【Windows】BCD情報の整合性が失われた際のスキャン修復手順 | OS起動時のエラー 0xc000014c

【Windows】BCD情報の整合性が失われた際のスキャン修復手順 | OS起動時のエラー 0xc000014c
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Windowsの起動時にエラーコード0xc000014cが表示され、OSが起動できない状況に陥ると業務に大きな支障が出ます。

このエラーは、OSの起動に必要なBCDブート構成データが破損していることが主な原因です。

本記事では、Windows 11を基準に、BCD情報を修復しOSを正常に起動させる具体的な手順を解説します。

【要点】Windows起動エラー0xc000014cの修復手順

  • Windows回復環境へのアクセス: 起動できない状態から修復オプションを表示させます。
  • コマンドプロンプトでの修復コマンド実行: BCDデータやシステムファイルをスキャンし、破損を修復します。
  • ディスクチェックの実行: ハードディスクに物理的な問題がないか確認し、修復します。

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Windows起動エラー0xc000014cが発生する根本的な原因

0xc000014cエラーは、Windowsの起動プロセスにおいて、BCDブート構成データに問題が生じた際に表示されます。BCDは、オペレーティングシステムの起動オプションや設定を格納する重要なデータベースです。このデータが破損すると、システムはどのOSをどのように起動すればよいか判断できなくなります。主な原因としては、突然の電源切断、Windows Updateの失敗、ディスクの故障、マルウェア感染などが考えられます。BCDの整合性が失われると、Windowsは起動デバイスを見つけられず、エラー画面で停止します。

BCD情報の整合性を修復しWindowsを起動させる手順

この手順は、Windowsが起動しない状態で実行します。起動可能なインストールメディア(USBメモリなど)が必要になる場合があります。事前に作成しておくことを推奨します。

Windows回復環境へアクセスする

  1. PCの電源を入れる・切るを繰り返す
    Windowsが正常に起動しない場合、自動的に回復環境へ移行します。PCの電源ボタンを長押しして強制終了し、再び電源を入れます。この操作を2〜3回繰り返すと、「自動修復を準備しています」という画面が表示されます。
  2. 「詳細オプション」を選択する
    自動修復画面で「詳細オプション」ボタンをクリックします。
  3. トラブルシューティングに進む
    回復環境のメニューから「トラブルシューティング」を選択します。
  4. 「詳細オプション」を選択する
    「トラブルシューティング」画面で「詳細オプション」ボタンをクリックします。
  5. 「コマンドプロンプト」を選択する
    「詳細オプション」画面で「コマンドプロンプト」を選択し、コマンド入力画面を開きます。この際、BitLocker回復キーの入力が求められる場合があります。事前に回復キーを準備しておいてください。

コマンドプロンプトでBCD情報を修復する

  1. ドライブレターを確認する
    コマンドプロンプトで diskpart と入力しEnterキーを押します。list volume と入力しEnterキーを押し、Windowsがインストールされているドライブの文字(通常はC:やD:)を確認します。exit と入力しEnterキーを押し、diskpartを終了します。
  2. ブート構成データを再構築する
    次のコマンドを順番に入力し、各コマンドの後にEnterキーを押します。
    bootrec /scanos
    bootrec /fixmbr
    bootrec /fixboot
    bootrec /rebuildbcd
    各コマンドの実行が成功したことを確認します。bootrec /rebuildbcd で「インストールをブートリストに追加しますか?」と表示されたら「Y」を入力しEnterキーを押します。
  3. システムファイルチェッカーを実行する
    システムファイルの破損もBCDエラーの原因となることがあります。sfc /scannow と入力しEnterキーを押します。このスキャンには時間がかかります。スキャンが完了し、「Windowsリソース保護は整合性違反を検出しませんでした」または「破損したファイルを正常に修復しました」と表示されることを確認します。
  4. DISMコマンドを実行する
    より詳細なシステムイメージの修復を行います。DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth と入力しEnterキーを押します。このコマンドは、オンラインでWindows Updateサーバーから修復ファイルをダウンロードします。インターネット接続が必要です。オフライン環境の場合は、別のWindowsインストールメディアから修復元を指定する必要があります。オフラインの場合は DISM /Image:C:\ /Cleanup-Image /RestoreHealth /Source:WIM:X:\Sources\Install.wim:1 のように実行します。「X」はインストールメディアのドライブレター、「C」はWindowsがインストールされているドライブレターです。
  5. コマンドプロンプトを終了し再起動する
    exit と入力しEnterキーを押し、コマンドプロンプトを閉じます。「続行」を選択し、Windowsを再起動します。

ディスクエラーをチェックし修復する

  1. 再度コマンドプロンプトを開く
    もし再起動で問題が解決しない場合、再度回復環境からコマンドプロンプトを開きます。
  2. ディスクチェックを実行する
    chkdsk C: /f /r と入力しEnterキーを押します。「C:」はWindowsがインストールされているドライブレターです。/f はディスクのエラーを修復し、/r は不良セクターを特定して読み取り可能な情報を回復します。スキャンには時間がかかります。完了後、問題が解決したか確認します。
  3. 再起動する
    exit と入力しコマンドプロンプトを閉じ、PCを再起動します。

修復手順を実行してもWindowsが起動しない場合の対処

BitLocker回復キーが不明な場合

BitLockerで暗号化されたドライブの場合、回復キーがないとコマンドプロンプトに進めません。Microsoftアカウントにサインインして回復キーを確認するか、IT管理者に問い合わせてください。キーが見つからない場合、ドライブのデータにアクセスできません。

Windowsインストールメディアがない場合

回復環境にアクセスできない場合、Windowsインストールメディアが必要です。別のPCでWindows 11またはWindows 10のメディア作成ツールを使ってUSBメモリを作成してください。作成したUSBメモリからPCを起動し、「コンピューターを修復する」を選択して回復環境に入ります。

複数OS環境でBCDが破損した場合

デュアルブートなどの環境では、BCDの再構築が既存のブートエントリを上書きすることがあります。bootrec /scanos で検出されたOSをすべて bootrec /rebuildbcd で追加してください。誤って他のOSのブートエントリを削除しないよう注意が必要です。

ハードウェアの故障が原因の場合

ディスクの物理的な故障がBCD破損の原因であることも考えられます。chkdsk コマンドで不良セクターが多数報告される場合、ディスク交換を検討してください。ディスク交換後、Windowsのクリーンインストールが必要になります。

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Windows 11とWindows 10での回復環境アクセスの違い

項目 Windows 11 Windows 10
回復環境への移行 電源オン・オフを3回繰り返す 電源オン・オフを3回繰り返す
詳細オプションの表示 「自動修復」画面から「詳細オプション」を選択 「自動修復」画面から「詳細オプション」を選択
コマンドプロンプトの選択 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「コマンドプロンプト」 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「コマンドプロンプト」
操作コマンド bootrec, sfc, dism, chkdsk などは共通 bootrec, sfc, dism, chkdsk などは共通

補足:基本的な回復環境へのアクセス方法やコマンドはWindows 11とWindows 10で共通です。画面のUIデザインや一部の文言に細かな違いがあります。

まとめ

本記事では、Windowsの起動時エラー0xc000014cに対し、BCD情報の修復手順を詳しく解説しました。

Windows回復環境からコマンドプロンプトを使い、bootrecsfcdismコマンドを実行することで、起動問題を解決できます。

これらの手順でシステムファイルを修復し、OSの正常な起動を取り戻すことが可能です。

問題が解決しない場合は、BitLockerキーの確認やインストールメディアの準備、ディスクの物理的な状態を確認してください。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。