【Windows】DISMコマンドを使ってインストール済みドライバを一括エクスポートしてバックアップする手順 | OS再インストール準備

【Windows】DISMコマンドを使ってインストール済みドライバを一括エクスポートしてバックアップする手順 | OS再インストール準備
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OSを再インストールする際、デバイスドライバの再導入は手間がかかる作業です。

特に古いデバイスや特殊なハードウェアでは、適切なドライバを探すのに時間がかかることがあります。

この記事では、DISMコマンド Deployment Image Servicing and Management を使って、現在インストールされているドライバを一括でバックアップする方法を解説します。

この手順を実行することで、OS再インストール後のドライバ導入作業を効率化し、システムの復旧時間を短縮できます。

【要点】DISMコマンドでWindowsドライバを効率的にバックアップする手順

  • DISMコマンドの利用: インストール済みのサードパーティ製ドライバをまとめて指定フォルダにエクスポートします。
  • PowerShellを管理者として実行: DISMコマンドの実行に必要な管理者権限を確保します。
  • エクスポート先のフォルダ作成: バックアップしたドライバを保存するための専用フォルダを事前に用意します。

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DISMコマンドによるドライババックアップの概要

DISM Deployment Image Servicing and Management コマンドは、Windowsイメージを管理するための強力なツールです。このコマンドを利用すると、現在システムにインストールされているサードパーティ製ドライバを一括で指定したフォルダにエクスポートできます。

これにより、OSをクリーンインストールした後、手動で一つずつドライバを探してインストールする手間を省き、迅速に環境を復元できます。

DISMコマンドが対象とするドライバは、Windows標準で提供されるドライバや、OSインストール時に自動的に認識されるドライバは含まれません。主に、グラフィックカード、ネットワークアダプター、プリンター、特殊な周辺機器など、メーカーが別途提供しているサードパーティ製のドライバがエクスポートの対象となります。

この操作を実行するには、コマンドプロンプトまたはPowerShellを管理者として実行できる権限が必要です。

DISMコマンドでインストール済みドライバをエクスポートする手順

OSを再インストールする前に、以下の手順で現在のドライバをバックアップしてください。

  1. バックアップ用フォルダの作成
    エクスポートしたドライバを保存する専用フォルダを作成します。例えば、Cドライブ直下に「DriversBackup」という名前のフォルダを作成すると良いでしょう。

    1. エクスプローラーを開きます。
    2. Cドライブを選択します。
    3. 右クリックメニューから「新規作成」を選び、「フォルダー」をクリックします。
    4. フォルダ名を「DriversBackup」と入力し、Enterキーを押します。
  2. PowerShellを管理者として実行
    DISMコマンドを実行するために、管理者権限を持つPowerShellを開きます。

    1. Windowsのスタートボタンを右クリックします。
    2. 表示されるメニューから「ターミナル 管理者」または「Windows PowerShell 管理者」を選択します。
    3. ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されたら、「はい」をクリックして許可します。
  3. DISMコマンドの実行
    PowerShellウィンドウで、以下のコマンドを入力し、Enterキーを押して実行します。

    1. `Dism /online /export-driver /destination:C:\DriversBackup` と入力します。
    2. `C:\DriversBackup` の部分は、手順1で作成したフォルダのパスに置き換えてください。
    3. コマンドの実行には数分かかる場合があります。進行状況が表示され、完了すると「操作は正常に完了しました。」と表示されます。
  4. エクスポートされたドライバの確認
    エクスポートが完了したら、指定したフォルダにドライバファイルが保存されていることを確認します。

    1. エクスプローラーで「C:\DriversBackup」フォルダを開きます。
    2. フォルダ内に、複数のサブフォルダが作成され、それぞれにドライバファイル INFファイル、SYSファイルなどが含まれていることを確認します。
  5. 【Windows 10での補足】
    Windows 10でも同様の手順でドライバのエクスポートを実行できます。スタートボタンの右クリックメニューでは、「Windows PowerShell 管理者」を選択してください。

ドライバのエクスポート時に発生しやすい問題と対処法

DISMコマンドによるドライバのエクスポート中に、いくつかの問題が発生する場合があります。ここでは、よくある問題とその対処法を解説します。

エクスポート先のフォルダが見つからない

原因: コマンドで指定したパスにフォルダが存在しないか、パスの入力ミスが考えられます。

対処法:

  1. パスの確認と再入力
    指定したフォルダパスが正しいか、大文字小文字を含めて確認します。再度コマンドを入力し直してください。
  2. フォルダの再作成
    エクスプローラーで指定パスにフォルダが実際に存在するか確認します。存在しない場合は、前述の手順4-1に従ってフォルダを作成し直してください。

「アクセスが拒否されました」エラーが表示される

原因: PowerShellまたはコマンドプロンプトを管理者権限で実行していない可能性があります。DISMコマンドの実行には管理者権限が必要です。

対処法:

  1. 管理者として再実行
    PowerShellまたはコマンドプロンプトを閉じ、再度「スタートボタンを右クリック」し、「ターミナル 管理者」または「Windows PowerShell 管理者」を選択して開いてください。

「操作は正常に完了しました。」と表示されるがフォルダが空

原因: DISMコマンドは、Windows標準以外のサードパーティ製ドライバのみをエクスポートします。システムにサードパーティ製ドライバがほとんどインストールされていない場合、エクスポート先のフォルダが空になることがあります。

対処法:

  1. デバイスマネージャーで確認
    デバイスマネージャーを開き、各デバイスのプロパティから「ドライバ」タブで「ドライバプロバイダー」を確認します。Microsoft以外のプロバイダーが多い場合は、エクスポートされるドライバがあるはずです。
  2. 手動でのバックアップも検討
    特定の重要なデバイスドライバがある場合は、デバイスマネージャーから個別にドライバファイルをバックアップする手段も検討してください。

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エクスポートしたドライバをOS再インストール後に適用する方法の比較

DISMコマンドでバックアップしたドライバは、OS再インストール後に様々な方法で適用できます。ここでは、主な適用方法とその特徴を比較します。

項目 手動インストール デバイスマネージャーからの更新
適用範囲 個別のドライバ 特定のデバイス
手順 エクスポートしたフォルダ内のINFファイルを右クリックし、「インストール」を選択する デバイスマネージャーでデバイスを選択し、「ドライバの更新」から「コンピューターを参照してドライバを検索」でエクスポートフォルダを指定する
利点 特定ドライバを確実にインストールできる 必要なドライバを自動的に検索して適用できる
欠点 数が多いと手間がかかる 一部のドライバでは認識されない場合がある
適した場面 特定の重要ドライバを個別に適用したい場合 多くのドライバを効率的に適用したい場合

まとめ

この記事では、DISMコマンドを使ってWindows 11またはWindows 10のインストール済みドライバを一括でエクスポートする手順を解説しました。

このバックアップにより、OSの再インストール後のドライバ導入作業を大幅に効率化できます。

エクスポートしたドライバは、OS再インストール後のデバイスマネージャーから適用できます。

OS環境の復旧準備として、このDISMコマンドによるドライババックアップをぜひ活用してください。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。