Windowsのシステムファイルに矛盾が生じると、動作が不安定になったり、Windows Updateが失敗したりする場合があります。
特にエラーコード0x8007371bが表示される場合、システムコンポーネントストアの破損が考えられます。
この記事では、Windowsのスキャンヘルス機能であるDISMコマンドとSFCコマンドを使い、システムファイルの矛盾を特定し、修復する手順を解説します。
【要点】Windowsシステムファイル矛盾の特定と修復のポイント
- DISMコマンドの実行: システムイメージの破損を検出し、オンラインで修復します。
- SFCコマンドの実行: 破損したシステムファイルを特定し、正しいバージョンに置き換えます。
- Windows Updateコンポーネントのリセット: Windows Update関連のエラーを解消し、修復を助けます。
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目次
システムファイル矛盾とエラーコード0x8007371bの発生原因
Windowsのシステムファイルは、OSの安定稼働に不可欠な要素です。これらのファイルが破損したり、整合性が失われたりすると、様々な問題が発生します。例えば、アプリケーションの起動失敗、OSのクラッシュ、Windows Updateの失敗などが挙げられます。
システムファイルの破損は、予期せぬシャットダウン、ハードウェアの故障、マルウェア感染、または不完全なソフトウェアのインストールによって引き起こされることがあります。特に、Windows Updateの適用中に問題が発生すると、システムコンポーネントストアが破損し、エラーコード0x8007371bが表示されることがあります。
このエラーコードは、通常「ERROR_SXS_ASSEMBLY_MISSING」に関連しており、Side-by-Side構成のコンポーネントが不足しているか、破損していることを示します。このような状況では、DISM Deployment Image Servicing and Management コマンドが非常に有効です。DISMは、システムイメージの整合性をチェックし、必要に応じて修復する役割を担います。
スキャンヘルス機能を使ったシステムファイルの特定と修復手順
- コマンドプロンプトを管理者として実行する
Windows 11の場合、スタートボタンを右クリックし、「ターミナル 管理者」または「Windows PowerShell 管理者」を選択します。Windows 10の場合、「コマンドプロンプト 管理者」を選択します。ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されたら、「はい」をクリックして許可します。 - DISMコマンドでシステムイメージの健全性を確認する
コマンドプロンプトで「dism /online /cleanup-image /checkhealth」と入力し、Enterキーを押します。このコマンドは、システムイメージに破損があるかどうかを素早くチェックします。 - DISMコマンドでシステムイメージをスキャンする
次に「dism /online /cleanup-image /scanhealth」と入力し、Enterキーを押します。このコマンドは、システムイメージのより詳細なスキャンを実行し、検出された問題を報告します。完了には数分かかる場合があります。 - DISMコマンドでシステムイメージを修復する
問題が検出された場合、またはエラーコード0x8007371bが表示される場合は、「dism /online /cleanup-image /restorehealth」と入力し、Enterキーを押します。このコマンドは、Windows Updateを介して破損したシステムファイルを自動的にダウンロードし、修復します。修復には時間がかかりますが、途中で中断しないようにしてください。 - SFCコマンドでシステムファイルを検証・修復する
DISMコマンドによる修復が完了したら、「sfc /scannow」と入力し、Enterキーを押します。このコマンドは、すべての保護されたシステムファイルをスキャンし、破損したファイルをキャッシュにある正しいバージョンに置き換えます。 - システムを再起動する
すべてのコマンドの実行が完了したら、PCを再起動します。これにより、変更がシステムに完全に適用され、問題が解決される場合があります。
修復が成功しない場合の追加対処と注意点
DISMコマンドでエラーが解消されない場合
「/restorehealth」コマンドで修復できない場合、Windows Updateのコンポーネント自体に問題がある可能性があります。その場合、Windows Updateコンポーネントをリセットしてから再度DISMコマンドを試すことが有効です。
- Windows Updateサービスを停止する
コマンドプロンプトで「net stop wuauserv」と「net stop cryptSvc」と「net stop bits」と「net stop msiserver」をそれぞれ入力し、Enterキーを押します。 - SoftwareDistributionフォルダーとCatroot2フォルダーの名前を変更する
「ren C:\Windows\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old」と「ren C:\Windows\System32\catroot2 Catroot2.old」を入力し、Enterキーを押します。 - Windows Updateサービスを再開する
「net start wuauserv」と「net start cryptSvc」と「net start bits」と「net start msiserver」をそれぞれ入力し、Enterキーを押します。その後、再度DISMコマンドを実行します。
SFCコマンドで修復できない場合
SFCコマンドは、システムイメージが健全でなければ正しく機能しないことがあります。そのため、SFCコマンドを実行する前にDISMコマンドでシステムイメージの修復を完了させておくことが重要です。また、セーフモードでSFCコマンドを実行することで、他のプログラムの影響を排除し、修復が成功する可能性が高まります。
重要なデータのバックアップを忘れてしまう
システムファイルの修復作業は、システムの根幹に関わる操作です。万が一の事態に備え、作業を開始する前に重要なデータのバックアップを取ることを強く推奨します。外付けドライブやOneDriveなど、複数の場所にバックアップを作成すると安全性が高まります。
Windows 10での操作の違い
Windows 10でも、DISMコマンドやSFCコマンドの基本的な実行方法はWindows 11と同じです。コマンドプロンプトを管理者として実行する際も、「スタートボタンを右クリック」から「コマンドプロンプト 管理者」を選択します。コマンドの内容や効果に大きな違いはありません。
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SFCコマンドとDISMコマンドの役割と用途の比較
| 項目 | SFC System File Checker コマンド | DISM Deployment Image Servicing and Management コマンド |
|---|---|---|
| 目的 | 破損または変更されたシステムファイルを修復する | Windowsシステムイメージ自体を修復する |
| 対象 | Windowsの保護されたシステムファイル | Windowsのシステムイメージ、コンポーネントストア |
| 実行タイミング | DISM実行後が推奨される | SFC実行前が推奨される |
| 主なコマンド | sfc /scannow | /checkhealth, /scanhealth, /restorehealth |
| エラーコード関連 | 0x80070002, 0x80070490など | 0x8007371b, 0x800F081Fなど |
この記事では、DISMコマンドとSFCコマンドを使い、Windowsのシステムファイル矛盾とエラーコード0x8007371bを解決する手順を解説しました。
これらのツールを活用することで、システムの安定性を回復させ、Windows Updateの失敗などの問題を解消できます。
今後、システムに異常を感じた際は、まずDISM /scanhealthでシステムイメージをスキャンし、必要に応じてSFC /scannowでファイル修復を試してください。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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