【Windows】「巡回冗長検査(CRC)エラー」が出るDVD/CDからデータを可能な限り読み出す手順 | 光学メディアの救出

【Windows】「巡回冗長検査(CRC)エラー」が出るDVD/CDからデータを可能な限り読み出す手順 | 光学メディアの救出
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DVDやCDから重要なデータを読み出そうとした際、「巡回冗長検査 CRC エラー」が表示されて困った経験はありませんか。

このエラーは、メディアの物理的な損傷や劣化が主な原因で発生します。

この記事では、Windows 11を基準に、エラーが発生した光学メディアからデータを可能な限り救出するための具体的な手順を解説します。

【要点】巡回冗長検査エラーからのデータ救出方法

  • メディアの清掃と確認: ディスク表面の汚れや傷を取り除き、軽度なエラーを解消します。
  • 別の光学ドライブで試行: 現在のドライブの不具合や互換性の問題を排除し、読み取りを試みます。
  • データ復旧ソフトの使用: エラーのあるセクターをスキップしてデータをコピーする専用ソフトを活用します。

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「巡回冗長検査 CRC エラー」が発生する根本的な原因

「巡回冗長検査 CRC エラー」は、データが破損している、または読み取り中に整合性が失われた場合に発生します。

このエラーは、データの正確性を確認する巡回冗長検査 Cyclic Redundancy Check の結果が、記録されているチェックサムと一致しないことを示します。

主な原因は、DVDやCDといった光学メディアの表面の傷や汚れ、あるいは経年劣化によるデータ層の損傷です。

また、光学ドライブ自体の読み取りヘッドの劣化や、ドライブ内部の故障が原因でエラーが発生することもあります。

ごく稀に、メディアにデータを書き込んだ際の記録エラーが原因となる場合もあります。

エラーが出たDVD/CDからデータを読み出す具体的な手順

巡回冗長検査エラーが表示されるDVDやCDからデータを救出するためには、いくつかの方法があります。

ここでは、段階的に試せる対処法を解説します。

1. メディアの物理的な清掃と状態確認

まず、DVDやCDの表面の状態を確認し、物理的な清掃を行います。

  1. ディスク表面の確認
    DVDやCDのデータ面、特に中央から外側にかけての領域に、目に見える傷や指紋、汚れがないかを確認します。
  2. ディスクの清掃
    柔らかい布、例えばメガネ拭きやマイクロファイバークロスを用意します。ディスクの中心から外側に向かって、放射状に優しく拭き取ります。円を描くように拭くと、傷が広がる可能性があるので避けてください。しつこい汚れには、少量の水や専用のクリーニング液を使用できます。
  3. 再度読み取りを試行
    清掃後、光学ドライブにディスクを挿入し、データが読み取れるかを確認します。

2. 別の光学ドライブやPCでの試行

現在の光学ドライブに問題がある可能性も考慮し、別の環境で読み取りを試します。

  1. 別のWindowsPCを用意する
    別のWindows 11またはWindows 10が動作するPCと、そのPCに搭載されている光学ドライブを用意します。
  2. 外付け光学ドライブを使用する
    内蔵ドライブがない場合や、複数のドライブを試したい場合は、市販の外付け光学ドライブをUSB接続して使用します。
  3. 読み取りを試す
    別のドライブに問題のDVD/CDを挿入し、データが正常に読み取れるかを確認します。ドライブによって読み取り性能が異なるため、この方法で解決する場合があります。

3. データ復旧ソフト「Roadkil’s Unstoppable Copier」の使用

物理的な清掃や別のドライブでの試行でも解決しない場合、エラーをスキップしてデータをコピーする専用のフリーソフト「Roadkil’s Unstoppable Copier」を使用します。

  1. ソフトのダウンロードとインストール
    ウェブブラウザで「Roadkil’s Unstoppable Copier」を検索し、信頼できるダウンロードサイトからソフトをダウンロードします。ダウンロードしたファイルをダブルクリックして、画面の指示に従いインストールを完了させます。
  2. ソフトの起動と設定
    インストール後、スタートメニューまたはデスクトップのアイコンから「Unstoppable Copier」を起動します。
  3. コピー元とコピー先の指定
    「Source」欄の「Browse」ボタンをクリックし、エラーが発生しているDVD/CDドライブを選択します。次に、「Target」欄の「Browse」ボタンをクリックし、データを保存したいPC内のフォルダー、例えばデスクトップや特定のデータフォルダーを指定します。
  4. 詳細設定の調整
    「Settings」タブをクリックし、コピーに関する詳細設定を行います。「Data recovery mode」を有効にすると、エラー箇所をスキップしてコピーを続行します。「Max retries」は、エラーセクターの読み取りを試す回数を設定します。値を増やすと復旧の可能性は上がりますが、時間がかかります。初期設定のままでも問題ありませんが、必要に応じて調整してください。
  5. コピーの実行
    設定が完了したら、「Copy」タブに戻り、「Copy」ボタンをクリックしてデータコピーを開始します。エラーが発生している箇所では進行が一時停止する場合がありますが、ソフトが自動的にスキップを試みます。
  6. 進捗の確認
    コピーが進行する間、進捗状況とエラーの発生回数が表示されます。コピーが完了すると、指定したフォルダーにデータが保存されます。完全に読み取れなかったファイルは、サイズが0バイトになるか、一部が破損した状態で保存されることがあります。

読み出しがうまくいかない場合の追加対処法

上記の手順を試してもデータが読み取れない場合、さらに別の対処法を検討する必要があります。

光学ドライブのファームウェアまたはドライバの更新

光学ドライブのファームウェアやドライバが古いと、読み取り性能に影響を与える場合があります。

  1. デバイスマネージャーを開く
    Windows11のスタートボタンを右クリックし、「デバイスマネージャー」を選択します。
    Windows 10の場合も、同様にスタートボタンを右クリックして開きます。
  2. 光学ドライブを探す
    「DVD/CD-ROMドライブ」の項目を展開し、お使いの光学ドライブを探します。
  3. ドライバの更新
    該当のドライブを右クリックし、「ドライバーの更新」を選択します。「ドライバーを自動的に検索」を選択し、最新のドライバをインストールします。
  4. ファームウェアの確認
    ドライブメーカーのウェブサイトにアクセスし、最新のファームウェアが提供されていないかを確認します。ファームウェアの更新手順はメーカーによって異なるため、指示に従って慎重に実行してください。

ディスク研磨による傷の修正(非推奨)

ディスクの傷が深い場合、専用の研磨キットを使用して傷を浅くする方法があります。

しかし、この方法はディスクにさらなる損傷を与えるリスクが高く、データが完全に失われる可能性もあります。

重要なデータが入っている場合は、この方法を試す前に、より安全なデータ復旧サービスへの相談を強く推奨します。

専門のデータ復旧サービスへの相談

上記全ての手段を試してもデータが読み取れない場合、個人での復旧は困難です。

その際は、専門のデータ復旧サービスに相談することを検討してください。

専門業者は、特殊な機器や技術を用いて、物理的に損傷したメディアからデータを救出できる場合があります。

費用はかかりますが、非常に重要なデータであれば、検討する価値があります。

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Windows 11とWindows 10での光学ドライブ操作の違い

光学ドライブの基本的な読み取り操作や、巡回冗長検査エラーの対処法は、Windows 11とWindows 10で大きな違いはありません。

ファイルエクスプローラー Explorer からドライブにアクセスする手順も共通しています。

デバイスマネージャーでのドライバ更新手順も同様です。

ただし、一部のメニュー表示やアイコンデザインが異なる場合がありますが、操作の流れ自体に大きな変更はありません。

まとめ

「巡回冗長検査 CRC エラー」が発生したDVDやCDからデータを救出する手順を解説しました。

メディアの清掃、別のドライブでの試行、そしてデータ復旧ソフト「Roadkil’s Unstoppable Copier」の活用により、失われたデータを可能な限り復旧できるでしょう。

大切なデータを守るため、今後はクラウドストレージや外付けHDDなど、より信頼性の高いメディアへのバックアップを定期的に行うことを検討してください。

万が一に備え、複数の場所にデータを保存する習慣を身につけましょう。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。