【Windows】ドライブの属性を「読み取り専用(ReadOnly)」にコマンドで固定する手順

【Windows】ドライブの属性を「読み取り専用(ReadOnly)」にコマンドで固定する手順
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業務で重要なデータが保存されたドライブを、誤って変更・削除してしまうリスクに直面していませんか。

Windowsでは、特定のドライブを読み取り専用属性に設定し、書き込み操作を制限できます。

この記事では、diskpartコマンドを使用してドライブを読み取り専用に固定する確実な手順を解説します。

これにより、大切なデータを不意の操作から保護できるようになります。

【要点】ドライブを読み取り専用に固定する主要な手順

  • diskpartコマンド: 管理者権限で起動し、ドライブの属性を管理します。
  • list volumeコマンド: システム内のドライブ一覧を確認し、対象のドライブを特定します。
  • attributes volume set readonlyコマンド: 選択したドライブに読み取り専用属性を付与し、書き込みを禁止します。

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ドライブの読み取り専用属性の役割と設定の前提

ドライブの読み取り専用属性は、ボリューム全体に対する書き込み操作を制限する機能です。

この属性が設定されると、そのドライブ内のファイルやフォルダーは作成、変更、削除できなくなります。

主に重要なデータの保護や、特定のドライブへの不用意な書き込みを防ぐ目的で使用されます。

ファイル個別の読み取り専用属性とは異なり、ドライブレベルで一括して保護できる点が特徴です。

この設定は通常、WindowsのGUIからは行えず、コマンドプロンプトからdiskpartコマンドを使用して実行します。

diskpartコマンドとは

diskpartは、ディスク、パーティション、ボリュームの管理を行うためのコマンドラインユーティリティです。

GUIのディスクの管理ツールでは行えない、より低レベルなディスク操作が可能です。

読み取り専用属性の設定も、このdiskpartコマンドを通じて行います。

管理者権限での実行が必須であり、誤った操作はデータ損失につながるため、慎重な作業が求められます。

diskpartコマンドでドライブを読み取り専用に固定する手順

ここでは、Windows 11を基準に、diskpartコマンドを使用してドライブを読み取り専用に設定する具体的な手順を解説します。

Windows 10でも同様の操作で実行できます。

  1. コマンドプロンプトを管理者として実行する
    スタートボタンを右クリックし、「ターミナル 管理者」または「Windows PowerShell 管理者」を選択します。
    ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されたら「はい」をクリックして許可します。
    Windows 10の場合は「コマンドプロンプト 管理者」を選択します。
  2. diskpartを起動する
    コマンドプロンプトのウィンドウで「diskpart」と入力し、Enterキーを押します。
    diskpartプロンプトが表示され、ディスク管理モードに入ります。
  3. ボリュームの一覧を表示する
    「list volume」と入力し、Enterキーを押します。
    システム内のすべてのボリューム(ドライブ)が一覧表示されます。
    「Ltr」列でドライブレター(例: C, D, E)を確認し、読み取り専用にしたいドライブの「Vol ###」列の番号を控えてください。
  4. 対象のボリュームを選択する
    「select volume [ボリューム番号]」と入力し、Enterキーを押します。
    例えば、ボリューム3を対象とする場合は「select volume 3」と入力します。
    「ボリューム [ボリューム番号] が選択されました。」というメッセージが表示されます。
  5. 現在のボリューム属性を確認する(任意)
    「attributes volume」と入力し、Enterキーを押します。
    選択したボリュームの現在の属性が表示されます。
    「読み取り専用」が「いいえ」になっていることを確認してください。
  6. 読み取り専用属性を設定する
    「attributes volume set readonly」と入力し、Enterキーを押します。
    「ボリューム属性は正常に設定されました。」というメッセージが表示されれば成功です。
    この時点でドライブは読み取り専用になります。
  7. diskpartを終了する
    「exit」と入力し、Enterキーを押してdiskpartを終了します。
    続けてコマンドプロンプトのウィンドウも閉じます。
  8. 設定を適用する
    設定を完全に適用するため、対象のドライブを再接続するか、コンピューターを再起動します。
    USBドライブなどのリムーバブルメディアの場合は一度取り外してから再度接続してください。
    設定後、対象のドライブにファイルを書き込もうとすると、アクセス拒否のエラーが表示されることを確認できます。

読み取り専用設定時の注意点と解除方法

ドライブの読み取り専用属性は強力な保護機能ですが、使用にはいくつかの注意点があります。

読み取り専用設定が適用されない場合

コマンドを正確に入力しても、読み取り専用属性が適用されないことがあります。

この場合、管理者権限でコマンドプロンプトを実行していない可能性が高いです。

必ず「管理者として実行」を選択し、ユーザーアカウント制御の許可をしてください。

また、他のプロセスがドライブをロックしている可能性も考えられます。

その際は、コンピューターを再起動してから再度設定を試みてください。

読み取り専用属性の解除方法

読み取り専用属性は、以下の手順で簡単に解除できます。

  1. コマンドプロンプトを管理者として実行する
    上記の手順1と同様に、管理者権限でコマンドプロンプトを起動します。
  2. diskpartを起動する
    「diskpart」と入力し、Enterキーを押します。
  3. 対象のボリュームを選択する
    「list volume」でボリューム番号を確認後、「select volume [ボリューム番号]」で対象を選択します。
  4. 読み取り専用属性をクリアする
    「attributes volume clear readonly」と入力し、Enterキーを押します。
    「ボリューム属性は正常にクリアされました。」というメッセージが表示されれば解除成功です。
  5. diskpartを終了する
    「exit」と入力し、diskpartを終了します。
  6. 設定を適用する
    対象のドライブを再接続するか、コンピューターを再起動します。
    これでドライブへの書き込みが可能になります。

システムドライブを読み取り専用に設定することの危険性

Windowsがインストールされているシステムドライブ(通常C:ドライブ)を読み取り専用に設定することは避けてください。

システムドライブは、OSの動作に必要な一時ファイルや設定ファイルが常に書き込まれています。

読み取り専用に設定すると、OSが正常に動作できなくなり、システムが不安定になったり、起動できなくなる可能性があります。

この機能は、データ保存用のセカンダリドライブやリムーバブルメディアに対して利用することが推奨されます。

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ドライブの読み取り専用属性とファイルの読み取り専用属性の違い

Windowsには、ドライブ全体に適用される読み取り専用属性と、ファイル個別に適用される読み取り専用属性の二種類があります。

それぞれの違いを理解し、目的に応じて使い分けることが重要です。

項目 ドライブの読み取り専用属性 ファイルの読み取り専用属性
適用範囲 ボリューム全体に適用される 個別のファイルやフォルダーに適用される
設定方法 diskpartコマンドを使用する ファイルのプロパティから設定する
解除方法 diskpartコマンドを使用する ファイルのプロパティから解除する
影響 ドライブ内のすべてのファイル作成・変更・削除ができない 対象ファイルの変更・上書きができない

ドライブの読み取り専用属性は、より広範囲なデータ保護を目的としています。

ファイル個別の属性は、特定のファイルを誤って変更するのを防ぐ場合に適しています。

まとめ

この記事では、Windowsのドライブを読み取り専用に設定する手順を解説しました。

diskpartコマンドを使うことで、誤操作による大切なデータの損失を防ぎ、セキュリティを高めることができます。

設定や解除は管理者権限で慎重に行い、特にシステムドライブへの適用は避けてください。

この知識を活用し、業務におけるデータ管理をより安全に進めていきましょう。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。