【Windows】BIOS設定の消失後にWindowsを正しく立ち上げるための設定手順 | 起動時の「CMOS Checksum Error」

【Windows】BIOS設定の消失後にWindowsを正しく立ち上げるための設定手順 | 起動時の「CMOS Checksum Error」
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Windowsの起動時に「CMOS Checksum Error」というメッセージが表示され、Windowsが立ち上がらない状況に直面していませんか。

このエラーは、パソコンのBIOS設定が消失またはリセットされた場合に発生します。

この記事では、BIOS設定を適切に再構成し、Windowsを正常に起動させるための具体的な手順を解説します。

【要点】CMOS Checksum Error発生時のWindows起動設定

  • BIOS設定の確認と修正: パソコンの基本的な起動設定を正しく再構成できます。
  • 起動デバイスの優先順位設定: Windowsがインストールされているドライブから確実に起動できます。
  • 日付と時刻の再設定: システムの日時情報を正確に保ち、アプリケーションの正常動作を維持できます。

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「CMOS Checksum Error」が発生する根本的な原因

「CMOS Checksum Error」は、パソコンの起動時にBIOSの設定情報に問題があることを示すエラーです。

CMOSは、マザーボード上の小さなメモリで、BIOS設定やシステムの日付・時刻などが保存されています。

このCMOSメモリは、パソコンの電源がオフの状態でもCMOSバッテリーによって電力が供給されています。

チェックサムエラーが発生する主な理由は、CMOSバッテリーの消耗や取り外し、BIOSの更新失敗、またはハードウェアの物理的な障害です。

これらの原因により、CMOS内の設定情報が破損したり、工場出荷時の初期値に戻ってしまったりします。

結果として、Windowsが起動に必要な情報を正しく読み取れず、起動できない状態になります。

CMOSバッテリーの役割と消耗

CMOSバッテリーは、パソコンが主電源から切断されてもCMOSメモリの内容を保持するための電源です。

このバッテリーが消耗すると、CMOSへの電力供給が不安定になり、設定情報が失われやすくなります。

特に、起動するたびに日付や時刻がリセットされる場合、CMOSバッテリーの寿命が原因である可能性が高いです。

BIOS設定の消失とWindows起動への影響

BIOS設定には、起動デバイスの優先順位やハードウェアの認識、UEFIまたはLegacy BIOSモードの選択などが含まれます。

これらの設定が消失すると、パソコンはWindowsがインストールされたドライブを特定できません。

その結果、Windowsの起動プロセスが開始できず、エラーメッセージが表示されたまま止まってしまいます。

BIOS設定を復旧させWindowsを起動する手順

CMOS Checksum Errorが発生した場合、BIOS設定を適切に再構成することでWindowsを起動できます。

以下の手順はWindows 11を基準に解説しますが、Windows 10でも同様の操作で対応できます。

  1. パソコンの電源を投入しBIOS/UEFIセットアップを起動する
    パソコンの電源ボタンを押し、すぐに特定のキーを繰り返し押します。一般的なキーはDeleteキー、F2キー、F10キー、F12キーなどです。メーカーによって異なるため、表示されるメッセージを確認するか、取扱説明書を参照してください。
  2. システムの日付と時刻を設定する
    BIOS/UEFIセットアップ画面に入ったら、「Main」や「System」などの項目で現在の日付と時刻が正しく設定されているか確認します。もし異なっている場合は、正しい日時を設定し直してください。
  3. 起動オプションを確認する
    「Boot」または「Startup」などの項目に移動し、起動オプションを確認します。「Boot Mode」や「UEFI/Legacy Boot」といった設定がある場合、Windowsがインストールされた方法に合わせて設定します。Windows 11は通常UEFIモードでインストールされています。
  4. 起動デバイスの優先順位を設定する
    「Boot Option Priorities」や「Boot Order」といった項目で、Windowsがインストールされているストレージデバイスを最優先に設定します。通常は「Windows Boot Manager」またはOSがインストールされたSSDやHDDを選択します。
  5. 設定を保存して再起動する
    設定が完了したら、「Save & Exit」や「Exit Saving Changes」などの項目を選び、変更を保存してパソコンを再起動します。F10キーが保存と終了のショートカットとしてよく使われます。

BIOS設定後もWindowsが起動しない場合の追加確認点

上記の手順を実行してもWindowsが正常に起動しない場合、いくつかの追加的な問題が考えられます。

以下の項目を確認し、問題解決に役立ててください。

日付と時刻が再びリセットされてしまう

BIOS設定で日付と時刻を修正したにもかかわらず、再起動後に再びリセットされてしまう場合、CMOSバッテリーが消耗している可能性が非常に高いです。

この場合は、パソコン内部のCMOSバッテリーを新しいものに交換する必要があります。

デスクトップパソコンでは比較的交換しやすいですが、ノートパソコンの場合は専門知識が必要となる場合があります。

起動デバイスが正しく認識されない

BIOS設定でWindowsがインストールされたドライブを最優先にしても、そのドライブが起動デバイスとして認識されないことがあります。

まず、ストレージデバイスへの電源ケーブルとデータケーブルが正しく接続されているか確認してください。

ケーブルの緩みや損傷が原因で認識されないことがあります。

また、BIOSの「Storage Configuration」や「SATA Configuration」などの項目で、すべてのストレージデバイスが認識されているか確認することも重要です。

認識されていない場合は、ドライブ自体の故障も考えられます。

UEFIとLegacy BIOSのモード不一致

Windowsのインストール時に使用した起動モードと、BIOSで設定されている起動モードが異なるとWindowsは起動できません。

例えば、WindowsがUEFIモードでインストールされているのに、BIOSがLegacy BIOSモードに設定されていると起動失敗します。

BIOSの「Boot Mode」や「UEFI/Legacy Boot」といった設定項目を確認し、Windowsインストール時のモードに合わせて設定を調整してください。

Windows 11はUEFIモードとSecure Bootが必須の要件です。

BitLocker回復キーの入力を求められる

Secure Bootの設定を変更したり、TPM Trusted Platform Moduleの設定をリセットしたりすると、BitLockerで暗号化されたドライブが保護モードに入ることがあります。

この場合、Windowsの起動時にBitLocker回復キーの入力を求められます。

BitLocker回復キーは、Microsoftアカウントに紐付けられているか、ファイルとして保存されていることが多いです。

回復キーを入力することで、Windowsを起動できます。

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UEFIモードとLegacy BIOSモードの比較

BIOS設定には、UEFIモードとLegacy BIOSモードの2つの主要な起動モードがあります。

それぞれに異なる特徴と対応状況があります。

項目 UEFIモード Legacy BIOSモード
対応OS Windows 11、Windows 10の64ビット版など新しいOS 古いWindowsバージョン、32ビット版OSなど
起動速度 高速な起動が可能 UEFIに比べてやや起動が遅い
パーティション形式 GPT GUIDパーティションテーブル MBR マスターブートレコード
Secure Boot対応 対応 非対応
ディスク容量 2TB以上のディスクをフル活用可能 2TBまでのディスク容量に制限がある

まとめ

この記事で解説したBIOS設定の修正手順を実行することで、「CMOS Checksum Error」を解決し、Windowsを正常に起動できたはずです。

日付と時刻が頻繁にリセットされる場合は、CMOSバッテリーの交換を検討してください。

また、起動モードの不一致やBitLocker回復キーの要求など、状況に応じた追加の対処法も確認しておくと安心です。

定期的なシステムバックアップを行い、万が一の事態に備えることも重要です。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。