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【Teams】Teams会議で映像が止まり音声だけ続く時のネット帯域確認

【Teams】Teams会議で映像が止まり音声だけ続く時のネット帯域確認
🛡️ 超解決

Teams会議で、相手の映像が突然止まり、音声だけが聞こえ続けるという経験はありませんか。この症状はネットワーク帯域が不足しているときに発生しやすいです。本記事では、その原因と具体的な確認手順を詳しく解説します。適切な帯域を確保して、快適な会議を実現しましょう。

【要点】Teams会議で映像が止まる原因は主に帯域不足です。以下の手順でネットワーク状態を確認しましょう。

  • Teamsの統計情報を確認する: 会議中に「…」メニューから「設定」→「デバイス」→「統計情報」を開き、ネットワーク指標を確認します。
  • Microsoft 365管理センターのネットワーク接続分析を利用する: 管理者は「ネットワーク接続」タブで組織全体の帯域使用状況を確認できます。
  • 帯域テストツールを使用する: Teamsの「ネットワークテストツール」を実行し、アップロード・ダウンロード速度とジッターを測定します。

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なぜ映像が止まり音声だけ続くのか?~原因と仕組み~

Teamsは通信品質を維持するために、利用可能な帯域に応じて映像の画質やフレームレートを自動調整します。この機能は「メディアエンジン」と呼ばれ、ネットワーク状況をリアルタイムで監視しながらデータ送信量を制御します。帯域が不足すると、音声データを優先して映像データを減らすか、完全に停止させることがあります。これにより、音声は途切れず聞こえる一方で、映像がフリーズしたり、真っ黒になったりするのです。

具体的な症状の例として、会議中に相手の顔が突然静止画のように固まるケース、動きがカクカクとぎこちなくなるケース、映像が完全に消えてプロフィール画像だけが表示されるケースなどがあります。これらの症状は、ネットワーク帯域がTeamsの推奨要件を下回っている場合によく見られます。たとえば、アップロード速度が1Mbpsを下回ると、映像はほとんど送信できなくなります。

Teamsが要求する推奨帯域は、アップロード・ダウンロードともに最低1.5Mbps(双方向)ですが、複数の参加者がいる会議や画面共有、背景効果を使用する場合はより多くの帯域が必要です。また、ジッター(遅延の揺らぎ)やパケット損失も映像品質に影響を与えます。ジッターが30msを超えると映像が乱れ始め、パケット損失率が1%を超えると音声や映像に途切れが発生します。

お探しの解決策が見つからない場合は、こちらの「Teams/Outlookトラブル完全解決データベース」で他のエラー原因や解決策をチェックしてみてください。

ネットワーク帯域を確認する具体的な手順

ここでは、Teams会議中にリアルタイムで確認する方法と、事前に帯域を測定する方法を紹介します。以下の5つの手順を順番に試してください。

  1. Teams会議中に統計情報を開く:
    会議画面の上部メニューから「…」(その他の操作)をクリックし、「設定」→「デバイス」→「統計情報」の順に選択します。開いた画面で「ネットワーク」タブを選び、アップロード速度、ダウンロード速度、ラウンドトリップタイム、パケット損失率を確認します。これらの値がTeamsの推奨値を下回っていないかチェックします。
  2. 「ネットワークテストツール」を実行する:
    Teamsのクライアントで「設定」→「全般」→「ネットワークテストツール」を開き、「テストを実行」ボタンをクリックします。結果としてダウンロード速度、アップロード速度、ジッター、パケット損失が表示されます。理想的な値は、ダウンロード速度10Mbps以上、アップロード速度5Mbps以上、ジッター30ms未満、パケット損失0%です。テストは複数回実行して平均値を確認しましょう。
  3. Microsoft 365管理センターで組織全体の接続を確認する:
    管理者アカウントで「Microsoft 365管理センター」にアクセスし、「ネットワーク接続」タブを開きます。ここでは、Exchange Online、SharePoint、Teamsの各サービスに対する帯域使用量や遅延をグラフで確認できます。特にTeamsのトラフィックが他のサービスと競合していないかを把握できます。
  4. Teams管理センターの会議品質ダッシュボードを確認する:
    管理者は「Teams管理センター」→「会議」→「会議の品質」から、過去の会議のネットワーク統計を確認できます。特に「不良」と判定された会議をフィルタリングして、帯域不足が原因かを分析します。このダッシュボードでは、各参加者のアップロード/ダウンロード速度やパケット損失率も確認可能です。
  5. 外部の帯域テストツールを補助的に使う:
    インターネット回線の全体速度を知るために、Ookla Speedtestなどの外部ツールも利用できます。ただし、Teamsは特定のMicrosoftエンドポイントとの通信品質が重要です。外部ツールの結果だけで判断せず、Teams専用のテストと組み合わせてください。

手順1と2は一般ユーザーでも実行できます。手順3〜5は管理者権限が必要な場合がありますので、ご注意ください。これらの手順で帯域不足が確認されたら、対処に進みます。

よくある落とし穴とその回避策

落とし穴1:Wi-Fiの電波干渉を見逃している

有線接続ではなくWi-Fiを使っている場合、電波干渉や距離による減衰が帯域不足の原因となります。特に2.4GHz帯は電子レンジやBluetooth機器、隣接するWi-Fiネットワークからの干渉を受けやすく、速度が不安定になります。5GHz帯は壁や障害物に弱く、距離が離れると急激に減衰します。Teams会議中は可能な限り有線LANを使うか、Wi-Fiルーターの近くで利用しましょう。また、Wi-Fiルーターのチャネルを自動から手動に変更したり、クライアントを5GHzに優先接続する設定も効果的です。

落とし穴2:他のアプリケーションが帯域を占有している

バックグラウンドで大容量のダウンロードやアップロード(Windows Update、OneDrive同期、クラウドバックアップ、動画ストリーミングなど)が実行されていると、Teamsに十分な帯域が割り当てられません。会議前にタスクマネージャーを開き、「ネットワーク」タブで帯域使用率の高いプロセスを確認してください。特にWindows Updateは設定で時間をずらすか、一時的に停止するとよいでしょう。OneDriveの同期も会議中は一時停止することを推奨します。

落とし穴3:VPN接続によるオーバーヘッド

企業ネットワークではVPN経由でTeamsに接続することがあります。VPNは暗号化処理により遅延が増加し、実効帯域が低下する場合があります。また、VPN経由ではTeamsのメディアトラフィックが遠回りになるため、映像品質に悪影響を与えます。可能であれば、TeamsのメディアトラフィックをVPNから除外する「アプリケーション認識エンドポイント(AEC)」設定を管理者に相談しましょう。管理者は「Teams管理センター」でメディアトラフィックのバイパスポリシーを構成できます。

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症状別・確認項目と対処法の比較表

症状 主な確認項目 対処法
映像が突然フリーズ、音声は継続 アップロード速度、ダウンロード速度、パケット損失 帯域テストツールで速度測定、不要アプリを終了、有線接続を試す
映像がカクカク、音声に遅延 ジッター、ラウンドトリップタイム VPNをオフにする、ネットワーク機器を再起動、Wi-Fiチャネル変更
映像が全く表示されない(音声のみ) 帯域不足の持続、パケット損失率5%以上 帯域を増やす(回線プラン変更)、Teamsの映像品質設定を低画質に下げる

よくある質問(FAQ)

Q1. 映像だけ止まるのはなぜですか? 音声は問題ないのに。
A1. Teamsは音声を最優先で送信するために、帯域不足になると映像のビットレートを下げるか、映像自体を停止します。音声データは帯域消費が少ないため、最後まで維持されます。会議中に統計情報を確認すると、映像の送信レートが0になっていることがあります。

Q2. 管理者に頼まなくても帯域確認はできますか?
A2. はい、可能です。会議中に「統計情報」を開く方法や、Teamsクライアント内蔵の「ネットワークテストツール」を使えば、一般ユーザーでも現在の帯域状況を確認できます。これらのツールは管理者権限を必要としません。

Q3. 映像が止まるのを防ぐには、どのくらいの帯域が必要ですか?
A3. 最低要件は1.5Mbpsですが、快適な画質で複数参加者と画面共有をするには、ダウンロード10Mbps、アップロード5Mbps以上を推奨します。また、ジッター30ms未満、パケット損失0%が理想です。背景効果や高解像度を利用する場合はさらに余裕が必要です。

まとめ

Teams会議で映像が止まり音声だけ続く症状は、ネットワーク帯域不足が主な原因です。本記事で紹介した統計情報の確認や帯域テストツールを使い、現在の回線品質を把握しましょう。必要に応じてWi-Fi環境の見直しや不要アプリの停止、VPN設定の変更を行ってください。また、管理者であればMicrosoft 365管理センターやTeams管理センターのダッシュボードで組織全体の帯域状況を監視することをおすすめします。安定した帯域を確保することで、スムーズなTeams会議を実現できます。


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この記事の監修者
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超解決 リモートワーク研究班

Microsoft 365の導入・保守を専門とするエンジニアグループ。通信障害やサインイン不具合など、ビジネスインフラのトラブル対応に精通しています。

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