【Windows】ダークモードとライトモードを時間帯に合わせて自動で切り替えるタスク設定

【Windows】ダークモードとライトモードを時間帯に合わせて自動で切り替えるタスク設定
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日中の業務中は視認性の高いライトモード、夜間は目の負担を軽減するダークモードに切り替えたいと考えるビジネスマンは多いでしょう。

手動での切り替えは手間がかかり、忘れてしまうこともあります。

この記事では、Windows 11の表示モードを時間帯に合わせて自動で切り替えるタスク設定方法を詳しく解説します。

【要点】Windowsの表示モードを自動で切り替えるタスク設定

  • タスクスケジューラの新規作成: 指定した時刻にWindowsの表示モードを自動で切り替えるタスクを登録します。
  • レジストリ値の変更コマンド: コマンドプロンプトを用いてレジストリ値を変更し、ライトモードとダークモードの切り替えを自動化します。
  • レジストリの事前バックアップ: レジストリの変更前に必ずバックアップを取得し、万が一の事態に備えます。

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Windowsの表示モード自動切り替えの仕組み

Windows 11には、画面の配色を明るい「ライトモード」と暗い「ダークモード」に切り替える機能が標準で搭載されています。

これらのモードは、設定アプリから手動で変更できます。

しかし、業務時間やプライベートの時間に合わせて自動で切り替えるには、Windowsのタスクスケジューラとレジストリ操作を組み合わせる必要があります。

タスクスケジューラは、指定した時刻やイベントに基づいてプログラムやスクリプトを自動実行する機能です。

この機能を利用し、レジストリ値を変更するコマンドを定期的に実行させることで、表示モードの自動切り替えを実現します。

この設定を行うには、管理者権限を持つユーザーアカウントでWindowsにサインインしている必要があります。

ライトモードとダークモードの基本

ライトモードは、背景が白基調で文字が黒く表示される一般的な配色です。

日中の明るい環境での視認性に優れています。

ダークモードは、背景が黒基調で文字が白く表示される配色です。

暗い環境での目の疲れを軽減し、集中力を高める効果が期待できます。

多くのアプリケーションもこの設定に連動して表示を切り替えます。

タスクスケジューラとレジストリの連携

Windowsの表示モードは、レジストリというWindowsの設定情報を格納するデータベースに記録されています。

具体的には、「AppsUseLightTheme」と「SystemUseLightTheme」という値がモードを制御しています。

これらの値をコマンドで変更し、そのコマンドをタスクスケジューラで定期的に実行することで、自動切り替えが可能になります。

この連携により、ユーザーは手動操作なしで最適な表示環境を得られます。

ダークモードとライトモードを時間帯で自動切り替える手順

ここでは、Windows 11を基準に、表示モードを自動で切り替えるための具体的な手順を解説します。

レジストリの変更を伴うため、必ず事前にバックアップを取得してください。

1. レジストリのバックアップを取得する

レジストリの変更はシステムに影響を与える可能性があるため、事前にバックアップを取ることは非常に重要です。

  1. レジストリエディターを開く
    WindowsキーとRキーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。次に、「regedit」と入力し、Enterキーを押します。ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されたら、「はい」を選択します。
  2. 対象のキーに移動する
    レジストリエディターの左側のペインで、次のパスへ移動します。
    HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Themes\Personalize
  3. キーをエクスポートする
    「Personalize」キーを右クリックし、「エクスポート」を選択します。任意の場所にわかりやすい名前を付けて保存します。例えば、「Personalize_Backup.reg」などとします。

2. ダークモードへの切り替えタスクを作成する

夜間や業務終了時刻に合わせてダークモードに切り替えるタスクを設定します。

  1. タスクスケジューラを開く
    スタートボタンを右クリックし、「コンピューターの管理」を選択します。左側のペインから「タスクスケジューラ」を展開します。
  2. 新しいタスクを作成する
    「操作」メニューから「タスクの作成」を選択します。
  3. 全般タブを設定する
    「全般」タブで、タスクの名前を「ダークモード切り替え」と入力します。説明には「毎日指定時刻にダークモードへ切り替える」と入力します。「ユーザーがログオンしているかどうかにかかわらず実行する」を選択し、「最上位の特権で実行する」にチェックを入れます。
  4. トリガータブを設定する
    「トリガー」タブに移動し、「新規」ボタンをクリックします。「タスクの開始」で「スケジュールに従う」を選択し、「毎日」にチェックを入れます。開始時刻を、ダークモードに切り替えたい時刻(例: 18:00:00)に設定し、「OK」をクリックします。
  5. 操作タブを設定する
    「操作」タブに移動し、「新規」ボタンをクリックします。「操作」で「プログラムの開始」を選択します。「プログラム/スクリプト」にcmdと入力します。「引数の追加」に次のコマンドを入力し、「OK」をクリックします。
    /c reg add HKCU\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Themes\Personalize /v AppsUseLightTheme /t REG_DWORD /d 0 /f & reg add HKCU\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Themes\Personalize /v SystemUseLightTheme /t REG_DWORD /d 0 /f
  6. 設定を完了する
    「条件」タブと「設定」タブはデフォルトのままで問題ありません。必要に応じてカスタマイズしてください。「OK」をクリックしてタスクの作成を完了します。

3. ライトモードへの切り替えタスクを作成する

日中や業務開始時刻に合わせてライトモードに切り替えるタスクを設定します。

  1. タスクスケジューラを開く
    ステップ2の1と同様に、タスクスケジューラを開きます。
  2. 新しいタスクを作成する
    「操作」メニューから「タスクの作成」を選択します。
  3. 全般タブを設定する
    「全般」タブで、タスクの名前を「ライトモード切り替え」と入力します。説明には「毎日指定時刻にライトモードへ切り替える」と入力します。「ユーザーがログオンしているかどうかにかかわらず実行する」を選択し、「最上位の特権で実行する」にチェックを入れます。
  4. トリガータブを設定する
    「トリガー」タブに移動し、「新規」ボタンをクリックします。「タスクの開始」で「スケジュールに従う」を選択し、「毎日」にチェックを入れます。開始時刻を、ライトモードに切り替えたい時刻(例: 09:00:00)に設定し、「OK」をクリックします。
  5. 操作タブを設定する
    「操作」タブに移動し、「新規」ボタンをクリックします。「操作」で「プログラムの開始」を選択します。「プログラム/スクリプト」にcmdと入力します。「引数の追加」に次のコマンドを入力し、「OK」をクリックします。
    /c reg add HKCU\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Themes\Personalize /v AppsUseLightTheme /t REG_DWORD /d 1 /f & reg add HKCU\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Themes\Personalize /v SystemUseLightTheme /t REG_DWORD /d 1 /f
  6. 設定を完了する
    「条件」タブと「設定」タブはデフォルトのままで問題ありません。必要に応じてカスタマイズしてください。「OK」をクリックしてタスクの作成を完了します。

これで、指定した時刻にWindowsの表示モードが自動的に切り替わるようになります。

タスクが正しく動作するか、設定時刻になったら確認してください。

モード自動切り替え設定の注意点とトラブルシューティング

タスクスケジューラを使った自動切り替え設定には、いくつかの注意点や、予期せぬ問題が発生する場合があります。

ここでは、よくある問題とその対処法を説明します。

タスクが正常に実行されない場合

設定した時刻になってもモードが切り替わらない場合、タスクスケジューラの設定に問題がある可能性があります。

原因:

タスクのトリガー設定が誤っている、管理者権限で実行されていない、またはコマンドに誤りがあるなどが考えられます。

対処法:

  1. タスク履歴の確認: タスクスケジューラで作成したタスクを選択し、「履歴」タブを確認します。エラーが表示されている場合は、その内容から原因を特定します。履歴機能が有効になっていない場合は、「操作」メニューから「すべてのタスク履歴を有効にする」を選択します。
  2. 権限の再確認: タスクの「全般」タブで「最上位の特権で実行する」にチェックが入っているか確認します。また、「ユーザーがログオンしているかどうかにかかわらず実行する」が選択されているかも確認します。
  3. コマンドの確認: 「操作」タブのコマンドと引数が正確に入力されているか、特にスペースや記号の誤りがないか注意深く確認します。コマンドをコピー&ペーストする際に、余分な文字が含まれていないか確認してください。

一部のアプリケーションでモードが切り替わらない場合

システム全体のモードが切り替わっても、特定のアプリケーションの表示モードが変わらないことがあります。

原因:

アプリケーションによっては、Windowsのテーマ設定とは別に独自のダークモード設定を持っている場合があります。また、モード変更が即座に反映されないアプリケーションもあります。

対処法:

  1. アプリケーション設定の確認: モードが切り替わらないアプリケーションの設定メニューを開き、表示テーマや外観に関する項目を確認します。Windowsのシステム設定に連動するオプションがある場合は、それを有効にします。
  2. アプリケーションの再起動: モードが切り替わらない場合、対象のアプリケーションを一度終了し、再度起動することで設定が反映されることがあります。

レジストリ編集に関する注意点

レジストリはWindowsの重要な設定情報が格納されているため、誤った操作はシステムに深刻な影響を与える可能性があります。

原因:

誤ったレジストリパスの指定、存在しない値の変更、またはタイプミスによるコマンドの誤実行が原因でシステムが不安定になることがあります。

対処法:

  1. 必ずバックアップを取得する: 本記事の手順でレジストリのバックアップを取得するステップを省略しないでください。問題が発生した場合、バックアップファイルを実行することで元の状態に戻せます。
  2. コマンドの正確な入力: 提示されたコマンドは正確にコピー&ペーストし、手動での入力は避けてください。
  3. 変更後の動作確認: タスク作成後、設定した時刻になるのを待つか、タスクを手動で実行して、意図した通りにモードが切り替わるか確認します。

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Windows 11とWindows 10でのモード切り替え設定の違い

Windows 11とWindows 10では、基本的なモード切り替えの仕組みやタスクスケジューラの操作方法は共通していますが、一部のUIや設定のパスに違いがあります。

項目 Windows 11 Windows 10
設定アプリのUI モダンなデザインで、左側にカテゴリが一覧表示される 左側にカテゴリ、右側に設定項目が表示される
表示モード設定パス 設定 > 個人用設定 > 色 設定 > 個人用設定 > 色
タスクスケジューラUI 基本的なレイアウトは共通、アイコンやフォントが最新化されている 基本的なレイアウトは共通、従来のWindowsデザイン
レジストリパス HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Themes\Personalize HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Themes\Personalize
コマンド互換性 本記事のコマンドは利用可能 本記事のコマンドは利用可能

Windows 10でも、本記事で解説したレジストリパスとコマンドは同じものが利用できます。

タスクスケジューラの操作感もほぼ共通しているため、Windows 10ユーザーも同様の手順で設定可能です。

設定アプリの見た目が異なる点だけ注意してください。

まとめ

この記事では、Windows 11でダークモードとライトモードを時間帯に合わせて自動で切り替えるタスク設定方法を解説しました。

タスクスケジューラとレジストリ操作を組み合わせることで、手動での切り替えが不要になり、業務効率の向上に貢献します。

設定した時刻やコマンドを調整することで、さらに快適なPC環境を構築できます。

ぜひこの設定を活用し、視覚的な快適さと作業効率の向上を図ってください。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。