Microsoft Teamsの会議中に、画面共有で動画や音声付きプレゼンテーションを流すとき、相手側の音量が小さくて聞こえにくい経験はありませんか。実は、Teamsには共有コンテンツの音だけを個別に調整する便利な機能があります。この記事では、会議中に画面共有しているコンテンツの音だけを大きくする設定方法を詳しく解説します。専用のスライダーを使えば、自分のマイク音や他の参加者の声に影響を与えずに、目的の音だけをブーストできます。
【要点】画面共有時のコンテンツ音を大きくする設定方法
- 共有コンテンツの音量スライダー: 会議ツールバーの「その他」メニューから「デバイス設定」を開き、「共有オーディオ」の音量を調整します。これにより、共有している動画や音声だけの音量を増減できます。
- Windowsの音量ミキサー: Teamsアプリの音量を個別に上げる方法もありますが、共有コンテンツの音だけを分離するのは難しいです。Teams内の設定が最も確実です。
- 事前テストのすすめ: 会議前に共有する音源の音量を確認し、必要に応じてアプリ側の音量も調整しておきましょう。本番でのトラブルを防げます。
ADVERTISEMENT
目次
なぜ画面共有の音だけを大きくしたいのか
Teamsの会議で画面共有を行う場面は、PowerPointのスライドショーや動画の再生、Web会議ツールのデモなど多岐にわたります。例えば、営業チームがお客様向けに製品紹介動画を再生する場合、動画内のナレーションが小さくて聞き取れないと、プレゼンテーションの効果が半減します。また、社内研修でトレーニング動画を共有する際も、参加者から「音が小さい」という指摘が頻繁に出ることがあります。このような状況で、参加者全員の音量を一律に上げると、自分の発言や他の参加者の声が大きくなりすぎて不快感を与えます。そこで、共有コンテンツの音だけを個別に大きくできる設定が重要なのです。Teamsには「共有オーディオ」という専用の音量調整スライダーが用意されており、これを活用することで、会議全体のバランスを崩さずに目的の音だけをクリアに届けられます。
画面共有の音だけを大きくする手順
ここでは、Teams会議中に画面共有しているコンテンツの音だけを大きくする具体的な操作手順を紹介します。この機能は、デスクトップ版Teams(Windows / Mac)で使用できます。Web版やモバイル版では一部制限がありますので注意してください。
- 会議に参加する: まずはTeamsを起動し、目的の会議に参加します。自分が画面共有を行う側でも、他の参加者が共有しているコンテンツの音を調整したい場合も手順は同じです。
- 画面共有を開始する: 会議ツールバーの「共有」ボタンをクリックし、共有したい画面やウィンドウを選択します。このとき、「コンピューターのサウンドを含める」オプションが有効になっていることを確認してください。このチェックがないと、コンテンツの音は相手に届きません。
- ツールバーの「その他」を開く: 共有中は画面上部に表示される会議ツールバーから、「…」(その他の操作)ボタンをクリックします。ドロップダウンメニューが表示されます。
- 「デバイス設定」を選択する: メニューの中から「デバイス設定」をクリックします。スピーカーやマイクの設定画面が開きます。
- 「共有オーディオ」のスライダーを調整する: デバイス設定画面の「オーディオ」セクションに「共有オーディオ」というスライダーがあります。これを右にドラッグして音量を上げます。通常は最大まで上げても問題ありません。ただし、歪みが生じる場合は適度なレベルに調整します。
- 設定を確認する: スライダーを動かしたら、実際に共有しているコンテンツの音を再生して、参加者に聞こえ方を確認してもらいましょう。必要に応じてさらに微調整します。
落とし穴1: スライダーが見つからない
「デバイス設定」を開いても「共有オーディオ」のスライダーが表示されない場合があります。これは、会議に参加していない状態で設定画面を開いたり、画面共有を行っていないタイミングで開いたりすると、項目自体が非表示になるためです。必ず会議中で、かつ自分が画面共有を行っている(または他の参加者が共有中である)状態で設定画面を開く必要があります。また、Web版Teamsではこのスライダーが提供されていません。デスクトップアプリを使用してください。
落とし穴2: 「コンピューターのサウンドを含める」を忘れる
画面共有を開始する際、共有する画面を選択するダイアログの下部に「コンピューターのサウンドを含める」というチェックボックスがあります。これをオンにしないと、システムオーディオ(動画の音など)が相手に送信されません。うっかりオフのままだと、いくら音量スライダーを上げても音が聞こえませんので、必ず事前に確認しましょう。特にPowerPointのスライドショーに埋め込まれた動画の音声は、この設定が必須です。
落とし穴3: 参加者側の音量ミキサーとの混同
「共有オーディオ」スライダーは共有者のTeamsクライアント上での出力音量を調整しますが、参加者側のPC音量やTeams内の「スピーカー音量」とは別物です。参加者側で聞こえる音量は、共有者の出力音声をそのまま受信して再生するため、共有者の「共有オーディオ」スライダーを上げれば、参加者側も大きく聞こえます。しかし、参加者自身のPC音量が小さければ当然聞こえにくいので、参加者にも音量確認をお願いする必要があります。
比較表: 音量調整方法の違い
| 調整方法 | 対象 | 効果 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| Teams「共有オーディオ」スライダー | 画面共有中のシステムオーディオ | 共有コンテンツの音だけを増減 | 会議中で共有中のみ表示 |
| Windowsの音量ミキサー | Teamsアプリ全体の出力音声 | すべてのTeams音声が変化 | 共有コンテンツのみ分離不可 |
| 参加者側のデバイス音量 | 参加者PCの出力全体 | Teams以外のすべての音に影響 | 個別調整には不向き |
ADVERTISEMENT
よくある質問(FAQ)
Q: 共有コンテンツの音を大きくすると、自分の声も大きくなりますか?
A: いいえ、なりません。「共有オーディオ」スライダーは共有しているコンテンツのシステムオーディオのみに影響するため、マイクで拾った自分の声や他の参加者の声には影響を与えません。安心してお使いいただけます。
Q: 参加者側で共有コンテンツの音量を調整できますか?
A: 参加者側で個別に共有コンテンツの音量を変えることはできません。共有者が送信する音量がそのまま反映されます。参加者側で聞こえにくい場合は、共有者に「共有オーディオ」スライダーを上げてもらうか、自分のデバイス音量を調整してください。
Q: この設定はWeb版Teamsでも使えますか?
A: いいえ、使えません。Web版(ブラウザ版)Teamsには「共有オーディオ」スライダーがありません。デスクトップアプリ(Windows/Mac)をインストールしてご利用ください。また、モバイル版(iOS/Android)でも同様にこの機能は利用できません。
まとめ
Teamsの会議で画面共有する際、コンテンツの音だけを大きくするには、会議中の「デバイス設定」にある「共有オーディオ」スライダーを調整します。この機能を使えば、自分の発言や他の参加者の声を変えずに、共有している動画や音声のボリュームだけを上げられます。忘れずに「コンピューターのサウンドを含める」オプションをオンにし、デスクトップアプリを使用してください。また、外部スピーカーやマイクの設定も合わせて確認しておくと、より快適な会議運営ができます。ぜひ実際の会議で試してみてください。
ADVERTISEMENT
超解決 リモートワーク研究班
Microsoft 365の導入・保守を専門とするエンジニアグループ。通信障害やサインイン不具合など、ビジネスインフラのトラブル対応に精通しています。
SPONSORED
Office・仕事術の人気記事ランキング
- 【Word】差し込み印刷で数字の桁を整える!金額にカンマ(桁区切り)を入れる設定
- 【Teams】メッセージを「保存済み」にして後で読む!重要なチャットをブックマークして整理する技
- 【PDF】PDFのサムネイルプレビューが表示されない!エクスプローラーの設定とAcrobat環境設定
- 【Copilot】「サービスに接続できません」エラーの原因切り分けと対処法
- 【Excel】文字がセルの枠からはみ出す・隠れる!「折り返して表示」と「縮小して全体を表示」の使い分け
- 【PDF】PDFに入力した文字の「フォント・サイズ・色」を変更するプロパティ設定
- 【Word】校閲機能の基本!赤字(変更履歴)とコメントで修正を見える化する
- 【Outlook】宛先が「オートコンプリート」に出ない・間違っている時の修正手順|履歴の削除と再構築
- 【Teams】「Microsoft Teams の読み込み中に問題が発生しました」画面がループする時の修復手順
- 【Outlook】添付ファイルが「Winmail.dat」に化ける!受信側が困らない送信設定
