【Windows】キーボードが起動時に反応しない時のBIOS再進入の手順 | BIOSのFast Boot設定

【Windows】キーボードが起動時に反応しない時のBIOS再進入の手順 | BIOSのFast Boot設定
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ビジネスで利用するWindowsパソコンで、BIOS設定を変更しようとしても、起動時にキーボードが反応せずBIOS画面に入れない状況に直面していませんか。

これはFast Boot機能が有効になっていることが主な原因です。

この記事では、Fast Boot有効時でもBIOSに再進入し、設定を変更する具体的な手順を解説します。

この手順を実践することで、起動時のキーボード認識問題を解決できます。

【要点】BIOSのFast Boot設定と再進入のポイント

  • Windowsの回復環境からの起動: Fast Boot有効時にBIOS設定画面へ入れない問題を回避できます。
  • Fast Boot設定の無効化: BIOS画面でFast Bootを無効にすることで、次回の起動からBIOSへ入りやすくなります。
  • 起動速度と利便性のバランス: Fast Bootを無効にすると起動が遅くなるため、利用目的に合わせて設定を調整します。

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なぜFast Boot有効時にBIOSに入れないのか

Fast Bootは、Windowsパソコンの起動を高速化するための機能です。この機能が有効な場合、システムは起動プロセスを最適化し、必要な最小限のハードウェアだけを初期化します。

特にUSBキーボードなどの周辺機器の初期化は後回しにされることが多く、BIOS画面に入るためのキー入力が受け付けられない原因となります。

結果として、起動時にF2キーやDeleteキーなどを連打してもBIOS設定画面に移行できない現象が発生します。

この挙動はWindows 11とWindows 10で基本的に同じですが、Windows 11ではより高速な起動が追求されているため、この問題に遭遇する頻度が高まる傾向にあります。

Windowsの回復環境からUEFIファームウェア設定にアクセスする手順

Fast Bootが有効で起動時にBIOSに入れない場合でも、Windowsの回復環境からUEFIファームウェア設定へアクセスできます。この方法はキーボードの認識に依存しないため、確実にBIOS画面へ移行できます。

  1. 設定アプリを開く
    スタートボタンを右クリックし、表示されるメニューから「設定」を選択します。
  2. 「回復」メニューに移動する
    設定画面の左側ペインで「システム」を選択し、右側ペインにある「回復」をクリックします。
  3. 「PCの起動をカスタマイズする」を選択する
    回復オプションの項目にある「PCの起動をカスタマイズする」の「今すぐ再起動」ボタンをクリックします。確認のダイアログが表示されたら「今すぐ再起動」を再度クリックします。
  4. オプション選択画面へ進む
    PCが再起動し、オプション選択画面が表示されます。
  5. 「トラブルシューティング」を選択する
    オプション選択画面から「トラブルシューティング」をクリックします。
  6. 「詳細オプション」へ進む
    トラブルシューティング画面から「詳細オプション」をクリックします。
  7. 「UEFIファームウェアの設定」を選択する
    詳細オプション画面から「UEFIファームウェアの設定」をクリックします。Windows 10の場合も同様に「UEFIファームウェアの設定」が見つかります。
  8. PCを再起動する
    「再起動」ボタンをクリックします。PCが再起動し、BIOSまたはUEFI設定画面が表示されます。

Fast Boot設定を無効にする手順

UEFIファームウェア設定画面に入れたら、Fast Boot設定を無効にします。この設定はマザーボードメーカーによって表示名や場所が異なりますが、一般的な手順は以下の通りです。

  1. BIOS/UEFI設定画面に入る
    前の手順でPCを再起動すると、自動的にBIOS/UEFI設定画面が表示されます。
  2. 「Boot」または「起動」メニューを探す
    画面上部のメニュータブや左側ペインから「Boot」または「起動」といった項目を探して選択します。
  3. 「Fast Boot」または「高速起動」設定を見つける
    「Boot」メニュー内で「Fast Boot」「Quick Boot」「高速起動」などの名称の項目を探します。
  4. Fast Bootを無効にする
    見つけたFast Boot設定を「Disabled」または「無効」に変更します。
  5. 設定を保存して終了する
    通常、F10キーを押すか、画面下部や右側にある「Save & Exit」「設定を保存して終了」などのボタンをクリックして、変更を保存しBIOS設定画面を終了します。
  6. Windowsを起動する
    PCが再起動し、Windowsが通常通り起動します。次回からは起動時にキーボードが反応し、BIOS画面へ入りやすくなります。

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Fast Boot設定に関する注意点と関連トラブル

Fast Boot設定の変更やBIOSへのアクセス時にはいくつかの注意点があります。これらを理解しておくことで、予期せぬトラブルを避けられます。

Fast Bootを無効にすると起動が遅くなる

Fast Bootを無効にすると、PCの起動プロセスが通常通りに実行されるため、起動時間が若干長くなります。これはFast Bootが省略していたハードウェア初期化プロセスが全て行われるためです。

BIOS設定への頻繁なアクセスが必要ない場合は、Fast Bootを再度有効にすることも検討してください。起動速度とBIOSアクセス頻度のバランスを考慮することが重要です。

回復環境にアクセスできない場合の対処法

Windowsが起動しない、または回復環境自体にアクセスできない場合があります。この場合、Windowsのインストールメディアや回復ドライブを使用してPCを起動し、同様に「UEFIファームウェアの設定」へアクセスできます。

  1. インストールメディアを挿入する
    Windowsのインストールメディアまたは回復ドライブをPCに接続します。
  2. PCを起動しメディアから起動する
    PCの電源を入れ、ブートメニューキーを連打してメディアから起動するように設定します。ブートメニューキーはF12やEscキーなど、PCメーカーによって異なります。
  3. 回復オプションへ進む
    インストール画面が表示されたら、「次へ」をクリックし、「コンピューターを修復する」を選択します。
  4. 「トラブルシューティング」を選択する
    表示されるオプションから「トラブルシューティング」を選択し、以降は前述の回復環境からの手順と同様に進みます。

BIOSメニューの項目が見つからない場合

BIOS/UEFI設定画面の項目名は、マザーボードメーカーやBIOSのバージョンによって大きく異なります。「Fast Boot」の代わりに「Quick Boot」や「Boot Speed」といった名称が使われていることもあります。

該当する項目が見つからない場合は、PCまたはマザーボードの取扱説明書を確認するか、メーカーのサポートウェブサイトでBIOS設定に関する情報を検索してください。検索時には「マザーボード名 BIOS Fast Boot」などのキーワードを使うと効率的です。

Fast BootとWindows高速スタートアップの違い

Fast BootとWindows高速スタートアップはどちらも起動高速化機能ですが、動作するレイヤーが異なります。それぞれの特徴を理解することで、より適切な設定を選択できます。

項目 Fast Boot(BIOS/UEFI) Windows高速スタートアップ
特徴 ハードウェアの初期化を最小限に抑え、BIOSの起動を高速化する Windowsのシャットダウン時にシステムの状態をファイルに保存し、次回の起動時に読み込むことでOSの起動を高速化する
対象 PCの電源投入からOSが起動するまでの初期段階 Windows OSの起動プロセス
効果 BIOS/UEFIの画面表示や初期化時間を短縮する Windowsのログイン画面が表示されるまでの時間を短縮する
設定場所 BIOS/UEFI設定画面 Windowsの電源オプション
影響 起動時のキーボード認識に影響を与えることがある 完全なシャットダウンが行われないため、OSの更新や周辺機器の認識に影響を与えることがある

Fast Bootが有効なためにBIOSへ入れない問題は、Windowsの回復環境を利用することで解決できます。

この記事で解説した手順に従い、Fast Bootを無効にすることで、次回以降は起動時のキー入力でBIOS設定画面にスムーズにアクセスできるようになります。

起動速度とBIOSアクセスの利便性を考慮し、必要に応じてFast Bootの設定を調整してみてください。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。