【Windows】ファイル履歴の保存先を「ネットワークドライブ」に設定してNASへバックアップする手順 | 共有フォルダの活用

【Windows】ファイル履歴の保存先を「ネットワークドライブ」に設定してNASへバックアップする手順 | 共有フォルダの活用
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業務で重要なファイルを誤って削除したり、上書きしたりするリスクに直面していませんか。

Windowsのファイル履歴機能は、ファイルの過去の状態を自動で保存し、復元を可能にします。

この記事では、ファイル履歴の保存先をネットワークドライブに設定し、NASへ自動バックアップする手順を解説します。

【要点】ファイル履歴をネットワークドライブに設定してNASにバックアップする

  • ファイル履歴の概要: ファイルの変更履歴を自動で保存し、過去の状態に復元できます。
  • NASの共有フォルダ設定: ネットワーク上にバックアップ先を用意し、データの一元管理を実現します。
  • 保存先の変更と有効化: ファイル履歴の設定からネットワークドライブを選択し、バックアップを開始します。

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ファイル履歴とネットワークドライブの活用

Windowsのファイル履歴は、指定したフォルダ内のファイルの変更履歴を自動で記録する機能です。

誤ってファイルを削除したり、古いバージョンに戻したりする際に役立ちます。

通常は外付けハードディスクを保存先にしますが、ネットワークドライブ、特にNASネットワークアタッチトストレージの共有フォルダも利用可能です。

NASを保存先にすることで、PC本体の故障時にもバックアップデータを保護できます。

また、複数のPCから同じNASへバックアップを集約し、データ管理を一元化するメリットもあります。

ファイル履歴の前提条件

ファイル履歴をネットワークドライブに設定するには、いくつかの前提条件があります。

まず、NASがネットワーク上で正しく認識されている必要があります。

次に、NAS上にファイル履歴の保存先として利用できる共有フォルダが作成済みであることです。

この共有フォルダには、ファイル履歴を実行するWindows PCからのアクセス権限が必要です。

特に書き込み権限がなければ、バックアップは正常に行われません。

ファイル履歴の保存先をネットワークドライブに設定する手順

ファイル履歴の保存先をNASなどのネットワークドライブに設定する手順を説明します。

Windows 11を基準に解説しますが、Windows 10でも同様の操作で設定できます。

  1. NASの共有フォルダを確認する
    NASの管理画面にアクセスし、ファイル履歴の保存先として使用する共有フォルダが作成されていることを確認します。必要に応じて新しい共有フォルダを作成してください。このフォルダには、ファイル履歴を実行するWindows PCからの書き込み権限が必要です。
  2. 共有フォルダのネットワークパスを取得する
    NASの共有フォルダのネットワークパスを確認します。通常は「\NAS名\共有フォルダ名」または「\IPアドレス\共有フォルダ名」の形式です。このパスは後ほどファイル履歴の設定で必要になります。
  3. Windowsの設定を開く
    スタートボタンを右クリックし、「設定」を選択します。
  4. システムからストレージ設定へ進む
    設定画面の左側メニューで「システム」をクリックし、右側の項目から「ストレージ」を選択します。
  5. 詳細なストレージ設定を開く
    ストレージ画面を下にスクロールし、「詳細なストレージ設定」をクリックします。
  6. ファイル履歴の設定へ進む
    詳細なストレージ設定の項目から、「ファイル履歴でファイルのバックアップ」をクリックします。Windows 10の場合、設定アプリで「更新とセキュリティ」から「バックアップ」を選択します。
  7. ドライブの選択画面へ進む
    ファイル履歴の画面が表示されたら、「ドライブの選択」をクリックします。すでに別のドライブが設定されている場合は、「ドライブを変更」をクリックします。
  8. ネットワークの場所を追加する
    ドライブの選択画面で「ネットワークの場所を追加」をクリックします。
  9. 共有フォルダのネットワークパスを入力する
    「ネットワークの場所を選択」ダイアログボックスが開いたら、手順2で確認したNASの共有フォルダのネットワークパスを入力し、「フォルダの選択」をクリックします。
  10. 保存先ドライブを確認する
    ファイル履歴の画面に戻り、選択したNASの共有フォルダが保存先として表示されていることを確認します。
  11. ファイル履歴を有効にする
    「ファイル履歴はオフになっています」の下にある「オンにする」ボタンをクリックします。これでファイル履歴が有効になり、指定したネットワークドライブへのバックアップが開始されます。
  12. バックアップ対象フォルダを確認する(必要に応じて)
    左側の「除外するフォルダー」をクリックすると、バックアップから除外したいフォルダを設定できます。デフォルトではドキュメント、ピクチャ、ビデオ、ミュージック、デスクトップなどが対象です。

ファイル履歴をネットワークドライブに設定する際の注意点

ファイル履歴をネットワークドライブに設定する際には、いくつかの点に注意が必要です。

これらを理解することで、バックアップの失敗やデータの消失を防げます。

ネットワーク接続が不安定な場合

ネットワークドライブへのバックアップは、安定したネットワーク接続が前提です。

Wi-Fi接続が頻繁に切断されたり、NASへの通信速度が極端に遅かったりすると、バックアップが中断されたり、エラーが発生したりする場合があります。

有線LAN接続を利用するなど、安定したネットワーク環境を確保してください。

共有フォルダのアクセス権不足

NAS上の共有フォルダに、ファイル履歴を実行するWindows PCからの書き込み権限がない場合、バックアップは失敗します。

NASの管理画面で、該当の共有フォルダに対するユーザーやグループのアクセス権限を適切に設定してください。

特に、ファイル履歴を有効にするWindowsユーザーが書き込みできる権限を持つか確認が重要です。

バックアップ容量の不足

ファイル履歴は、ファイルの変更履歴を複数世代保存するため、多くのストレージ容量を消費します。

NASの共有フォルダの空き容量が不足すると、新しいバックアップが保存できなくなります。

定期的にNASの空き容量を確認し、必要に応じて古い履歴を削除するか、NASのストレージを増強することを検討してください。

Windows 10との設定画面の違い

Windows 11とWindows 10では、ファイル履歴の設定画面へのアクセス方法に若干の違いがあります。

Windows 10では、設定アプリから「更新とセキュリティ」→「バックアップ」の順に進むのが一般的です。

基本的な操作は同じですが、メニューの文言や配置が異なる場合があるため、注意して操作を進めてください。

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ファイル履歴と従来のバックアップ機能の比較

Windowsにはファイル履歴以外にもバックアップ機能が存在します。

それぞれの特徴を理解し、用途に応じて使い分けることが重要です。

項目 ファイル履歴 Windowsバックアップ 旧機能
機能の目的 ファイルの変更履歴を保存し、個別のファイルやフォルダを復元する システム全体のバックアップやシステムイメージを作成する
バックアップ対象 ドキュメント、ピクチャ、デスクトップなど、ユーザーフォルダ内のファイル OS、インストールされたアプリ、設定、全ユーザーデータを含むシステム全体
保存先の種類 外付けドライブ、ネットワークドライブ 外付けドライブ、ネットワークドライブ
自動化 自動的に定期的なバックアップを実行 手動またはスケジュール設定による定期バックアップを実行
復元粒度 ファイル単位、フォルダ単位での復元が可能 システム全体または指定したボリューム単位での復元
推奨される用途 日常的なファイル保護、誤操作からの復元 OS起動不能時のシステム復旧、PC移行

ファイル履歴は、個別のファイルに対する細かいバージョン管理に適しています。

一方、Windowsバックアップの旧機能は、システム全体の復旧や移行に利用されることが多かったです。

現在はWindowsバックアップアプリに機能が統合され、より包括的なバックアップが可能になっています。

まとめ

この記事で解説した手順により、Windowsのファイル履歴をネットワークドライブに設定し、NASへ自動でバックアップできるようになります。

これにより、重要な業務ファイルの安全性が高まり、万一のデータ損失リスクを軽減できます。

設定後は、ファイル履歴が定期的にバックアップされているか、時折確認することをおすすめします。

さらに、NASの他のバックアップ機能と組み合わせることで、より強固なデータ保護体制を構築することも可能です。

ぜひこの機能を活用し、日々の業務におけるデータ管理の効率化と安心感を手に入れてください。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。