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【Teams】Teams Phoneで発信できない時のライセンスと通話ポリシー確認

【Teams】Teams Phoneで発信できない時のライセンスと通話ポリシー確認
🛡️ 超解決

Teams Phoneを導入したものの、外線発信ができないといったトラブルは比較的多く発生します。特に、相手の電話番号を正しく入力しているにもかかわらず、発信ボタンがグレーアウトしていたり、通話が途中で切断されたりする場合、原因はライセンスや通話ポリシーの設定にある可能性が高いです。この記事では、発信できない原因を体系的に切り分ける方法と、管理者が確認すべきライセンスおよびポリシーの設定手順を詳しく解説します。

【要点】この記事で確認すること

  • 最初に見る場所: Microsoft 365管理センターのユーザーライセンス一覧と、Teams管理センターの通話ポリシー画面です。
  • 切り分けの軸: 端末側(PC/スマホアプリの設定)、アカウント側(ライセンス割り当て、通話ポリシーの適用)、管理設定側(ダイヤルプラン、音声ルーティングポリシー)の3つに分けて確認します。
  • 注意点: 会社PCでは、管理されていない設定変更はトラブルの元になります。特に通話ポリシーの編集は全体に影響するため、必ず管理者が行ってください。

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Teams Phoneで発信できない主な原因

発信できない原因は、大きく分けて次の3つに分類されます。それぞれについて、具体的な症状と対処法を説明します。

ライセンスの未割り当てまたは不足

Teams Phoneを利用するには、ユーザーに適切なライセンスが割り当てられている必要があります。最低限必要なのは「Microsoft Teams Phone Standard」または「Microsoft Teams Phone with Calling Plan」などのアドオンライセンスです。また、通話プラン(国内通話、国際通話)が含まれているライセンスかどうかも重要です。ライセンスが割り当てられていないユーザーは、発信ボタンが表示されないか、クリックしてもエラーになります。

通話ポリシーによる制限

Teams管理センターで設定する通話ポリシー(Calling Policies)によって、発信の許可や制限が行われます。例えば、「Make private calls」がオフになっていると、内線以外の発信ができません。また、「Call forwarding and simultaneous ringing」の設定も影響します。これらのポリシーがユーザーに適用されているか、グローバル(全体)ポリシーが正しいか確認する必要があります。

ネットワークや機器の問題

クライアント端末のファイアウォールやプロキシ設定、オーディオデバイスの不具合も原因となります。ただし、この記事では主にライセンスとポリシーに焦点を当てます。ネットワーク関連のトラブルは、管理者に問い合わせる前に簡単なチェックを行うことをおすすめします。

お探しの解決策が見つからない場合は、こちらの「Teams/Outlookトラブル完全解決データベース」で他のエラー原因や解決策をチェックしてみてください。

必要なライセンスの確認手順

まず、発信できないユーザーに正しいライセンスが割り当てられているかを確認します。手順は以下の通りです。

  1. Microsoft 365管理センター(admin.microsoft.com)に管理者アカウントでサインインします。
  2. 左メニューの「ユーザー」→「アクティブユーザー」を開き、対象ユーザーをクリックします。
  3. ユーザー詳細画面で「ライセンスとアプリ」タブを選択します。
  4. 「Microsoft Teams Phone Standard」または「Microsoft Teams Phone with Calling Plan」のチェックが入っているか確認します。もしチェックがない場合は、ライセンスを割り当てます。
  5. また、通話プランが必要な場合は、「国内通話プラン」や「国際通話プラン」のチェックも確認します。これらがないと外線発信ができません。
  6. 割り当てが完了したら、Teamsクライアントを再起動して変更を反映させます。

なお、ライセンスの割り当てが正しくても、即座に反映されない場合があります。最大で24時間程度かかることもあるため、割り当て後しばらく待ってから再確認してください。

通話ポリシーの設定確認

通話ポリシーは、Teams管理センターで管理されます。以下の手順で確認と修正を行います。

  1. Teams管理センター(admin.teams.microsoft.com)に管理者アカウントでサインインします。
  2. 左メニューの「音声」→「通話ポリシー」を選択します。
  3. 一覧から該当のポリシー(グローバル(組織全体の既定)またはユーザーに割り当てたカスタムポリシー)をクリックします。
  4. 「プライベート通話を許可する」が「オン」になっているか確認します。これがオフだと、外部への発信ができません。
  5. 「発信者ID」の設定も確認してください。「発信者IDを隠す」がオフになっている必要があります。
  6. さらに、「転送と同時呼び出し」の設定が適切かどうかも確認します。不要な制限がかかっていないか見直します。
  7. ポリシーを変更した場合は、「保存」をクリックして反映します。ユーザーがポリシーの適用対象になっているかも確認してください。

また、通話ポリシーはユーザー単位で割り当てることもできます。ユーザーのプロパティから「ポリシー」タブで割り当てを確認してください。

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状況別トラブルシューティング比較表

原因 症状 確認ポイント 対処法
ライセンス未割り当て 発信ボタンがグレーアウト、または「組織のポリシーにより制限されています」というエラー M365管理センターのユーザーライセンス Teams Phone Standardライセンスを割り当てる
通話ポリシーでプライベート通話禁止 発信しようとすると「この種類の通話は許可されていません」 Teams管理センターの通話ポリシー 「プライベート通話を許可する」をオンに
発信者ID設定の問題 発信はできるが、相手に番号が通知されない、または拒否される 通話ポリシーの「発信者IDを隠す」 「発信者IDを隠す」をオフに
ダイヤルプランの不一致 番号を入力しても接続されない、または正規化されない Teams管理センターのダイヤルプラン 適切なダイヤルプランを割り当てる

よくある失敗パターンとその対策

実際の現場でよく見られる失敗例をいくつか紹介します。これらを参考に、自身の環境を点検してみてください。

  • ライセンスは割り当てたのに発信できない: 割り当てたライセンスに通話プランが含まれていない場合があります。「Teams Phone with Calling Plan」ではなく「Teams Phone Standard」だけでは、外部発信はできません。必要な通話プランライセンスを追加で割り当ててください。
  • グローバルポリシーを変更したのに一部ユーザーに反映されない: ユーザーに個別のカスタムポリシーが割り当てられていると、グローバルポリシーは無効になります。ユーザーのプロパティで割り当てられているポリシーを確認し、必要に応じてグローバルポリシーに戻すか、カスタムポリシーを編集します。
  • 発信できるが、相手の番号が認識されない: これはダイヤルプランの問題であることが多いです。特に海外番号や特殊な番号(例えば 050 など)の場合、正規化ルールが適用されていない可能性があります。Teams管理センターの「ダイヤルプラン」で正規化ルールを確認し、必要に応じて修正します。

管理者に確認すべきポイント

ユーザー自身で解決できない場合は、管理者に以下の情報を伝えることで、スムーズなトラブルシューティングが可能になります。

  • ユーザーのUPN(ユーザープリンシパル名): どのユーザーで問題が発生しているかを特定します。
  • 発信できない番号とその種類: 内線、国内市外、国際などの区分と、具体的な番号を伝えます。
  • エラーメッセージのスクリーンショット: 表示されているエラー内容を記録します。
  • Teamsクライアントのバージョンとデバイス: デスクトップ版かWeb版か、モバイルかなどを伝えます。
  • ライセンスとポリシーの割り当て状況: 自分で確認できた範囲で構いません。

管理者は、これらの情報をもとに、通話プランの利用状況やポリシーの設定を詳しく調査できます。

よくある質問(FAQ)

Q1. Teams Phoneライセンスがないと内線も発信できませんか?

A. 内線通話のみであれば、Teams Phoneライセンスなしでも可能な場合があります。ただし、外部発信には必須です。また、内線専用の場合は「Microsoft Teams Shared Devices」などのライセンスが必要になることがあります。

Q2. 通話ポリシーを変更したのに反映されないのはなぜですか?

A. ポリシーの変更は即座に反映されますが、Teamsクライアントがキャッシュしている場合があります。クライアントを再起動するか、サインアウトしてサインインし直すことで反映されます。

Q3. 発信はできるが、相手がこちらの番号を確認できないのはなぜですか?

A. 通話ポリシーで「発信者IDを隠す」がオンになっている可能性があります。オフに設定してください。また、ダイヤルプランで発信者IDが正しく設定されているかも確認する必要があります。

まとめ

Teams Phoneで発信できない場合、最初に確認すべきはライセンスと通話ポリシーです。Microsoft 365管理センターで必要なライセンスが割り当てられているか、Teams管理センターで通話ポリシーが適切に設定されているかを順にチェックしてください。特にプライベート通話の許可と発信者IDの設定は見落としがちです。また、問題が解決しない場合は、エラーメッセージやユーザー情報を管理者に伝えて、迅速な対応を依頼しましょう。これらの手順を踏むことで、多くの発信トラブルは解決できます。


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この記事の監修者
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超解決 リモートワーク研究班

Microsoft 365の導入・保守を専門とするエンジニアグループ。通信障害やサインイン不具合など、ビジネスインフラのトラブル対応に精通しています。

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