【Windows】「ドライブの圧縮」を解除してファイルアクセス時のCPU負荷と遅延をゼロにする手順

【Windows】「ドライブの圧縮」を解除してファイルアクセス時のCPU負荷と遅延をゼロにする手順
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PCのファイルアクセスが遅い、または全体的な動作が重いと感じていませんか。

これはWindowsの「ドライブの圧縮」機能が意図せず有効になっていることが原因かもしれません。

この記事では、この圧縮機能を安全に解除し、PCのパフォーマンスを改善して業務効率を高める具体的な手順を解説します。

【要点】ドライブ圧縮を解除してPCパフォーマンスを向上させる

  • ドライブ圧縮の解除: ファイルアクセス速度を向上させ、CPUへの負荷を軽減します。
  • ディスクのプロパティ設定: Windows 11のエクスプローラーからドライブ単位で圧縮設定を確認し、変更できます。
  • サブフォルダーとファイルへの適用: 圧縮解除をドライブ内のすべてのデータに確実に反映させ、効果を最大化します。

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ドライブ圧縮機能の概要とパフォーマンスへの影響

ドライブの圧縮機能は、ディスクの空き容量を増やすためにファイルやフォルダーを自動的に圧縮するWindowsの標準機能です。

この機能が有効なドライブでは、ファイルへアクセスするたびにリアルタイムで圧縮・展開処理が実行されます。

この処理はシステムのCPUに負荷をかけ、特に頻繁にファイルアクセスが発生する業務環境では、PC全体の動作が遅くなる原因となります。

ドライブの圧縮を解除すると、ファイルアクセス時の余計な処理がなくなり、CPU負荷が軽減され、ファイル操作の応答速度が向上します。

特に、多くの小さなファイルを扱う場合や、アプリケーションの起動やデータの読み書きが多い環境で効果を実感できます。

現代のPCではディスク容量の不足は稀であり、パフォーマンスへの悪影響を考慮すると、通常は圧縮機能を無効にすることが推奨されます。

この機能はWindows 11とWindows 10の両方に存在し、基本的な仕組みや影響は共通しています。

ドライブ圧縮を解除する具体的な手順

Windows 11を基準として、ドライブの圧縮機能を解除する手順を解説します。

Windows 10でも同様の操作で解除できます。

  1. エクスプローラーを開く
    タスクバーにあるエクスプローラーアイコンをクリックします。または、WindowsキーとEキーを同時に押して開きます。
  2. PCを選択する
    エクスプローラーの左側ナビゲーションペインから「PC」を選択します。
  3. 対象ドライブのプロパティを開く
    圧縮を解除したいドライブ(例: ローカルディスク C:)を右クリックし、表示されるコンテキストメニューから「プロパティ」を選択します。
  4. 全般タブを確認する
    「プロパティ」ウィンドウが開いたら、「全般」タブが選択されていることを確認します。
  5. ドライブの圧縮オプションを解除する
    「このドライブを圧縮してディスク領域を節約する」のチェックボックスがオンになっている場合、クリックしてチェックを外します。
  6. 変更を適用する
    「適用」ボタンをクリックします。
  7. 属性変更の適用範囲を選択する
    「属性変更の確認」ダイアログが表示されます。「ドライブ {ドライブ名}、サブフォルダーとファイル」を選択し、「OK」ボタンをクリックします。これにより、ドライブ内のすべてのファイルとフォルダーに対して圧縮解除が適用されます。
  8. 処理の完了を待つ
    圧縮解除処理が開始されます。ドライブの容量やファイル数によっては時間がかかる場合があります。完了するまで待ちます。
  9. プロパティウィンドウを閉じる
    処理が完了したら、「OK」ボタンをクリックして「プロパティ」ウィンドウを閉じます。

ドライブ圧縮解除時の注意点とよくある失敗パターン

ドライブ圧縮の解除作業を行う際に、知っておくべき注意点や、よく発生する状況について説明します。

圧縮解除処理中にPCの動作が遅くなる

ドライブ圧縮の解除処理は、対象ドライブ内のすべてのファイルとフォルダーを展開する作業です。

このため、処理中はディスクアクセスやCPU使用率が高くなり、PCの動作が一時的に遅くなることがあります。

これは正常な動作であり、処理が完了すればパフォーマンスは改善されます。

重要な作業を行う際は、時間に余裕がある時に圧縮解除を実行することをおすすめします。

特定のファイルやフォルダーの圧縮が解除できない

システムファイルや一部の保護されたファイルは、通常の操作では圧縮解除できない場合があります。

また、他のアプリケーションが使用中のファイルも解除対象から外れることがあります。

この場合、エラーメッセージが表示されることがありますが、通常はPCの動作に大きな影響はありません。

重要なのは、ユーザーが日常的にアクセスするデータが圧縮解除されていることです。

どうしても解除したい場合は、セーフモードで起動して試す方法もありますが、専門的な知識が必要です。

圧縮解除後にディスクの空き容量が減少する

ドライブ圧縮は、ファイルを小さくすることでディスクの空き容量を増やす機能です。

そのため、圧縮を解除すると、当然ながらファイルサイズが元に戻り、ディスクの空き容量が減少します。

これは期待通りの動作であり、問題ではありません。

解除前に十分な空き容量があるかを確認しておくことが重要です。

一般的に、現在のWindowsPCではディスク容量の不足は稀であり、パフォーマンスを優先する選択が合理的です。

圧縮されたファイル名が青色で表示される

ドライブの圧縮機能が有効になっている場合、圧縮されているファイルやフォルダーの名前はエクスプローラー上で青色で表示されます。

圧縮解除後も青色表示が残っている場合は、まだ一部のファイルが圧縮されたままの可能性があります。

その際は、再度手順に従ってドライブ全体の圧縮解除を試みるか、特定のフォルダーのプロパティから「内容を圧縮して領域を節約する」のチェックを外してください。

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Windows 11とWindows 10のドライブ圧縮機能の比較

Windows 11とWindows 10におけるドライブ圧縮機能は、基本的な挙動や設定方法において大きな違いはありません。

どちらのOSでも、この機能は主にディスク容量の節約を目的として提供されています。

しかし、ユーザーインターフェースの細かなデザインや、プロパティウィンドウの見た目には若干の違いがあります。

以下の比較表で、両OSにおける機能の共通点とわずかな相違点を確認してください。

項目 Windows 11 Windows 10
機能名 ドライブの圧縮 ドライブの圧縮
設定場所 エクスプローラー > PC > ドライブのプロパティ > 全般タブ エクスプローラー > PC > ドライブのプロパティ > 全般タブ
視覚的な表示 圧縮されたファイルやフォルダー名が青色で表示される 圧縮されたファイルやフォルダー名が青色で表示される
パフォーマンスへの影響 ファイルアクセス時のCPU負荷と遅延が発生する ファイルアクセス時のCPU負荷と遅延が発生する
解除手順 プロパティのチェックボックスを外して適用する プロパティのチェックボックスを外して適用する
適用範囲の選択 「ドライブ、サブフォルダーとファイル」を選択する 「ドライブ、サブフォルダーとファイル」を選択する

まとめ

この記事で解説した手順により、Windowsの「ドライブの圧縮」機能を解除し、PCのパフォーマンスを向上させることができたはずです。

ファイルアクセス速度の向上とCPU負荷の軽減は、日常業務の効率化に直結します。

もしPCの動作が遅いと感じた際には、今回紹介したドライブのプロパティ設定を確認し、必要に応じて圧縮解除を実行してください。

ディスクのパフォーマンスを最適化することで、より快適なPC環境で業務を進めることができます。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。