Windowsパソコンの起動時に「Checking Media」というメッセージが表示され、OSが起動しない状況でお困りではありませんか。
このメッセージは、パソコンがWindowsの起動元となるストレージを見つけられず、ネットワークからの起動を試みている場合に発生します。
この記事では、BIOSまたはUEFIの設定を変更し、正常にOSを起動させるための具体的な手順を解説します。
【要点】Checking Media表示時のBIOS設定変更で解決
- BIOS/UEFI設定画面へのアクセス: 起動デバイスの優先順位を変更し、OSを起動できるようにします。
- 起動順序の変更: ハードディスクやSSDからの起動を最優先に設定し、問題を解消します。
- 設定の保存と再起動: 変更した設定を適用し、正常なOS起動を確認します。
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目次
OS起動時に「Checking Media」が表示される根本的な原因
Windowsパソコンの起動時に「Checking Media」というメッセージが表示されるのは、主にパソコンがOSをインストールしているストレージを正しく認識できていないためです。
多くの場合、BIOSまたはUEFI設定において、ネットワークからの起動(PXEブートまたはネットワークブートと呼びます)が、ハードディスクやSSDからの起動よりも優先されていることが原因です。
パソコンは電源が入ると、まずBIOS/UEFIの設定に基づき、どのデバイスからOSを起動するかを探します。このとき、ネットワークブートが最優先に設定されていると、ネットワーク越しにOSを探しに行ってしまいます。
しかし、通常のオフィスや家庭環境では、ネットワーク上にOSが用意されていることは稀です。そのため、OSが見つからずに「Checking Media」と表示され、起動が進まなくなります。
この状態は、パソコンが起動できるメディアを探していることを意味します。適切な起動デバイスの優先順位を設定することで、この問題は解決できます。
BIOS/UEFI設定で起動順序を変更する手順
「Checking Media」の問題を解決するには、BIOSまたはUEFI設定画面にアクセスし、起動順序を変更する必要があります。ここではWindows 11を基準に手順を解説しますが、Windows 10でも同様の操作で対応できます。
- パソコンの電源を入れる
パソコンの電源ボタンを押して起動します。 - BIOS/UEFI設定画面に入る
電源投入直後、メーカーロゴが表示されている間に特定のキーを連打します。主なキーは以下の通りですが、お使いのPCメーカーやモデルによって異なります。これらのキーを試しても入れない場合は、次の「注意点・失敗例」セクションの「BIOS設定画面に入れない場合」を参照してください。- Dell: F2またはF12
- HP: F10またはEsc
- Lenovo: F1またはF2
- 富士通: F2
- NEC: F2
- 東芝: F2
- ASUS: DelまたはF2
- Acer: F2またはDel
BIOS/UEFI設定画面は、多くの場合、青や灰色の背景に白や黄色の文字で表示されます。キーボードの矢印キーで項目を選択し、Enterキーで決定します。
- 「Boot」または「起動」メニューを探す
BIOS/UEFI設定画面に入ったら、メニューの中から「Boot」「Boot Options」「Startup」「起動」といった項目を探して選択します。 - 起動順序(Boot Priority)を変更する
「Boot」メニュー内で、「Boot Order」「Boot Priority」「起動順序」などの項目を見つけます。ここで、現在「Network Boot」「PXE Boot」「LAN Boot」などが上位に設定されているはずです。ハードディスクドライブ(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)からの起動を最優先にするため、それらに該当する項目を一番上に移動させます。項目名は「Hard Drive」「SSD」「Windows Boot Manager」などと表示されることが多いです。
項目の移動方法は、画面下部または右側に表示されるキーガイド(例: F5/F6で移動、+/-で移動など)に従ってください。 - 変更した設定を保存して終了する
起動順序を変更したら、設定を保存してBIOS/UEFI設定画面を終了します。多くの場合、「Save and Exit」「Exit Saving Changes」「設定を保存して終了」といった項目を選択します。これも画面下部または右側のキーガイド(例: F10で保存して終了)に従ってください。
確認メッセージが表示されたら「Yes」または「はい」を選択します。 - パソコンの再起動とOSの起動確認
設定を保存して終了すると、パソコンが自動的に再起動します。今度は「Checking Media」が表示されず、Windowsのロゴが表示されてOSが正常に起動することを確認してください。
BIOS設定変更時の注意点とその他のトラブル対処法
BIOS/UEFI設定の変更は、起動に関する重要な操作です。誤った設定を行うと、さらに起動できなくなる可能性もあります。慎重に操作してください。ここでは、設定変更時に遭遇しがちな問題とその対処法を説明します。
BIOS設定画面に入れない場合
電源投入直後に特定のキーを連打してもBIOS/UEFI設定画面に入れない場合があります。これは、Windowsの高速スタートアップ機能が有効になっていることが原因の一つです。高速スタートアップは、シャットダウン時に一部のシステム情報を保存し、次回の起動を速くする機能ですが、BIOS/UEFIへのアクセスを妨げることがあります。
- Windows回復環境からUEFIファームウェア設定を開く
Windowsが起動可能な場合は、以下の手順でUEFIファームウェア設定を開くことができます。- スタートメニューを開く
Windows 11のスタートボタンを右クリックするか、Windows 10のスタートボタンを左クリックします。 - 「設定」を開く
表示されたメニューから「設定」を選択します。 - 「回復」設定へ進む
Windows 11の場合、「システム」メニューの左側にある「回復」をクリックします。Windows 10の場合、「更新とセキュリティ」→「回復」を選択します。 - 「今すぐ再起動」を選択する
「回復オプション」の「PCの起動をカスタマイズする」の下にある「今すぐ再起動」ボタンをクリックします。 - オプションを選択する
パソコンが再起動し、「オプションの選択」画面が表示されます。「トラブルシューティング」を選択します。 - 「UEFIファームウェアの設定」へ進む
「トラブルシューティング」画面で「詳細オプション」を選択し、次に「UEFIファームウェアの設定」を選択します。「再起動」をクリックすると、UEFI設定画面に直接入ることができます。
- スタートメニューを開く
- Shiftキーを押しながら再起動する
Windowsが起動可能な場合、スタートメニューから「電源」アイコンをクリックし、Shiftキーを押しながら「再起動」を選択することでも、回復環境に入り、UEFIファームウェア設定へアクセスできます。
起動順序を変更しても起動しない場合
BIOS/UEFIの起動順序を正しく変更したにもかかわらず、Windowsが起動しない場合は、他の原因が考えられます。
- ストレージの接続を確認する
デスクトップパソコンの場合は、内部のハードディスクやSSDのデータケーブル(SATAケーブルなど)と電源ケーブルがしっかりと接続されているか確認します。ノートパソコンの場合は、専門業者に依頼するか、外付けストレージからの起動を試すなどの方法を検討します。 - Windows回復環境からスタートアップ修復を試す
Windowsが起動しない場合、自動的に回復環境に入るか、インストールメディアから回復環境を起動できます。回復環境の「トラブルシューティング」→「詳細オプション」から「スタートアップ修復」を試してください。これにより、起動に必要なファイルや設定の破損が修復される可能性があります。 - MBRまたはGPTの破損を確認する
起動ドライブのマスターブートレコード(MBR)やGUIDパーティションテーブル(GPT)が破損している場合も起動できません。回復環境のコマンドプロンプトからbootrec /fixmbrやbootrec /fixbootなどのコマンドを実行して、ブート情報を修復できる場合があります。
BIOS/UEFIパスワードを求められる場合
BIOS/UEFI設定画面に入ろうとすると、パスワードを求められることがあります。これは、セキュリティのために設定されたものです。
- 管理者に確認する
会社のパソコンなど、IT管理者によって設定されている場合は、管理者にパスワードを確認してください。 - CMOSクリアを検討する(最終手段)
個人で設定したパスワードを忘れてしまった場合、CMOSクリアという方法でBIOS/UEFI設定を初期化できる場合があります。これはマザーボード上のCMOSバッテリーを取り外す、またはジャンパーピンを操作する作業です。この操作はパソコンの分解を伴い、完全に設定が初期化されるため、メーカー保証の対象外となる可能性や、他の設定が失われるリスクがあります。知識がない場合は専門業者への依頼を強く推奨します。
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Windows 11とWindows 10のBIOS/UEFIアクセス方法の比較
Windows 11とWindows 10では、OSが起動している状態からUEFIファームウェア設定にアクセスする手順に若干の違いがあります。電源投入直後にキーを連打する方法はどちらのOSでも共通ですが、OS上からアクセスする場合は以下の表を参考にしてください。
| 項目 | Windows 11 | Windows 10 |
|---|---|---|
| 設定アプリの開き方 | スタートボタンを右クリックし「設定」を選択 | スタートボタンを左クリックし「設定」を選択 |
| UEFI設定へのパス | 「システム」 > 「回復」 > 「PCの起動をカスタマイズする」の「今すぐ再起動」 | 「更新とセキュリティ」 > 「回復」 > 「PCの起動をカスタマイズする」の「今すぐ再起動」 |
| 再起動後の選択 | 「オプションの選択」 > 「トラブルシューティング」 > 「詳細オプション」 > 「UEFIファームウェアの設定」 | 「オプションの選択」 > 「トラブルシューティング」 > 「詳細オプション」 > 「UEFIファームウェアの設定」 |
これらの手順で、Windowsが起動している状態からUEFIファームウェア設定へ安全にアクセスできます。高速スタートアップが有効な場合でも、この方法で設定画面を開くことが可能です。
まとめ
Windows起動時の「Checking Media」という表示は、BIOS/UEFIの起動順序設定が原因で発生することがほとんどです。
この記事で解説したBIOS/UEFI設定画面へのアクセス方法と、ハードディスクやSSDからの起動を最優先にする手順を実行することで、問題を解決しWindowsを正常に起動できます。
万が一、起動順序を変更しても解決しない場合や、BIOSパスワードを求められる場合の対処法も理解できたはずです。
これらの知識は、今後同様の起動トラブルが発生した際の迅速な対応に役立ちます。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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