【Windows】デスクトップの右下にある「テストモード」の透かし文字を消去する手順

【Windows】デスクトップの右下にある「テストモード」の透かし文字を消去する手順
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Windowsのデスクトップ右下部に「テストモード」という透かし文字が表示され、業務に集中できない状況でお困りではないでしょうか。

これは、通常は署名が必須であるドライバーのインストールを許可するために、システムがテストモードで動作していることを示しています。

この記事では、Windows 11およびWindows 10でこの透かし文字を安全に消去する具体的な手順を解説します。

手順を実行することで、デスクトップからテストモードの表示をなくし、通常の状態に戻すことが可能です。

【要点】デスクトップのテストモード表示を消去する

  • コマンドプロンプトでの設定変更: テストモードを無効化するコマンドを実行し、システムの起動設定を修正します。
  • システムの再起動: コマンド適用後、システムを再起動して設定変更を反映させます。
  • セキュアブートの確認: 万が一透かしが消えない場合、セキュアブートの設定を確認し、必要に応じて有効化します。

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デスクトップにテストモードの透かしが表示される原因

Windowsのデスクトップに「テストモード」の透かしが表示されるのは、システムが署名されていないドライバーの読み込みを許可する「テスト署名モード」で動作しているためです。

通常、Windowsはセキュリティ保護のため、Microsoftによってデジタル署名されたドライバーのみをシステムにインストールし、実行することを強制します。これは「ドライバー署名強制」と呼ばれる機能です。

しかし、開発中のドライバーや特定のハードウェア向けに提供される署名されていないドライバーをインストールする必要がある場合、このドライバー署名強制を一時的に無効にするテストモードが利用されます。

このモードが有効になると、システムがテスト環境にあることを示すために、デスクトップの右下部に透かしが表示される仕組みです。意図せずテストモードが有効になった場合でも、この表示は継続されます。

テストモードの透かしを消去する具体的な手順

デスクトップの「テストモード」の透かしを消去するには、コマンドプロンプトを管理者として実行し、特定のコマンドを入力してシステム設定を変更します。

この操作により、ドライバー署名強制が再度有効になり、システムのセキュリティが標準の状態に戻ります。

  1. コマンドプロンプトを管理者として開く
    タスクバーの検索ボックスに「cmd」と入力します。
    検索結果に表示される「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
    ユーザーアカウント制御のダイアログが表示された場合は、「はい」をクリックして許可します。
  2. テストモードを無効化するコマンドを入力する
    開いたコマンドプロンプトのウィンドウに、次のコマンドを正確に入力します。
    bcdedit /set testsigning off
    入力後、Enterキーを押します。
    「操作は正常に完了しました。」というメッセージが表示されることを確認します。
  3. システムを再起動する
    コマンドの実行が完了したら、コマンドプロンプトを閉じます。
    Windowsを通常通り再起動します。スタートメニューから「電源」アイコンをクリックし、「再起動」を選択してください。
    システムが再起動した後、デスクトップの右下部に表示されていた「テストモード」の透かしが消えていることを確認します。

Windows 10でも、同様の手順でテストモードの透かしを消去できます。コマンドはWindows 11と共通です。

テストモードの透かしが消えない場合の確認点と対処法

上記のコマンドを実行してシステムを再起動しても、テストモードの透かしが消えない場合があります。その際の確認点と対処法を以下に示します。

コマンドが管理者権限で実行されていない

bcdeditコマンドは、システムの起動設定を変更するため、管理者権限での実行が必須です。

管理者権限なしで実行した場合、「アクセスが拒否されました」などのエラーメッセージが表示されることがあります。

  1. 対処法:
    再度、コマンドプロンプトを「管理者として実行」で開きます。
    手順2のbcdedit /set testsigning offコマンドを再実行し、システムを再起動します。

コマンドの入力ミスがある

コマンドは一文字でも間違えると正しく機能しません。特に、スラッシュ/やスペースの有無、testsigningの綴りなどに注意が必要です。

  1. 対処法:
    コマンドプロンプトでコマンドを入力する際、手動入力ではなくコピーアンドペーストを使用することを推奨します。
    正確なコマンドはbcdedit /set testsigning offです。

システムが完全に再起動されていない

コマンドによる設定変更は、システムが完全にシャットダウンされ、再度起動することで反映されます。「シャットダウン」ではなく「再起動」を選択することが重要です。

高速スタートアップが有効な場合、完全なシャットダウンが行われないことがあります。

  1. 対処法:
    スタートメニューの「電源」オプションから「再起動」を選択してシステムを再起動します。
    それでも透かしが消えない場合は、Shiftキーを押しながら「シャットダウン」を選択し、電源を完全に切ってから再度起動してみてください。

セキュアブートが無効になっている

一部のシステムでは、セキュアブートSecure Bootが無効になっていると、テストモードの透かしが消えない場合があります。セキュアブートは、起動プロセス中に不正なソフトウェアが読み込まれるのを防ぐセキュリティ機能です。

  1. 対処法:
    BIOS/UEFI設定画面に入り、セキュアブートが有効になっているか確認します。
    セキュアブートを有効にする手順はPCメーカーによって異なりますが、一般的にはPC起動時に特定のキーF2、Del、F10などを連打してBIOS/UEFI設定画面に入り、BootまたはSecurityの項目から設定を変更します。
    設定変更後は、変更を保存してシステムを再起動します。

再度テストモードが有効になってしまう

一度テストモードを無効にしても、再び署名されていないドライバーをインストールしたり、特定の開発ツールを使用したりすると、テストモードが自動的に有効になることがあります。

  1. 対処法:
    テストモードが再び有効になる原因となった操作やソフトウェアを特定し、その使用を避けるか、正式に署名されたドライバーを使用するようにします。
    必要に応じて、再度本記事の手順でテストモードを無効化してください。

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テストモードのオンとオフによるシステム動作の違い

テストモードがオンの状態とオフの状態では、Windowsシステムの動作やセキュリティレベルにいくつかの違いがあります。

この比較表で、それぞれの状態の特徴を理解しましょう。

項目 テストモードがオンの場合 テストモードがオフの場合
ドライバー署名強制 無効化される 有効化される
署名なしドライバー インストール・実行が可能 インストール・実行が不可
デスクトップ表示 右下に「テストモード」の透かしが表示 通常のデスクトップ表示
セキュリティレベル 標準より低い 標準のセキュリティレベルを維持
用途 ドライバー開発、特殊なハードウェアのテスト 一般的な業務、日常利用
システムの安定性 署名なしドライバーによる不安定化のリスクあり 安定したシステム動作が期待できる

まとめ

この記事で紹介したコマンドプロンプトの操作により、Windowsのデスクトップに表示されていた「テストモード」の透かし文字を消去できたことと思います。

テストモードを無効化することで、Windowsはドライバー署名強制を再度有効にし、システムのセキュリティと安定性を標準状態に戻します。

今後、新しいドライバーをインストールする際には、信頼できる提供元からの署名済みドライバーを選ぶようにしてください。

万が一再度テストモードの表示が現れた場合は、今回解説したbcdedit /set testsigning offコマンドを再実行することで対処できます。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。