Windowsを長時間使用していると、アイドル時でもPCの動作が重いと感じたり、バッテリーの消費が早くなったりすることがあります。
これは、バックグラウンドで動作しているアプリが原因で、システムリソースを消費しているためです。
この記事では、Windows 11およびWindows 10でバックグラウンドアプリの実行許可を個別にオフにし、PCの負荷を軽減する具体的な手順を解説します。
【要点】バックグラウンドアプリの実行を停止し、PCの負荷を軽減する
- バックグラウンドアプリの設定: アプリごとの実行許可をオフにし、CPUやメモリなどのリソース消費を抑制できます。
- バッテリー使用量による確認: どのアプリがバッテリーを多く消費しているかを確認し、設定変更の参考にできます。
- 通知や同期への影響: 一部のアプリでは通知や同期に影響が出るため、必要なアプリは許可を維持する判断が重要です。
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目次
バックグラウンドアプリがPCに与える影響と設定の概要
バックグラウンドアプリとは、ユーザーが直接操作していない状態でも、Windowsの背後で動作し続けるアプリケーションを指します。
これらのアプリは、新しいメールの受信通知、カレンダーの同期、天気情報の更新、システムアップデートの確認など、様々なタスクを自動的に実行します。
バックグラウンドでの動作は便利ですが、CPU、メモリ、ネットワーク帯域、さらにはバッテリーといったシステムリソースを持続的に消費します。
特に多くのアプリが同時にバックグラウンドで動作している場合、PCの動作が遅くなったり、ノートPCのバッテリー持続時間が短くなったりする原因となることがあります。
バックグラウンドアプリの実行許可を個別にオフにすることで、不要なリソース消費を抑え、PCのパフォーマンスを向上させ、バッテリーを長持ちさせることが可能です。
この設定は、主にMicrosoft StoreからインストールされたユニバーサルWindowsプラットフォーム UWPアプリに対して有効です。
バックグラウンド動作の仕組み
UWPアプリは、特定のライフサイクル管理下にあります。
ユーザーがアプリを閉じても、アプリはすぐに終了せず、バックグラウンドで一時停止状態になります。
この状態でも、システムからのトリガーに応じて限定的なバックグラウンドタスクを実行できます。
例えば、新しいメッセージが届いた際に通知を表示したり、クラウドストレージとファイルを同期したりする動作です。
バックグラウンドアプリの実行許可をオフにすると、これらの限定的なバックグラウンドタスクも停止し、アプリが完全に非アクティブな状態になります。
Windows 11でバックグラウンドアプリの実行許可をオフにする手順
ここでは、Windows 11でバックグラウンドアプリの実行許可を個別に設定する手順を説明します。
- 設定アプリを開く
スタートボタンを右クリックし、表示されたメニューから「設定」を選択します。または、WindowsキーとIキーを同時に押しても開けます。 - アプリの項目へ移動する
設定ウィンドウの左側にあるメニューから「アプリ」をクリックします。 - インストールされているアプリを選択する
「アプリ」の画面で「インストールされているアプリ」をクリックします。Windows 10の場合は「アプリと機能」を選択します。 - 対象アプリの詳細オプションを開く
バックグラウンドでの実行を停止したいアプリを見つけます。アプリ名の右側にある「…」アイコンをクリックし、表示されるメニューから「詳細オプション」を選択します。Windows 10の場合は、アプリ名をクリックすると「詳細オプション」が表示されます。 - バックグラウンドアプリのアクセス許可を設定する
「バックグラウンドアプリのアクセス許可」の項目までスクロールします。「このアプリにバックグラウンドで実行を許可する」のドロップダウンメニューをクリックします。 - 実行許可をオフにする
ドロップダウンメニューから「常にオフ」を選択します。これにより、そのアプリはバックグラウンドで動作しなくなります。 - 他のアプリも設定する
同様の手順で、バックグラウンドでの実行を停止したい他のアプリについても設定を変更します。
Windows 10での補足手順
Windows 10の場合も基本的な流れは同じですが、一部メニューの名称が異なります。
- 設定アプリを開く
スタートボタンをクリックし、歯車のアイコン「設定」を選択します。 - アプリの項目へ移動する
設定ウィンドウから「アプリ」をクリックします。 - アプリと機能を選択する
「アプリと機能」の項目を選択します。 - 対象アプリをクリックし詳細オプションを開く
バックグラウンドでの実行を停止したいアプリを見つけ、クリックします。表示される「詳細オプション」をクリックします。 - バックグラウンドアプリの実行許可を設定する
「バックグラウンドアプリのアクセス許可」の項目で、「このアプリにバックグラウンドで実行を許可する」のスイッチを「オフ」に切り替えます。
バックグラウンドアプリ設定時の注意点と影響
バックグラウンドアプリの実行許可をオフにすることでPCの負荷は軽減されますが、一部のアプリでは機能に影響が出る可能性があります。
一部のアプリで通知が届かない場合
メールアプリ、メッセージアプリ、カレンダーアプリなど、リアルタイムでの通知や情報更新が重要なアプリのバックグラウンド実行を停止すると、新しい情報が届いても通知が表示されなくなります。
これらのアプリは、手動で起動したときに初めて最新の情報に更新されます。
ビジネス用途でリアルタイム性が求められるアプリは、バックグラウンド実行を許可したままにしておくことが推奨されます。
OneDriveなどの同期アプリの動作
OneDriveのようなクラウドストレージ同期アプリのバックグラウンド実行を停止すると、ファイルの自動同期が停止する可能性があります。
重要なドキュメントが常に最新の状態に保たれる必要がある場合は、同期アプリのバックグラウンド実行は許可しておくべきです。
同期が必要な場合は、アプリを起動して手動で同期を行う必要があります。
システムアプリの制限
一部のWindows標準アプリやシステムコンポーネントは、バックグラウンドアプリの実行許可設定が表示されない場合があります。
また、設定を変更してもシステム全体の安定性や基本的な機能に影響を与える可能性があるため、これらのアプリは通常、設定を変更できません。
例えば、「Windowsセキュリティ」や「設定」アプリ自体は、バックグラウンド実行を停止できないことがほとんどです。
バッテリー使用量による確認
どのアプリが多くのバッテリーを消費しているかを確認することで、バックグラウンド実行を停止すべきアプリを特定する参考になります。
- 設定アプリを開く
スタートボタンを右クリックし、「設定」を選択します。 - バッテリーと電源の項目へ移動する
設定ウィンドウの左側メニューから「システム」をクリックし、「電源とバッテリー」を選択します。 - バッテリー使用量を確認する
「バッテリー使用量」の項目までスクロールし、「過去24時間」または「過去7日間」のアプリごとのバッテリー消費量を確認します。ここで消費量が多いアプリが、バックグラウンドで多くのリソースを使っている可能性があります。
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Windows 11とWindows 10のバックグラウンドアプリ設定画面の比較
Windows 11とWindows 10では、バックグラウンドアプリの設定画面に一部違いがあります。
| 項目 | Windows 11 | Windows 10 |
|---|---|---|
| 設定アプリのパス | 「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」 | 「設定」→「アプリ」→「アプリと機能」 |
| アプリの選択方法 | アプリ名の右にある「…」をクリックし「詳細オプション」を選択 | アプリ名をクリックし「詳細オプション」を選択 |
| 実行許可の変更方法 | 「このアプリにバックグラウンドで実行を許可する」のドロップダウンメニューから「常にオフ」を選択 | 「このアプリにバックグラウンドで実行を許可する」のスイッチを「オフ」に切り替える |
| 表示されるアプリの種類 | 主にMicrosoft StoreからインストールされたUWPアプリ | 主にMicrosoft StoreからインストールされたUWPアプリ |
まとめ
この記事で解説した手順により、Windowsのバックグラウンドアプリの実行許可を個別にオフにできました。
不要なバックグラウンド処理を停止することで、PCのCPUやメモリの負荷を軽減し、パフォーマンスの向上やバッテリー持続時間の延長が期待できます。
特にノートPCを使用している場合や、PCの動作が重いと感じる場合は、定期的にバックグラウンドアプリの設定を見直すことを推奨します。
バッテリー使用量の確認機能も活用し、効率的なPC運用を実現してください。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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