Windowsのエクスプローラーで検索した履歴が「以前の検索結果」として表示され、困っているビジネスマンは多いでしょう。
この検索履歴はプライバシーやセキュリティのリスクにつながる可能性があります。
この記事では、通常の操作では消えないエクスプローラーの検索履歴をレジストリから完全に消去する手順を詳しく解説します。
本記事の手順を実行することで、不要な検索履歴を確実に削除し、情報漏洩のリスクを低減できます。
【要点】エクスプローラーの検索履歴を完全に消去する
- レジストリのバックアップ: 万一の事態に備え、レジストリの重要な部分を事前に保存します。
- レジストリ編集による履歴消去: エクスプローラーの検索履歴が保存されているレジストリキーを直接削除し、以前の検索結果を消し去ります。
- エクスプローラーの検索履歴クリア: エクスプローラーのオプション設定から表示される検索履歴をクリアし、表示上の履歴も削除します。
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目次
エクスプローラーの検索履歴が残る仕組みと消去の必要性
Windowsのエクスプローラーでファイルやフォルダーを検索すると、その検索語句が履歴として保存されます。
この履歴は、次に検索ボックスをクリックした際に「以前の検索結果」として表示される仕組みです。
通常の「エクスプローラーのオプション」からの履歴クリアでは、一部の履歴しか消去されません。
特にレジストリに保存される履歴は、システム設定の一部として扱われるため、手動での編集が必要です。
業務で使用するPCで機密性の高い情報を検索した場合、その履歴が残ることは情報漏洩のリスクを高めます。
完全に履歴を消去することで、プライバシー保護とセキュリティ強化につながります。
エクスプローラーの検索履歴を完全に消去する手順
エクスプローラーの「以前の検索結果」を完全に消去するには、レジストリの編集が必要です。
レジストリの編集はシステムに影響を与える可能性があるため、必ずバックアップを取ってから作業を進めてください。
レジストリのバックアップを取得する手順
レジストリを編集する前に、万一の事態に備えてバックアップを作成します。
- レジストリ エディターを開く
WindowsキーとRキーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」を開きます。「regedit」と入力し、Enterキーを押します。ユーザーアカウント制御のダイアログが表示された場合は「はい」を選択します。 - レジストリ全体をエクスポートする
レジストリ エディターのウィンドウで、「ファイル」メニューをクリックし、「エクスポート」を選択します。 - 保存場所とファイル名を指定する
「エクスポート範囲」で「すべて」が選択されていることを確認します。任意の場所に「regbackup_日付」などわかりやすいファイル名で保存します。
レジストリから検索履歴を削除する手順
次に、エクスプローラーの検索履歴が保存されているレジストリキーを削除します。
- レジストリ エディターでパスへ移動する
レジストリ エディターのアドレスバーに以下のパスをコピーして貼り付け、Enterキーを押します。Computer\HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\WordWheelQuery - 「WordWheelQuery」キー内のデータを削除する
「WordWheelQuery」キーを選択した状態で、右側のペインに表示される「MRUListEx」と「value0」から「valueN」までのエントリをすべて選択します。 - 選択したエントリを削除する
選択したエントリのいずれかを右クリックし、「削除」を選択します。確認のダイアログが表示されたら「はい」をクリックします。 - レジストリ エディターを閉じる
すべてのエントリを削除したら、レジストリ エディターを閉じます。
エクスプローラーのオプションから検索履歴をクリアする手順
レジストリの編集後、エクスプローラーの設定からも履歴をクリアします。
- エクスプローラーを開く
タスクバーのエクスプローラーアイコンをクリックするか、WindowsキーとEキーを同時に押してエクスプローラーを起動します。 - 「フォルダーオプション」を開く
Windows 11の場合、エクスプローラー上部の「…」アイコンをクリックし、「オプション」を選択します。
Windows 10の場合、エクスプローラーの「表示」タブをクリックし、「オプション」のドロップダウンメニューから「フォルダーと検索のオプションの変更」を選択します。 - 検索履歴をクリアする
「フォルダーオプション」ウィンドウの「全般」タブに移動します。「プライバシー」セクションにある「検索履歴」の「クリア」ボタンをクリックします。 - 設定を適用して閉じる
「OK」ボタンをクリックして設定を適用し、ウィンドウを閉じます。 - PCを再起動する、またはエクスプローラーを再起動する
変更を完全に適用するため、PCを再起動するか、タスクマネージャーからエクスプローラープロセスを終了し、再度起動します。
検索履歴消去時の注意点と確認事項
エクスプローラーの検索履歴を消去する際には、いくつかの注意点があります。
特にレジストリの操作は慎重に行う必要があります。
レジストリ編集は慎重に行う
レジストリはWindowsの重要な設定情報が格納されているデータベースです。
誤ったキーを削除したり、値を変更したりすると、Windowsが起動しなくなるなどの深刻な問題が発生する可能性があります。
必ず事前にバックアップを取得し、指定されたキー以外は操作しないように注意してください。
エクスプローラーの再起動が必要な場合がある
レジストリの変更やエクスプローラーのオプション設定の適用後、すぐに変更が反映されないことがあります。
この場合、Windowsの再起動が最も確実な方法です。
または、タスクマネージャーから「エクスプローラー」プロセスを終了し、「ファイル」メニューから「新しいタスクの実行」を選び、「explorer.exe」と入力して再起動することで、変更が反映される場合があります。
Windows 10でのエクスプローラーオプションの開き方
Windows 11ではエクスプローラーの「…」メニューからオプションを開きますが、Windows 10では操作が異なります。
Windows 10のエクスプローラーでは、上部メニューの「表示」タブをクリックし、右端にある「オプション」ボタンをクリックすることで「フォルダーオプション」を開くことができます。
その後の「検索履歴」のクリア手順はWindows 11と同じです。
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Windows 11とWindows 10のエクスプローラー検索履歴の保存場所の違い
| 項目 | Windows 11 | Windows 10 |
|---|---|---|
| 検索履歴の主な保存場所 | レジストリのWordWheelQueryキー |
レジストリのWordWheelQueryキー |
| エクスプローラーからのクリア機能 | 「オプション」内の「クリア」ボタン | 「フォルダーと検索のオプションの変更」内の「クリア」ボタン |
| レジストリキーの構造 | value0, value1などのエントリ |
value0, value1などのエントリ |
| 完全消去に必要な操作 | レジストリ編集とエクスプローラーオプションからのクリア | レジストリ編集とエクスプローラーオプションからのクリア |
まとめ
この記事では、Windowsのエクスプローラーに表示される「以前の検索結果」を完全に消去する手順を解説しました。
レジストリを編集し、エクスプローラーのオプションからも履歴をクリアすることで、不要な検索履歴を確実に削除できます。
これにより、プライバシーの保護と情報セキュリティの強化を実現できたでしょう。
今後は、定期的にレジストリの「WordWheelQuery」キーをチェックし、検索履歴が蓄積されていないか確認することをおすすめします。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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