【Windows】特定の不具合ドライバを特定して起動失敗を解消する手順 | ドライバ検証ツール(Verifier)

【Windows】特定の不具合ドライバを特定して起動失敗を解消する手順 | ドライバ検証ツール(Verifier)
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PCが突然起動できなくなったり、ブルースクリーンが発生したりする状況に直面しているかもしれません。

多くの起動失敗は、互換性のない、または破損したドライバが原因です。

この記事では、Windowsのドライバ検証ツール Verifierを使って、問題のあるドライバを特定し、起動失敗を解消する手順を解説します。

【要点】Verifierで起動失敗の原因ドライバを特定しシステムを復旧させる

  • ドライバ検証ツールの起動: 問題ドライバの検証を開始する操作です。
  • セーフモードでの無効化: 起動不能になった際にVerifierの検証を強制停止する操作です。
  • 検証結果の確認: イベントビューアーから特定されたドライバ情報を確認する操作です。

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ドライバが原因でシステム起動が失敗する仕組み

ドライバはハードウェアとWindowsを連携させる重要なソフトウェアです。不具合のあるドライバは、Windowsカーネルに深刻な影響を与え、システム停止や起動失敗を引き起こします。特に、起動時に読み込まれるドライバに問題があると、Windowsが正常に起動できなくなることがあります。Verifierは、ドライバの動作を厳密に監視し、異常を検出することで、問題の原因を特定するのに役立ちます。

ブルースクリーン停止コードについて

ドライバ関連のブルースクリーンには、DRIVER_IRQL_NOT_LESS_OR_EQUALやSYSTEM_THREAD_EXCEPTION_NOT_HANDLEDなどの停止コードが表示されることが多いです。これらのコードは、ドライバが不正なメモリ操作を行った場合や、未処理の例外が発生した場合に表示されます。Verifierは、これらの問題が発生する前にドライバの脆弱性を検出する機能を持っています。

ドライバ検証ツール Verifier を使用して不具合ドライバを特定する手順

Verifierの起動と設定

  1. コマンドプロンプトを管理者として実行
    スタートボタンを右クリックし、「ターミナル 管理者」または「コマンドプロンプト 管理者」を選択します。
  2. Verifierの起動
    コマンドプロンプトに「verifier」と入力しEnterキーを押します。ドライバ検証マネージャーが開きます。
  3. カスタム設定の作成
    「カスタム設定を作成する」を選択し、「次へ」ボタンをクリックします。
  4. 標準設定の選択
    「標準設定」にチェックを入れ、「次へ」ボタンをクリックします。これは最も一般的な検証項目を含みます。
  5. 検証対象ドライバの選択
    「一覧からドライバ名を選択する」を選択し、「次へ」ボタンをクリックします。
  6. 問題の疑われるドライバの選択
    表示されるドライバ一覧から、最近インストールしたドライバや更新したドライバ、または特定のデバイスに関連するドライバを選択します。全てを選択することも可能ですが、システムが不安定になるリスクが高まります。
  7. 設定の完了
    「完了」ボタンをクリックします。設定が適用されます。
  8. システムの再起動
    PCを再起動します。検証対象ドライバに問題がある場合、システムが停止しブルースクリーンが表示される可能性があります。

問題発生時の対処とドライバの特定

  1. ブルースクリーンが発生した場合
    ブルースクリーン画面に表示される停止コードや、可能であればエラーメッセージを記録します。
  2. セーフモードでの起動
    複数回の起動失敗後、Windows回復環境が起動します。「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」を選択し、再起動後に「セーフモードとネットワーク」を選択します。
  3. Verifierの無効化
    セーフモードで起動後、再度コマンドプロンプトを管理者として実行し、「verifier /reset」と入力しEnterキーを押します。これによりVerifierの設定がリセットされ、ドライバ検証が無効になります。
  4. システムの再起動
    PCを通常モードで再起動します。
  5. イベントビューアーで問題ドライバを確認
    スタートボタンを右クリックし、「イベントビューアー」を選択します。「Windowsログ」→「システム」を開き、エラーや警告イベントを確認します。特に、Verifier_DDI_ViolationやBugCheckCodeに関連するイベントを探し、詳細から問題の原因となっているドライバファイル名 例: example.sys を特定します。

問題ドライバの対処

  1. ドライバのアンインストールまたは更新
    特定したドライバを「デバイスマネージャー」からアンインストールするか、最新バージョンに更新します。不明なドライバの場合は、関連するハードウェアを一時的に取り外すことも検討してください。
  2. システムの復元
    問題が発生する前の復元ポイントがある場合は、システムの復元を試みます。

Verifier使用時の注意点とその他の対処法

Verifierで起動不能になった場合の強制停止

Verifierはシステムに大きな負荷をかけ、問題のあるドライバを強制的に停止させます。そのため、起動不能になるリスクが高いです。もしPCが起動しなくなった場合は、Windows回復環境からセーフモードで起動し、「verifier /reset」コマンドで検証を無効にしてください。回復環境に入れない場合は、インストールメディアから起動し、コマンドプロンプトを開いて同じコマンドを実行します。

検証対象ドライバの選び方

全てのドライバを検証すると、システムが極度に不安定になる可能性があります。まずは最近インストール・更新したドライバや、問題が疑われる特定のデバイスに関連するドライバに絞って検証することをおすすめします。不明なドライバを検証する際は、システムに深刻な影響を与える可能性があるため注意が必要です。

Verifierで特定できない場合の対処

Verifierを使っても問題ドライバを特定できない場合、ハードウェアの故障やWindowsファイルの破損が原因の可能性があります。メモリ診断ツールやディスクチェックツールを実行したり、システムファイルチェッカー sfc /scannow やDISMコマンドでWindowsの整合性を確認したりしてください。これらでも解決しない場合は、Windowsの再インストールも検討が必要です。

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Windows 11とWindows 10のVerifier操作の違い

項目 Windows 11 Windows 10
コマンドプロンプト起動 スタートボタン右クリックから「ターミナル 管理者」 スタートボタン右クリックから「コマンドプロンプト 管理者」
Verifierツールの機能 基本的な機能はWindows 10と同様 基本的な機能はWindows 11と同様
回復環境へのアクセス 複数回の起動失敗で自動的に起動することが多い 複数回の起動失敗で自動的に起動することが多い
イベントビューアーの表示 UIは一部異なるが確認項目は同様 UIは一部異なるが確認項目は同様

まとめ

この記事では、Windowsのドライバ検証ツール Verifierを用いて、システム起動失敗の原因となる不具合ドライバを特定し、解消する手順を解説しました。

Verifierの設定方法から、問題発生時のセーフモードでの無効化、イベントビューアーでのドライバ特定までを理解できたと思います。

特定したドライバを適切にアンインストールまたは更新することで、PCの安定稼働を取り戻せるでしょう。

今回学んだ知識を活かし、PCのトラブルシューティング能力を高めてください。

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この記事の監修者
✍️

超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。