【Windows】バックアップ中にPCがスリープして中断されるのを防ぐ電源設定の変更手順 | 長時間バックアップ対策

【Windows】バックアップ中にPCがスリープして中断されるのを防ぐ電源設定の変更手順 | 長時間バックアップ対策
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PCでの長時間バックアップ中に、コンピューターがスリープ状態に移行してしまい、バックアップ処理が中断されるという問題に直面していませんか。

このトラブルは、Windowsの電源設定が原因で発生することがほとんどです。

この記事では、Windows 11を基準に、バックアップ中にPCがスリープしないようにするための電源設定の変更手順を詳しく解説します。

適切な設定を行うことで、大切なデータのバックアップを安定して完了させることができます。

【要点】バックアップ中断を防ぐ電源設定の変更ポイント

  • スリープ設定の変更: PCが自動的にスリープ状態へ移行するまでの時間を長く設定し、バックアップの中断を防ぎます。
  • ディスプレイオフ設定の変更: ディスプレイの電源が切れてもPC本体は動作し続けるように設定し、バックアップ処理を継続させます。
  • 電源プランのカスタマイズ: より詳細な電源オプションを調整し、安定したバックアップ環境を確保します。

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なぜバックアップがスリープで中断されるのか

Windowsを搭載したPCは、バッテリー消費を抑えたり、電力コストを削減したりするために、一定時間操作がないと自動的にスリープ状態へ移行する機能が備わっています。

このスリープ状態では、多くのシステム処理が一時停止され、実行中のバックアッププロセスも中断されてしまいます。

特にノートPCの場合、初期設定でスリープまでの時間が短く設定されていることが多く、これがバックアップ中断の主な原因となります。

バックアップは通常、数十分から数時間かかる場合があり、この間にPCがスリープするとデータ転送が停止し、バックアップの失敗やデータの不整合につながる可能性があります。

スリープとディスプレイオフの違い

「スリープ」はPCが低電力状態になり、メモリ以外のほとんどのコンポーネントへの電源供給を停止する状態です。

対して「ディスプレイオフ」は、画面の表示のみを停止する状態であり、PC本体の処理は継続されます。

バックアップ中にディスプレイがオフになっても問題ありませんが、PC本体がスリープすると処理は中断されてしまいます。

バックアップ中断を防ぐ電源設定の変更手順

Windows 11では、「設定」アプリから電源設定を簡単に変更できます。

ここでは、バックアップ中にPCがスリープしないようにするための具体的な手順を解説します。

Windows 10の場合も基本的な考え方は同じですが、一部画面の名称や操作が異なります。

  1. 設定アプリを開く
    スタートボタンを右クリックし、「設定」を選択します。
  2. 電源とバッテリーの項目へ進む
    設定画面の左側メニューから「システム」を選択し、右側の項目から「電源とバッテリー」をクリックします。
  3. スリープとディスプレイオフの時間を設定する
    「電源」セクションにある「画面とスリープ」を展開します。
    「バッテリー駆動時」と「電源に接続時」のそれぞれについて、以下の設定を変更します。
    • 「ディスプレイをオフにする」: 「なし」または十分な時間(例: 2時間、4時間)を設定します。
    • 「デバイスをスリープ状態にする」: 「なし」または十分な時間(例: 2時間、4時間)を設定します。
  4. 詳細な電源設定を開く
    「電源とバッテリー」画面を下にスクロールし、「関連設定」の下にある「電源プラン」をクリックします。
    または、Windowsの検索ボックスに「コントロールパネル」と入力して開き、「ハードウェアとサウンド」→「電源オプション」と進みます。
    Windows 10の場合は、直接「コントロールパネル」から「電源オプション」を開くのが一般的です。
  5. 現在の電源プランの設定を変更する
    「電源オプション」画面で、現在選択されている電源プランの右側にある「プラン設定の変更」をクリックします。
    通常は「バランス」または「高パフォーマンス」が選択されています。
  6. 「コンピューターをスリープ状態にする」と「ディスプレイの電源を切る」の設定を確認・変更する
    「プラン設定の編集」画面で、以下の項目を確認し、必要に応じて変更します。
    • 「ディスプレイの電源を切る」: 「なし」または長時間を設定します。
    • 「コンピューターをスリープ状態にする」: 「なし」または長時間を設定します。

    変更したら「変更の保存」をクリックします。

  7. 詳細な電源設定を変更する(任意)
    「プラン設定の編集」画面で「詳細な電源設定の変更」をクリックすると、さらに詳細な設定が可能です。
    「ハードディスク」→「次の時間が経過後ハードディスクの電源を切る」を「なし」に設定することで、バックアップ中のディスクアクセスが途切れるのを防げます。
    「スリープ」→「スリープ解除タイマーの許可」を「有効」に設定すると、特定のタスクでスリープから復帰するようになりますが、バックアップ目的では「なし」または「無効」が安全です。
    変更したら「適用」→「OK」をクリックして設定を閉じます。

電源設定変更時の注意点とよくある疑問

電源設定を変更してもバックアップが中断される場合や、その他の疑問点について解説します。

設定変更後にスリープしてしまう

設定を変更したにもかかわらずPCがスリープしてしまう場合、以下の点を確認してください。

複数の電源プランの確認: 意図しない別の電源プランが適用されている可能性があります。

  1. 電源オプション画面を開く
    「コントロールパネル」から「電源オプション」を開きます。
  2. 現在のプランを確認する
    現在「選択されているプラン」が表示されます。
  3. プランごとの設定を確認する
    バックアップ時に使用するプランが正しく設定されているか確認し、必要であればそのプランを選択し直してください。

バッテリー駆動時と電源接続時の設定: ノートPCの場合、「バッテリー駆動時」と「電源接続時」で個別にスリープ設定が可能です。

電源ケーブルを接続してバックアップを行う場合は、「電源に接続時」の設定が「なし」または長時間になっていることを確認してください。

バックアップソフトウェア側の設定

一部のバックアップソフトウェアには、実行中にPCがスリープ状態に移行するのを防ぐ機能が搭載されています。

使用しているバックアップソフトウェアのオプションや設定を確認し、スリープ防止に関する項目があれば有効にしてください。

Windowsの電源設定と合わせて、両方でスリープを防止することで、より確実にバックアップを完了できます。

パスワード保護スリープ

スリープから復帰する際にパスワード入力を求める設定があります。

バックアップ中にPCが一時的にスリープ状態になっても、パスワード入力なしで復帰させたい場合は、この設定を変更できます。

  1. 設定アプリを開く
    スタートボタンを右クリックし、「設定」を選択します。
  2. アカウントのサインインオプションへ進む
    設定画面の左側メニューから「アカウント」を選択し、右側の項目から「サインインオプション」をクリックします。
  3. パスワードを要求するタイミングを変更する
    「サインインを求める」のドロップダウンメニューで、「PCのスリープを解除する時」を「なし」に変更します。

セキュリティ上の理由から、この設定は慎重に検討してください。

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Windows 11とWindows 10の電源設定画面の違い

Windows 11とWindows 10では、電源設定にアクセスする主要な経路が異なります。

しかし、詳細な電源オプションはどちらのOSでも共通の「コントロールパネル」からアクセスできます。

項目 Windows 11 Windows 10
アクセス方法 「設定」アプリ → 「システム」 → 「電源とバッテリー」 「設定」アプリ → 「システム」 → 「電源とスリープ」
スリープ設定 「画面とスリープ」セクションで直接設定 「電源とスリープ」セクションで直接設定
ディスプレイオフ設定 「画面とスリープ」セクションで直接設定 「電源とスリープ」セクションで直接設定
詳細な電源設定へのアクセス 「電源とバッテリー」画面の「関連設定」から「電源プラン」をクリック 「電源とスリープ」画面の下部にある「電源の追加設定」をクリック
コントロールパネルからのアクセス 「コントロールパネル」 → 「ハードウェアとサウンド」 → 「電源オプション」 「コントロールパネル」 → 「ハードウェアとサウンド」 → 「電源オプション」

まとめ

この記事では、Windows 11とWindows 10でバックアップ中にPCがスリープして中断されるのを防ぐための電源設定の変更手順を解説しました。

「設定」アプリや「コントロールパネル」から、スリープ時間やディスプレイオフ時間を適切に設定することで、バックアップ処理が途中で停止する問題を解決できます。

今回解説した電源設定は、動画のエンコードやデータ解析など、他の長時間作業時にも応用できる知識です。

大切な業務データを保護するため、これらの設定を適切に管理し、安定したPC運用を実現してください。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。