新しいMicrosoft Teams(v2)で、画面の切り替えが遅い、アプリの起動に時間がかかる、全体的に動作が重いと感じていませんか。
これらのパフォーマンス低下は、Teamsが利用しているWebView2ランタイムの不具合や古いバージョンが原因であることが多いです。
この記事では、新しいTeamsの動作を改善するために、WebView2ランタイムを更新する具体的な手順を解説します。これにより、Teamsの応答性を向上させ、快適な利用環境を取り戻しましょう。
【要点】新しいTeams(v2)の動作重い問題をWebView2更新で解決
- WebView2ランタイムの更新: Teamsの動作が重い原因となりうるWebView2ランタイムを最新版に更新する手順を解説します。
- 手動更新の手順: Microsoft Edge WebView2ランタイムインストーラーを使用して、手動で更新を行う具体的なステップを示します。
- 更新後の確認: 更新が完了した後に、Teamsの動作が改善されたかを確認する方法について説明します。
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目次
新しいTeams(v2)の動作が重くなるWebView2ランタイムの役割
新しいMicrosoft Teams(v2)は、従来のTeamsからアーキテクチャが変更され、Web技術をより活用するようになりました。
この変更に伴い、TeamsのUI(ユーザーインターフェース)や一部機能の表示には、Microsoft Edge WebView2ランタイムが利用されています。
WebView2ランタイムは、Webコンテンツをデスクトップアプリケーション内で表示・実行するための技術です。
Teamsの動作が重い、画面の遷移が遅い、といったパフォーマンスの問題は、このWebView2ランタイムのバージョンが古い、あるいは何らかの不具合を抱えている場合に発生しやすくなります。
そのため、WebView2ランタイムを最新の状態に保つことが、新しいTeamsの快適な動作には不可欠です。
WebView2ランタイムを最新版に更新する手順
WebView2ランタイムは、通常Microsoft Edgeのアップデートに連動して自動的に更新されます。
しかし、自動更新がうまくいかない場合や、意図的に最新版へ更新したい場合には、手動での更新が必要です。
以下の手順で、WebView2ランタイムのインストーラーをダウンロードし、実行してください。
- Microsoft Edge WebView2ランタイムインストーラーのダウンロード
まず、Microsoftの公式サイトからWebView2ランタイムのインストーラーをダウンロードします。 - インストーラーの実行
ダウンロードしたインストーラーファイル(通常は.exe形式)をダブルクリックして実行します。 - インストールの確認と完了
インストーラーが起動したら、画面の指示に従ってインストールを進めます。多くの場合、既存のバージョンが最新であれば「既に最新バージョンです」といったメッセージが表示されます。
Microsoft Edge WebView2ランタイムインストーラーの入手方法
WebView2ランタイムのインストーラーは、Microsoftの「Microsoft Edge WebView2」の公式ダウンロードページから入手できます。
「Download the Evergreen Standalone Installer」という項目を探し、お使いのOS(Windows 10、Windows 11など)に合ったバージョン(通常は64ビット版)をダウンロードしてください。
インストーラー実行時の注意点
インストーラーを実行する際は、管理者権限が必要となる場合があります。
また、インストール中に他のアプリケーション(特にMicrosoft Teams)が起動していると、正常に更新できない可能性があります。
そのため、インストーラーを実行する前に、Microsoft Teamsをはじめ、WebView2を使用している可能性のある他のMicrosoft Officeアプリケーションなどをすべて終了させておくことを強く推奨します。
更新後のMicrosoft Teams(v2)の動作確認
WebView2ランタイムの更新が完了したら、Microsoft Teams(v2)を再起動して動作を確認します。
更新前と同様に、画面の切り替え、チャットの送受信、会議への参加などの操作を行い、応答速度や全体的なパフォーマンスに改善が見られるかを確認してください。
もし、更新後も動作が改善されない場合は、さらに別の原因が考えられます。
Teamsのキャッシュクリアによる改善
WebView2ランタイムの更新で問題が解決しない場合、Microsoft Teams自体のキャッシュが溜まっていることが原因である可能性もあります。
キャッシュのクリアは、Teamsの動作をリセットし、パフォーマンスを改善するための一つの有効な手段です。
Teamsのキャッシュクリア手順
以下の手順でTeamsのキャッシュをクリアできます。
- Microsoft Teams(v2)の終了
タスクバーの通知領域にあるTeamsアイコンを右クリックし、「終了」を選択して、Teamsを完全に終了させます。 - キャッシュフォルダの削除
エクスプローラーを開き、以下のパスに移動します。
%appdata%\Microsoft\Teams\Cache
- Cacheフォルダ内の全ファイルを削除
この「Cache」フォルダ内にあるすべてのファイルとフォルダを削除します。 - Microsoft Teams(v2)の再起動
再度Teamsを起動し、動作が改善されたか確認します。
※「%appdata%\Microsoft\Teams」フォルダ内には、他にも「blob_storage」「databases」「GPUCache」「IndexedDB」「Local Storage」「tmp」といったキャッシュに関連するフォルダが存在する場合があります。これらのフォルダ内も同様に、必要に応じて内容を削除することで、より効果的なキャッシュクリアが期待できます。
Teamsの再インストールによる最終手段
上記の手順でも改善が見られない場合、Teamsアプリケーション自体に問題が発生している可能性があります。
最終手段として、Teamsを一度アンインストールし、最新版を再インストールすることを検討してください。
Teamsのアンインストールと再インストール手順
- Microsoft Teams(v2)のアンインストール
Windowsの「設定」→「アプリ」→「アプリと機能」から「Microsoft Teams」を検索し、アンインストールします。 - PCの再起動
アンインストール完了後、PCを再起動します。 - 最新版Teamsのダウンロードとインストール
Microsoft Teamsの公式サイトから最新版のインストーラーをダウンロードし、インストールを実行します。
再インストール後は、WebView2ランタイムも最新版が自動的に導入されるため、パフォーマンスの改善が期待できます。
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新しいTeams(v2)と従来Teamsの動作違い
新しいTeams(v2)は、従来のTeamsと比較して、パフォーマンスと効率性を重視して再設計されています。
具体的には、メモリ使用量の削減、起動時間の短縮、UIの応答性向上が図られています。
しかし、その新しいアーキテクチャゆえに、WebView2ランタイムへの依存度が高まっています。
そのため、WebView2ランタイムの状態が、新しいTeamsの動作に直接的な影響を与えやすいのです。
逆に、従来のTeamsではElectronフレームワークなどが利用されていたため、WebView2ランタイムの状態がパフォーマンスに直接影響する度合いは低かったと言えます。
Mac版・モバイル版・Web版Teamsとの違い
今回解説したWebView2ランタイムの更新手順は、主にWindows版のデスクトップアプリケーションに適用されます。
Mac版Teamsの場合、WebView2ランタイムではなく、macOSネイティブのWebレンダリングエンジンが利用されるため、この手順は該当しません。
モバイル版Teams(iOS/Android)も、それぞれOSのWebビューコンポーネントを利用するため、PC版の手順とは異なります。
Web版Teams(Teams for the web)はブラウザ上で動作するため、ブラウザ(Microsoft Edge、Chromeなど)自体のパフォーマンスや設定に依存します。
したがって、WebView2ランタイムの更新によるパフォーマンス改善は、Windows版の新しいTeams(v2)を利用しているユーザーに特有の対処法となります。
組織ポリシーによる制限について
組織によっては、セキュリティポリシーや管理上の理由から、WebView2ランタイムの自動更新が制限されている場合があります。
また、管理者権限がないと、インストーラーの実行や特定のフォルダへのアクセスができないことがあります。
もし、上記の手順でインストーラーの実行ができない、あるいは更新が完了しない場合は、所属組織のIT管理者にお問い合わせください。
管理者は、組織のポリシーに従ってWebView2ランタイムを更新したり、Teamsのパフォーマンス問題に対する別の解決策を提供したりすることができます。
まとめ
新しいMicrosoft Teams(v2)の動作が重い場合、WebView2ランタイムの更新は効果的な解決策の一つです。
本記事で解説したMicrosoft Edge WebView2ランタイムのインストーラーを用いた手動更新手順を試すことで、Teamsの応答性を向上させることができます。
それでも改善されない場合は、Teamsのキャッシュクリアや再インストールといった追加の手順も有効です。
これらの手順で、新しいTeamsでの作業効率を高め、円滑なコミュニケーションを実現しましょう。
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超解決 リモートワーク研究班
Microsoft 365の導入・保守を専門とするエンジニアグループ。通信障害やサインイン不具合など、ビジネスインフラのトラブル対応に精通しています。
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