作も同時に行われている場合、CPUリソースの奪い合いが発生し、さらに負荷が高まることもあります。
Teams会議中にバックグラウンドエフェクトを停止する手順
Teams会議中にCPU負荷が高まる場合、バックグラウンドエフェクトを無効化することで、パフォーマンスを改善できます。
ここでは、会議の開始前と会議中にエフェクトを停止する具体的な手順を説明します。
会議開始前にエフェクトを無効化する手順
会議に参加する前に、Teamsの設定でバックグラウンドエフェクトを無効にしておくことで、最初からCPU負荷を低く保つことができます。
- Teamsアプリケーションを開く
Microsoft Teamsデスクトップアプリケーションを起動します。 - 設定メニューにアクセスする
Teamsの右上にあるプロフィール写真またはイニシャルをクリックし、ドロップダウンメニューから「設定」を選択します。 - 「デバイス」設定を開く
左側のメニューから「デバイス」を選択します。 - ビデオエフェクトの無効化
「カメラ」セクションの下に、「ビデオ効果」という項目があります。 - 「背景効果」または「背景フィルター」の無効化
「背景効果」のドロップダウンメニューで「オフ」または「 none 」を選択します。 - 「ビデオ効果」の無効化(新しいTeamsの場合)
新しいTeams(v2)では、「ビデオ効果」の項目に「背景ぼかし」「背景のぼかしを適用」「カスタム背景」などのオプションが表示されます。これらのオプションを無効にするか、または「ビデオ効果」自体をオフにする設定を探します。 - 設定を閉じる
設定ウィンドウを閉じます。次回以降の会議では、エフェクトが適用されない状態になります。
会議中に一時的にエフェクトを無効化する手順
既に会議が開始されている場合でも、一時的にバックグラウンドエフェクトを無効にできます。これにより、会議中の急なCPU負荷上昇に対応できます。
- 会議コントロールを表示する
Teams会議ウィンドウ内の上部または下部にある会議コントロールを表示します。 - 「その他のアクション」メニューを開く
「…」(その他のアクション)アイコンをクリックします。 - 「デバイスの設定」を選択する
ドロップダウンメニューから「デバイスの設定」を選択します。 - ビデオエフェクトの設定にアクセスする
「デバイスの設定」画面が表示されたら、「カメラ」セクションの下にある「ビデオ効果」の項目を探します。 - エフェクトを無効にする
「背景効果」または「背景フィルター」のドロップダウンメニューで「オフ」または「 none 」を選択します。 - 設定ウィンドウを閉じる
設定ウィンドウを閉じると、適用されていたエフェクトが無効になります。
新しいTeams (v2) と従来Teamsでの違い
新しいTeams(v2)と従来Teamsでは、設定項目の配置や名称が若干異なる場合があります。
従来Teamsでは、「背景効果」という項目で一括して設定することが多かったですが、新しいTeams(v2)では、「ビデオ効果」という名称で、より詳細なオプション(背景ぼかし、カスタム背景など)が個別に設定できるようになっています。
会議中に設定を変更する際も、新しいTeams(v2)では「デバイスの設定」から直接アクセスできる場合が多いです。
いずれのバージョンでも、ビデオエフェクト関連の設定項目を探し、無効化することでCPU負荷を軽減できます。
バックグラウンドエフェクト以外に考えられるCPU負荷の原因と対策
Teams会議中のCPU負荷が100%になる原因は、バックグラウンドエフェクトだけではありません。
他の要因も複合的に影響している場合があるため、それらについても確認し、対策を講じることが重要です。
画面共有機能による負荷
会議中に画面共有を行うと、共有する画面の解像度や内容によっては、CPUに大きな負荷がかかることがあります。
特に、高解像度の動画や複雑なグラフィックを表示している画面を共有する場合、その処理にCPUリソースが大量に消費されます。
対策:
- 共有する画面の解像度を下げる。
- 不要なアプリケーションを閉じて、共有対象の画面に集中させる。
- 可能であれば、画面共有ではなく、ファイル共有機能を使用する。
- Teamsの「設定」>「一般」で、「アプリケーションのハードウェアの最適化」を有効にする(PCの性能によっては無効にした方が良い場合もある)。
同時に起動している他のアプリケーション
Teams会議は、他のアプリケーションと同時に実行されることがほとんどです。
バックグラウンドで動作している他のアプリケーション、特にリソースを多く消費するアプリケーション(Webブラウザで多数のタブを開いている、動画編集ソフト、仮想化ソフトウェアなど)は、Teams会議に必要なCPUリソースを奪います。
対策:
- 会議中は、Teams以外の不要なアプリケーションをすべて終了させる。
- Webブラウザのタブを最小限にする。
- タスクマネージャー(Ctrl+Shift+Esc)を開き、CPU使用率が高いプロセスを確認し、不要であれば終了させる。
Teamsアプリケーション自体の問題
Teamsアプリケーション自体に一時的な不具合や、キャッシュの蓄積によりパフォーマンスが低下している可能性もあります。
対策:
- Teamsアプリケーションを再起動する。
- Teamsアプリケーションを最新バージョンにアップデートする。
- Teamsのキャッシュをクリアする。(手順はOSやTeamsのバージョンによって異なりますが、一般的にはアプリデータフォルダ内のキャッシュファイルを削除します。管理者権限が必要な場合があります。)
- 新しいTeams(v2)への移行を検討する。新バージョンではパフォーマンスが改善されている場合があります。
PCのハードウェアリソース不足
根本的に、お使いのPCのCPU性能、メモリ容量、ストレージ速度などが、Teams会議のようなリソースを多く消費するタスクに対して不足している場合があります。
特に、古いPCやエントリークラスのPCでは、最新のビデオ会議機能を快適に利用するのが難しいことがあります。
対策:
- PCのスペック(CPU、メモリ、ストレージ)を確認し、必要であればアップグレードを検討する。
- Teams会議中は、PCの電源設定を「高パフォーマンス」モードにする。
- PCのファンが正常に動作しているか確認し、ホコリなどで排熱が妨げられていないか清掃する。
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Mac版・モバイル版・Web版での違い
Microsoft Teamsの操作は、基本的にどのプラットフォームでも似ていますが、設定メニューの場所や表現に若干の違いがあります。
Mac版Teams
Mac版Teamsでも、設定メニューへのアクセス方法はWindows版とほぼ同じです。
Teamsのメニューバーにある「Microsoft Teams」>「設定」から、「デバイス」を選択します。
ビデオエフェクトの設定項目も同様に存在し、「背景効果」や「背景ぼかし」などを無効化できます。
モバイル版Teams(iOS/Android)
モバイル版Teamsでは、PC版のような詳細な設定項目は限られています。
会議中に背景ぼかしなどのエフェクトを適用・解除することは可能ですが、事前に設定で無効化するオプションは、PC版ほど充実していない場合があります。
会議参加中に、ビデオアイコンをタップして「背景効果」を選択し、解除する操作が一般的です。
モバイル端末のCPUリソースはPCよりも限られているため、エフェクトの使用はパフォーマンスに影響を与えやすい点に注意が必要です。
Web版Teams
Web版Teamsでは、デスクトップアプリケーション版と比べて機能が一部制限されていることがあります。
ビデオエフェクトの設定については、Web版でも「背景効果」や「背景ぼかし」の適用・解除が可能です。
会議参加前に設定画面でエフェクトを無効化するオプションも提供されていますが、ブラウザやOSの制約により、デスクトップアプリ版ほどの安定性やパフォーマンスが得られない場合もあります。
CPU負荷の観点からは、Web版はブラウザのプロセスと並行して動作するため、デスクトップアプリ版よりもリソース消費が多くなる傾向があります。
まとめ
Microsoft Teams会議中にCPU使用率が100%に達する問題は、バックグラウンドエフェクトが原因で発生することが多いです。
本記事では、会議開始前および会議中にこれらのビデオエフェクトを無効化する具体的な手順を解説しました。
これらの設定を見直すことで、PCの負荷を軽減し、よりスムーズなTeams会議体験が得られます。
さらに、画面共有や他のアプリケーション、Teams自体の問題、ハードウェアリソース不足といった他の原因も考慮し、総合的な対策を講じることが推奨されます。
まずはTeamsの「デバイス設定」から「ビデオ効果」をオフにし、それでも改善しない場合は他の対策を試してみてください。
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超解決 リモートワーク研究班
Microsoft 365の導入・保守を専門とするエンジニアグループ。通信障害やサインイン不具合など、ビジネスインフラのトラブル対応に精通しています。
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